「じ、地獄…」羞恥心に身悶え!?不良がぶち込まれた施設とは?「想像と違った」と読者絶賛!!【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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毎日深夜まで徘徊し、まだ10代なのに飲酒・喫煙も当たり前の若者たちが街中にあふれている。東京の「トー横」、大阪の「グリ下」、名古屋の「ドン横」、福岡の「警固界隈」…家にも学校にも居場所がない彼らは吸い寄せられるかのようにそういった場所へと集まっていく。しかし、本作『ようこそ、ぽかぽか幼稚園』は違った。そんな若者たちが最後に行き着く場所を描いた物語である。

居場所がない彼らが行き着く場所とは?墨染清(@sumizomesei)


居場所がない彼らが最後に行き着く場所とは――?不良少年の宗司は何度も警察の世話になっていた。交番勤務の東はそんな宗司に対し親身に向き合ってきたが、ついに「俺がかばってやれるんも限界やで」と突き放す。宗司は「どこにでもぶち込めや!!」とイキがり、覚悟はあるし泣き言も言わない、後悔もしない、と啖呵を切るのだが…。

「おしりふりふり~~~!」「みんなでアヒルさんになっちゃお~~~!」。数時間後、宗司は園児たちとともにおしりを振っていた。彼がぶち込まれた場所とは、少年院でも刑務所でもヤクザの事務所でもなく、ただただひたすらかわいい園児が通う幼稚園だった!

「じ…地獄だ」。園児たちにダンスが下手だと指摘される墨染清(@sumizomesei)


本作『ようこそ、ぽかぽか幼稚園』の作者は、2017年冬期のゲッサン新人賞(小学館)や、2021年5月期の新世代サンデー賞(小学館)で佳作受賞の経歴を持ち、2024年12月まで「DLsite comipo」(viviON)にて『強がりユキヒト君はデレたくないのに』を連載していた漫画家・墨染清(@sumizomesei)さんだ。墨染さんに本作について話を聞いてみた。

見てる読者まで恥ずかしくなってしまう展開だ墨染清(@sumizomesei)

――読者から「荒んだ心に染みる...」「仕事で折れかけてるメンタルに響く…私も行きてぇ」という声が届いていましたね。この“厚生施設”の設定を思いついたきっかけは?

最初に「孤独を抱えた不良高校生をメインに描きたい」という構想がありました。そこから、「彼の心を救える舞台はどこだろう」と考えた末にたどり着いたのが今回の“厚生施設”です。

私は、幼稚園という場所には人生における大切なことの“基礎”がすべて詰まっていると思っていまして、そんな場所なら、主人公の心にも自然と癒やしが届くんじゃないか…と結論づけました。


――「これ絶対連載してほしい」「ラストで登場したギャル編が見たい」という声が見受けられ、作品には「#続きを全裸待機」というタグもつけられてましたね。続編のご予定は?

残念ながら、単純に制作の時間が確保できないため、現時点では予定はありません。ただ、裏を返せば、私の筆がもう少し速くなって、時間が作れるようになれば、ぜひ続きを描きたいと考えています。

作品中盤では、宗司の壮絶な過去も明らかに…!墨染清(@sumizomesei)

本作『ようこそ、ぽかぽか幼稚園』には、「いつの時代にも必要なものを教えてくれるいい作品だ」と作品を絶賛する声や、「思ったのとめっちゃ違ったけど、めっちゃいい」「最初に思ってたんと違うー!ってなったけど(笑)、結果とてもよかったです!」などと、プロローグからイメージするストーリー展開との違いに、いい意味で裏切られた読者が多かった様子…そのあたりもぜひお楽しみに。

取材協力:墨染清(@sumizomesei)

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