【ペットを看取る】「終わりの日は来る」「残りの時間を意味あるものに」15歳愛犬の介護の日々… 不安に襲われる飼い主に泣ける【作者に聞く】
東京ウォーカー（全国版）
X(旧Twitter) を中心に漫画を公開しているあみだむく
(@higemoku)
さんは、「愛犬の老いに直面する話」を投稿すると8.2万超えのいいねを獲得。主人公の青年が愛犬の老いに向き合う心情などがリアルに描かれている。ペットを飼っている人なら、誰もが一度は経験する出来事ではないだろうか。本作の誕生秘話や実体験などについて、あみだむくさんにインタビューした。
このあたたかさもそのうち…覚悟はしつつも、つい考えてしまう
作者あみだむくさんが漫画を描くようになったのは、小学生のときに友達と遊びながら描いていたのが始まりだという。
飼っていた愛犬との日々で感じたことをもとに描いているという本作「愛犬の老いに直面する話」。本作が誕生したきっかけについて、あみだむくさんは「14歳半ば頃から急激に老いて行く愛犬を見て、いつか終わる日を意識し不安を感じたのでそれを少しでも前向きなものにしたかったのと、そのときの気持ちや犬との他愛ない出来事を覚えておくために漫画にしました」と語る。
自身も愛犬介護の経験から「その老いの速さを目の当たりにしていると気持ちが追いつかず、焦りが出てきて不安を感じていました」と、飼い主がペットの最期を想像してしまう状況なども話してくれた。
また、あみだむくさんは「今後もさまざまなジャンルで描いていきたいと思っています。歳を重ねるごとに描きたい題材も変化してきたと感じているので、その時々に思ったことや感じたことを上手く漫画に描き出せたらいいなと思います」と語った。
老いに対する想いは、人もペットも変わらない。言葉の話せないペットに対してならなおさらだ。主人公が抱える焦りや不安が痛いほど伝わる、心に響く物語だ。
取材協力：あみだむく(@higemoku)
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