痴漢被害を母親に伝えると「ホントに触られてた?」とバカにされる。性被害のトラウマを抱えた漫画家が実体験を赤裸々に描く【著者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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隣で見ているおじさんにお尻を触られている…!?画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

小学校低学年で見知らぬ男性からお尻を触られたり、小学校高学年のときに義理の父親が布団に入ってきた…性被害のトラウマを抱えた漫画家・魚田コットン( @33kossan33 )さんの「スカートの呪いが解けるまで」を紹介したい。結婚・出産を経て、一見性被害の呪縛から解放されたように見えるが、未だ性的な視線には敏感で「自分の子どもにはスカートを履かせたくない」と本書では綴られている。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。


自分の子どもにはスカートを履かせたくない

スカートの呪いが解けるまで_01画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

スカートの呪いが解けるまで_02画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

スカートの呪いが解けるまで_03画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

幼い頃からお人形ごっこや女の子向けアニメごっこなどの「ごっこ遊び」もつまらなく、スカートが苦手であったという魚田コットンさん。祖母や母親は「かわいい女の子像」を求めてフリフリのワンピースやスカートを履かせてくるのが嫌だったという。

魚田コットンさんは低学年の頃、友達と健康ランドへ行きゲームコーナーで遊んでいると、見知らぬおじさんにお尻を触られた過去があるという。そのことを母親へ相談した際に「ホントに触られてた?ちょっと触られただけやろ」とバカにした口調で返されたという。当時のことを「『わざわざ言うことじゃなかった?』と、自分を恥じました。洋服の好みも受け入れてもらえず痴漢被害もバカにされ、母親へ言い出しにくい環境が整っていきました」と幼いころに感じた思いを語ってくれた。

実体験を赤裸々に描いている本作「スカートの呪いが解けるまで」はもともとブログでのエッセイ漫画であったという。「ブログを描いている間にも、同じような経験をされた方からコメントやDMなどをいただけるのですが、現在私が結婚し子どもを育てているというのが、その方たちにとって希望になっている部分もあったようで、とても感謝されて逆に私の希望になったというのが『こういう漫画を描こう』と思った決め手でした」と教えてくれた。

最後に「同じような体験をした方にも読んでもらいたいのはもちろんですが、知らない人や男女ともに読んでほしいと思っていますので、ぜひお手に取っていただけるとうれしいです!よろしくお願いします」と読者へメッセージを残してくれた。本作を読んで性被害についてもう一度深く考えてみてほしい。


取材協力:魚田コットン(@33kossan33)
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