大阪・関西万博のハンガリー館に注目！没入型シアターやレストラン&バーが大盛況

「大阪・関西万博」に参加している数あるパビリオンのなかでも、木を生かしたユニークな建築で注目を集めているハンガリー館。民族音楽が体感できるイマーシブシアターのほか、連日大盛況のレストランで提供される料理やドリンクを通して、日本と共通点の多いハンガリー独自の文化と魅力を知ることができる。今回は、編集部が実際に体験してみたパビリオンの内部を紹介！

森に見立てた建築や展示で文化を表現！

自然と伝統を大切にするハンガリーらしい、伝統的な農村文化の調和を表現した建築が特徴。展示だけでなく壁面に描かれたイラストなど、随所でハンガリーの文化が感じられる。

木の香りに包まれ、森を散策しているような演出の展示エリア。ハンガリーの民謡をモチーフにしたアートが並ぶ。ドームの屋根は干し草の山をイメージした木組みになっている。

西ゲート近くにあるセービングゾーンにあり、建物をおおう短冊状の通称「ヒラヒラ」は森に見立てたデザインで、風で葉っぱのように揺れる。

3階へ続く階段の壁面には日本とハンガリーを比較したイラストが。実は温泉大国で日本と似た文化も多いことがわかる。

お土産売り場も充実している。ハンガリーで作られたシロップやお菓子、パビリオンのキャラクター・ミシュカ(Miska)とマリシュカ(Mariska)のグッズなどがずらりと並ぶ。

民族音楽を体感！イマーシブシアター

展示エリアを抜けた先にあるドーム型のシアターでは、毎日15分ごとに民族音楽が体験できるライブが開催されている。美しくも力強く響き渡る歌声を、間近で聴ける特別な体験だ。

民族衣装で披露される歌は、言葉がわからなくても胸を打つほど美しい。星空の下にいるような神秘的な空間で、じっくりとハンガリーの世界に浸ろう。

伝統料理を現代風にアレンジ！

併設のレストランでは、ハンガリー料理に欠かせないパプリカを使ったメニューなど伝統料理をアレンジしたメニューが並ぶ。どれも高級レストランのような本格的な味わい！

人気のグヤーシュ・スープ2980円(写真手前)、口当たりさわやかな冷製パプリカのカッテージチーズ・クリーム詰め2980円(奥左)など、日本でなかなか味わえない品がそろう。

もっちり食感のカッテージチーズ団子とフルーツゼリー2980円などデザートも必食！
レストランはパビリオンの2階にあり、14時〜19時で営業。連日盛況のため、早めの時間がおすすめだ。

日本でハンガリー伝統の味を

シェフのヴィダーク・ゾルターンさんは、「地中海やアジアの食文化にもインスピレーションを受けてアレンジしました。日本の皆さんにも気に入っていただける味付けを意識したので、ぜひ！」とメッセージ。厨房の中が見えるつくりになっているので、料理をしているライブ感もぜひ味わって。

■大阪・関西万博「ハンガリー館」
期間：開催中～10月13日(月)
https://expo2025.hu/ja/

提供＝EXPO2025 Hungary

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取材・文＝大西健斗
撮影＝福家信哉