推し活が充実すると話題の「ライブ・ビューイング」を実際に体験!「BABYMETAL」イギリス単独公演の映画館生中継の様子をレポート

東京ウォーカー(全国版)

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チケットが入手困難なコンサートや、遠征ができずにあきらめた公演などを、近くの映画館でリアルタイムに観ることができる「ライブ・ビューイング」。迫力の大画面&大音響で、本会場さながらの空間を体験できるのが特徴だ。チケットはプレイガイド(チケット販売代行サービス)でサクッと購入できるし、入場料も本公演よりお手頃というのもうれしいところ。本稿では、そんなライブ・ビューイングを実際に体験し、レポートする。

BABYMETALのロンドン公演を新宿で楽しんできた!ライブ・ビューイングは、拍手や手拍子、公演グッズを使用してアーティストを応援できるのも魅力


ライブ・ビューイングのメリットやマナーは?

ライブ・ビューイングの最大の魅力ともいえるのが、チケットの購入が難しい公演を、本会場の熱気や臨場感を味わいながら、映画館の大スクリーン、大音響で鑑賞できるということ。一般的にツアーファイナルや千秋楽は人気が高く、チケットを取りにくい傾向にあるが、これらのレア公演もライブ・ビューイングなら、鑑賞のハードルがグッと低くなる。

ライブ・ビューイング会場に広がる“ペンライトの海”。本会場と同じ感覚を味わえる

また、みんなが気持ちよくライブ・ビューイングを楽しむために、会場でのマナーを確認しておくことが重要だ。声援を送ったりかけ声をしたりする際は、周囲の迷惑にならない声量で。ペンライトやサイリウムを使用できる公演も多いが、自分の持っているものがマナー違反にならないかチェックしよう。


「BABYMETAL」イギリス単独公演の生中継の会場へ潜入!

今回参戦したのは、イギリス&ヨーロッパ各国でアリーナツアー「BABYMETAL UK & EUROPE ARENA TOUR 2025」を開催中のBABYMETALによるイギリス「THE O2アリーナ」単独公演の映画館生中継。現地時間5月30日に、“日本人アーティスト初の単独公演”として行われ、その模様が日本の映画館で生中継されたのだ。これを、べビメタファン(通称=メイト)であるモデルの池上秀治さんが、新宿ピカデリー(東京・新宿)にて楽しんできた。

早朝5時から行われた新宿ピカデリーのライブ・ビューイングへ!

「BABYMETAL UK & EUROPE ARENA TOUR 2025」のファイナル公演として行われた同ライブ。約2万人を収容するTHE O2ではチケットがソールドアウトし、早朝5時から行われた新宿ピカデリーのライブ・ビューイングのチケットも完売となった。

チケットは全席指定でグッズ引き換え券付き

チケット1枚に付き、「BABYMETAL オリジナル刺繍タオルハンカチ」1枚が付いていた

早朝にもかかわらず、BABYMETALのコスプレをした人を含め多くのメイトが詰めかけた同館。THE O2のステージが暗転すると、新宿ピカデリーも熱気に包まれ、一曲目の「BABYMETAL DEATH」が始まると大きな歓声が沸き上がる。

ワクワクで開始を待つ池上さん。貴重なグッズを手に記念撮影

盛り上がる現地。約2万人を収容するTHE O2のチケットはソールドアウト!

新宿ピカデリーのライブ・ビューイングの様子

3曲目の「PA PA YA!!(feat. F.HERO)」では、タオルや、生中継のチケットを購入した人にプレゼントされたハンカチを振るパフォーマンスで、新宿ピカデリーも大盛り上がり!5曲目の「メタり!! (feat. Tom Morello)」で、SU-METAL(スゥメタル)が「Are you ready?」とオーディエンスを煽ったシーンでは、池上さんも、さらなる勢いでハンカチを振り回した。

会場内でも歓声が沸き上がる

そして、看板ナンバーの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」がスタートすると、疾走感のある演奏の中、炎の演出で包まれたTHE O2のフロアでは激しいウォール・オブ・デス(観客が一斉にぶつかり合うモッシュ)が発生。この激しさに池上さんは驚きつつも、「キツネ 飛べ!」の部分では、フォックスサイン(キツネの形にした手)を交差させて、しっかり一体感を堪能した。

熱を帯びる館内。立ち上がって声援を送る観客も

フォックスサインを高く掲げる現地のメイトたち

現地のフロアでは巨大なウォール・オブ・デスも発生していた

新曲も披露され感慨深げな池上さん

イベント終了後、ファンに感想を聞いてみると、「『Kon! Kon! (feat. Bloodywood)』や、『Sunset Kiss (feat. Polyphia)』、『Song 3 (BABYMETAL x Slaughter to Prevail)』などの新曲が聞けてよかったです!すぅちゃんのすごさをあらためて感じました」と興奮冷めやらぬ様子。「盛り上がる曲がたくさん入っていて楽しかったです」と満足げだった。

「すぅちゃんのすごさをあらためて感じました!」

顔を白く塗って参戦した男性は「いい意味で“狂って”いた!ロンドンの『THE O2』を埋められるなんて相当なもの。すごい存在になっちゃったな~と思います。“早朝からのライブ・ビューイング”というのも、BABYMETALらしい試練かなと(笑)」とニッコリ。

「THE O2を埋められるなんて相当なもの」とBABYMETALの成長ぶりを絶賛していた男性

「顔を白く塗っている人はみんなお友だち!」と話すメイトと一緒に記念撮影!「イギリスの仲間たちとも繋がれて、ライブ・ビューイングって最高!」

池上さんにライブ・ビューイングの感想を聞いてみると、「生のライブはもちろんいいんですけど、ライブ・ビューイングは周りを気にせず集中して見られるのがすごくいい!人との距離感を気にする現代人向きなんじゃないかな~と思いました。かといって個々別々なわけではなく、同時に感動を共有できているという会場内の一体感もある。そして『THE O2』のフロアの盛り上がりや、生のライブだとなかなか難しいメンバーの表情もしっかり見られて大満足です!」と語ってくれた。

なお、「BABYMETAL UK & EUROPE ARENA TOUR 2025 SPECIAL ARENA SHOW IN UK "THE O2" Live Viewing」は、生中継のほか、同日午後にディレイ・ビューイングも実施された。

ライブ・ビューイング・ジャパンの担当者に話を聞いた

今回の生中継&ディレイ・ビューイングについて、ライブ・ビューイング事業を展開するライブ・ビューイング・ジャパン(以下、LVJ)の担当者・サイトウさんに話を聞いた。

【サイトウさん】 BABYMETALさんの世界的な躍進と、LVJの持つ高品質な中継技術を融合させることができ、アーティストとファンの新たな接点を生み出す体験となりました。

技術面では、ヨーロッパやアメリカなど、海外のどの地域からでも“リアルタイムでのライブ中継”を実現できたというのがアピールしたい点です。LVJが培ってきた映像・音響・配信技術により、国内外問わず安定した上映クオリティを提供できました。「どこでもライブを届けられる」という配信技術の可能性そのものを体感できる場となりました。

今回は、早朝5時からのライブ本編の中継だけでなく、その前にBABYMETALさんのこれまでの軌跡(過去のライブ映像)もあわせて上映したのですが、ロンドン公演は日本時間で深夜帯となるため、“オールナイト生中継”という特別感のある構成でお届けできました。ファンにとっては“特別な一夜”になったのではないかなと思います。

ロンドンの会場は運営規定(レギュレーション)が厳格で、ステージ撮影・機材搬入・配信設備に関するやり取りは、日本の現場とは異なる独自ルールもあり、調整に時間を要しました。また、英語による契約・確認・技術的仕様のすり合わせなども発生し、言語・文化の壁によるコミュニケーションの難しさが課題の一つとなりました。しかし、現地スタッフと日本の技術チーム(オールジャパン体制)の連携により、慎重に進行管理を行い、実現にこぎつけることができました。

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取材・文=平井あゆみ
撮影=島本絵梨佳

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