「私の正体を暴いてください！｣―謎の転校生の｢ヒミツ｣を解き明かすゲームの結末に泣けると反響多数！【作者に訊く】

転入生・山田花子(仮名)。本名・出身・趣味、すべて“ヒミツ”で「私のことは何も話せません。その理由も言えません」というワケありな転校生、その正体は？今回は牧 彰久( @aki_maki )さんの創作漫画「ヒミツだらけのあの子の正体」を紹介するとともに創作のきっかけや作中のこだわりについて聞く。本作は、X(旧：Twitter)で4.5万以上のいいねを集め、彼女の正体がわかるラストに「泣いた」「ハッピーエンドでよかった」などの反響コメントが寄せられた。

正体不明の転校生とクールな優等生… 転校生の「ヒミツ｣が明かされた瞬間に過去も未来も動き出した

｢名前も出身も全部ヒミツ」――そんな転校生が来たら、誰だってざわつくだろう。本名非公開、プロフィールも謎だらけの山田花子(仮名)がやってきたのは、ある高校の教室。初対面から「私のことは話せません」と言い切る驚きの自己紹介に、生徒はクモの子を散らすようにはけていった。

謎すぎる転校生に興味を持つ男子。しかし、学年トップの日向和彦は「興味ないな」とバッサリ。学校でも常に一人で勉強をしていて、近寄りがたい雰囲気を放っていた。しかしある日、山田花子が和彦に近づき｢私の正体を暴いてください！｣とゲームを持ちかけ、二人の｢ヒミツ当てゲーム」が始まった。ところが、本性を知れば知るほど、彼女は昔知り合った少女に似ていて…。

転校生のヒミツが解け、再会を果たすまでの物語が描かれている本作、｢ヒミツだらけのあの子の正体｣は、2017年に漫画の新人賞を受賞。作者の牧さんにとって思い入れの強い作品だという。反響の多さに驚きもあるという牧さんは、「パフェで泣くところしかり、その時に起こる主人公のフラッシュバックしかり、今読み返すと読者に『何が起きているんだろう？』と謎を提示し続けていく作品にしているな〜と思いますね。飽きさせずに読ませようという努力が垣間見えます｣と、作品を振り返った。

謎だらけの彼女の秘密をあなたは見抜けるだろうか？｢ヒミツだらけのあの子の正体｣、ぜひラストまで見届けてほしい。

取材協力：牧 彰久(@aki_maki)

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