全国約450のエントリーから選出!「Peatix コミュニティアワード 2025」の受賞者が決定
東京ウォーカー(全国版)
「コミュニティの力で世界をアップデート!」を合言葉に、2025年5月28日に初開催となった「Peatix コミュニティアワード 2025」。全国から約450のコミュニティがエントリーし、33の受賞コミュニティが選出された。
本記事では、同イベントの詳細や受賞コミュニティの内容を紹介する。

「Peatix コミュニティアワード 2025」とは?
「Peatix コミュニティアワード 2025」は、イベントコミュニティのプラットフォーム「Peatix」(ピーティックス)を運営するPeatix Inc.が初めて開催した表彰イベント。今回のアワードでは、「Crossover Playground」をテーマに掲げ、多様な人々が垣根を越えて交わり、“遊び心”とともに新しいつながりを見つけ出す場として企画された。
このアワードを主催するPeatix Inc.は、2011年にサービスを開始した日本最大級のイベントコミュニティプラットフォーム。小規模な勉強会や趣味の集まりから、大規模なフェスティバルやカンファレンスまで、ジャンルや規模を問わず幅広く活用されており、年間のイベント参加者数は約520万人にのぼるという。
また、オンライン・オフラインを問わず常時2万件以上のイベントが掲載され、日本を中心に、アメリカやシンガポールなど22カ国でサービスが展開されている。毎月1000を超える主催者が新たにPeatixを活用し、コミュニティ活動の起点として機能しているそうだ。
「Peatixコミュニティアワード」は、そうしたイベントやコミュニティの価値に光を当て、社会に広がるつながりや活動の可能性を称える新しい取り組み。単なるイベント告知やチケット販売の枠を超え、人と人、人と場、そして人とアイデアが交差する“プレイグラウンド”としてのPeatixの役割を象徴するアワードとなった。
今回は、「つながり」「出会いと発見」「エンパワーメント」の3つの観点を重視して審査が行われた。「つながり」とは、人と人が出会い、互いを尊重し合える関係性を生む活動であるか。「出会いと発見」は、参加者に新たな体験や学びを提供する場であるかどうか。「エンパワーメント」は、誰かの「始めたい」という意志を応援し、その実現を支える仕組みが備わっているかが評価の基準となる。
これらの基準に基づき、選考は「ダイバーシティ&インクルージョン」「ソーシャルグッド」「地域活性」「テクノロジー」など全11カテゴリーに分けて実施され、さまざまな分野から選出された合計33のコミュニティが受賞対象となった。
高校生やママさんも!受賞コミュニティの詳細
ここからは、受賞コミュニティの中の一部をご紹介。
「ふくいSMILEアクティ部」
福井県の高校生が自ら企画運営する高校生主体のコミュニティ。北陸新幹線の福井県開業に合わせて設立され、自由で参加しやすい活動形式が特徴。100名以上が所属し、毎年理事が交代するNPO法人として進化を続けている。清掃活動やフェス、中学生向け授業など多彩なイベントを通じてつながりを育み、福井の魅力を発信。若者ならではの視点で地域を活性化させている点が高く評価され、「地域コミュニティ賞」を受賞した。

「KAIGO LEADERS」
2013年にスタートし、オンライン空間「SPACE」での交流や、年間110回以上のイベント、独自の学び「自由研究」などを通じて新たな視点を創出。介護の現場から社会全体への提案を行っている。介護についての前向きな情報交換や学び合いの場を提供し、介護職だけでなくあらゆるバックグラウンドを持つメンバーの交流により新たな視点やアイデアが生まれている点が評価され、「ソーシャルグッドコミュニティ賞」を受賞。

「母親アップデートコミュニティ」
国内外問わず200名を超える母親たちが集う「母親アップデートコミュニティ」は、心理的安全性の高い“部活動形式”のつながりを通して、メンバーそれぞれが“ひとりの自分”として挑戦できる場を提供している。これまでに1200回以上のイベントを開催しており、小さな役割からでも参加できる仕組みを整えることで、育児や家庭、仕事の状況にかかわらず、継続的に関われる柔軟な参加スタイルを実現。挑戦と学びが循環し、メンバーの自発的な関わりを生み出している。運営体制とミッションが真っ直ぐに結びついた設計は、持続可能性のあるモデルとしても高く評価され、「ダイバーシティ&インクルージョン賞」を受賞。

そのほか、「パパ育コミュ」「Neccoカフェ」「ONE JAPAN」「LITTLE ARTISTS LEAGUE」など、地域や立場関係なく共創するコミュニティが選出された。
今後への期待とPeatixのビジョン
近年の急速な社会変化や価値観の多様化に伴い、個人の孤立感や“居場所”の希薄さが社会課題として浮き彫りになっている。そんななか、共感や信頼、関係性を土台とした「コミュニティ」の存在価値が高まっており、オンライン・オフラインを問わず誰もが安心して参加できるつながりの場は、人々の挑戦や自己実現を支える新たな社会インフラとして機能し始めている。
こうした背景を踏まえ、Peatix Japan代表の藤田祐司さんは「このアワードをきっかけに、もっと多くの人にコミュニティの魅力が届き、新たな連携や挑戦が生まれていくことを期待しています。私たちも対話を重ねながら、“コミュニティを支えるプラットフォーム”として進化していきたいです」と語った。
13年以上にわたり、多くのコミュニティを支えてきたPeatix。今後も、“つながり”を原動力とする新たな社会の形を提案し続けていく。現代を生きる私たちにとって、地域やテーマを越えた仲間とのつながりは、これからの社会に欠かせない価値となるだろう。2026年以降の開催にも注目が集まりそうだ。
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