【実話】「母は不倫とパチンコに夢中だった…!」車に置き去りにされ、大人から迷惑がられた5歳少女の記憶【作者に訊く】

東京ウォーカー(全国版)

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「私が放置子だった頃の話」画像提供:山野しらすさん

山野しらす( @shirasu00mori )さんは、SNSやブログを中心に実話に基づく漫画をいくつも公開している。過去には「私が放置子だった頃の話」を投稿して注目を集めている。母親は不倫やパチンコ通いなどの日常を送りながら、一人娘を放置子にしてしまうエピソードだ。本作を描いたきっかけや母親の態度、裏話などについて山野しらすさんにインタビューした。

※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

「責任」を忘れた親たち… 語られにくい「子ども側の声」に、いまこそ耳を傾けたい

「私が放置子だった頃の話」01画像提供:山野しらすさん

02画像提供:山野しらすさん

03画像提供:山野しらすさん

SNSやメディアで「放置子」という言葉を目にすることが増えた。でも多くの場合、語られるのは「迷惑をかけられた側」の声ばかり。そのなかで、山野しらすさんが描いた本作、「私が放置子だった頃の話」は「放置子だった子ども自身の視点」を描いている。知人の体験談を聞いた山野さんは「その子の視点を通して『放置子』側のストーリーもみなさんに見ていただきたいと思った」と、作品を描きはじめたきっかけを教えてくれた。

主人公のしおりは、夏休みになると母親に一方的に友達の家へ預けられていた。友達との関係は続いたものの、大人たちからは迷惑がられていたという。服装は毎日同じで、お風呂にも入れてもらえず、学校でも浮いた存在だったそうだ。さらに衝撃的なのは、母親が不倫相手とパチンコに行くあいだ、しおりを車に置き去りにしていたこと。以前はパチンコ店内に連れて行かれていた時期もあったが、法律で18歳未満の入店が禁止されてからは車内に残されるようになったという。

「今だったらあり得ないですよね」と語る山野さん。「パチンコ屋に限らず、駐車場で子どもを待たせてはいけないことが常識となっていて、心からうれしく思います」と胸の内を明かしてくれた。

もちろん、母親も大変だったことは想像できる。けれど、不倫に明け暮れ、子どもをないがしろにすることは許されない。「最低限の責任を果たしてほしい」という山野しらすさんの言葉には、母親だけでなく父親への思いも込められている。本作「私が放置子だった頃の話」は、「放置子」という言葉の向こうにある「子どもたちの声」に、耳を傾けてみたくなる作品だ。

取材協力:山野しらす(@shirasu00mori)

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