「新人に辞められたら困る」厳しさはパワハラか?無自覚にパワハラをしていた先輩が改心する話【作者インタビュー】
東京ウォーカー(全国版)

「この資料、何がダメなのかわかる?」教育係の坪川は、威圧的な態度で口調も怖い。後輩は委縮しつつ「すみませんでした。次はもっと頑張ります」と、謝罪。それでも坪川は、「頑張るって言葉で、努力した気になってるだけだよね?」と、さらに追い詰めてくる――!?「同じ顔の女」で12万いいねを獲得した白梅僚人(
@eiichi_manga
)さんの新作漫画「心のおブス絶対殺すマン」を紹介しよう。
きっかけ1つで人は変われる



本作「心のおブス絶対殺すマン」は、後輩の指導係である坪川が上司に呼び出され、教育係を降ろされるところから始まる。会社の人たちから頼られていたはずなのに、いつの間にか「できない人」が気になるようになり、言い方がきつい、感情的だと気づかなかった。しかし、突如現れた魔法少女補佐に声が出ないように魔法をかけられてしまい、周りと会話をせずに過ごすことに。少しづつ会社全体の雰囲気がよくなっていることに気づいて主人公坪川が改心する話だ。
作者の白梅さんが本作を描いたきっかけは「過去にパワハラじみた言動を受け不快な思いをしたことがありました…(笑)」と自身のパワハラ体験からで、「しかしあるとき、『指導者の指導内容そのものには、ためになる部分があったかもしれない』と気がつき、相手の印象が、“パワハラする怖い人”から“適切な指導や感情コントロールする心の余裕がない人”になって、そこに人間らしさを感じたんです」とのこと。
白梅さん的に本作の見どころは、「無自覚にパワハラをしていた主人公が改心するシーンです!パワハラをしていた主人公が何を考え、最後どのように改心するのか」という部分。そして「魔法少女補佐のたぬきの『たぬきゃ』がかわいく描けたので、そちらもぜひご注目ください!」とキャラクターも注目ポイントだという。主人公には救われてほしいと考えていたそうで、「人間は誰しも本作の主人公のように『心のブス』を持っています。本作の主人公も私たちも、ちょっとしたきっかけがあれば『心のブス』を退治してより美しく生きていくことができるはずです。そう信じていたいので、このラストを描きました」と語ってくれた。
取材協力:白梅僚人(@eiichi_manga)
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