「娘がパパ活していました…」ご飯だけ1万円、顔合わせで…甘い誘いの裏に隠された真実と、リアル女子高生の悩み【作者インタビュー】
東京ウォーカー(全国版)

高校生の千紘は、中学時代の旧友から「1時間ご飯を食べるだけで1万円」といったパパ活の話を聞き、安易な気持ちでその世界に足を踏み入れる。しかし、のちに警察が母親に連絡を入れ、千紘の行動が発覚。自身の経験と現役女子高生への取材をもとに、グラハム子(@gura_hamuco)さんが描いた新作『娘がパパ活していました』では、パパ活に関わった若者たちの心の葛藤を描いている。
「顔合わせだけで2万円」の甘い誘い



千紘は、渋谷の私立女子高に進学。周囲の同級生たちは大人っぽく、遊びにお金をかける姿を見て、バイトを始めた。そこで「1時間ご飯を食べるだけで1万円」と言われ、パパ活を始めたものの、次第にその甘い誘いの裏に隠された真実に気づいていく。しかし、パパ活男性が求めるものは「ご飯を食べるだけ」では済まされない事実が千紘を待っていた。
グラハム子さんは、取材を通じてパパ活の現実をより深く知ることとなった。特に、SNSを通じて気軽に知らない人と繋がる現代の若者たちが抱える危機感のなさに驚き、危険に巻き込まれるリスクを改めて認識したという。千紘のパパ活が引き起こす問題は、彼女にとっても家族にとっても予想外の展開を見せ、母親がどのように対応すべきかを考えさせられる場面が描かれている。
グラハム子さんは、「親としてどうあるべきか?」というテーマを扱う中で、娘を持つ親としての思いと、若者としての無知や純粋さが引き起こす問題に焦点を当てた。「パパ活を始める前に気づくべきこと、そして違和感を無視しないことが重要」と語り、特に性に関しては嫌悪感や不安を感じた際に自分の感情に従う大切さを強調した。
また、作中では娘と母の視点を両方描くことにこだわり、どちらもが精一杯生きていることが伝わるよう意識。パパ活問題に直面した親子がどのように向き合うべきかを描くことで、読者に考えさせる要素を加えている。「パパ活は遠い世界の話だと思っていたが、実際には身近に存在している」とし、物語を通して読者に警鐘を鳴らす。
取材協力:グラハム子(@gura_hamuco)
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