オタ活に集中したい2人が即日結婚!?「交際0日婚」でもうまくいく！利害一致の「最強の共同生活」【作者に聞く】

同人誌を描きたい女と漫画家になりたい男が、交際0日で入籍した！お互い漫画に没頭できるというメリットしかない結婚の行方は？砂履シンシャ( @shisenraran )さんの「オタ婚のススメ！(快適なオタ活を求めて交際0日結婚した男女の話)」を紹介するとともに著者に話を聞いた。

「恋愛よりも趣味が大事」そんな2人が結婚したらどうなる？

「恋愛抜きのお見合い交際0日婚でも結婚は成立するのか？」という新たな視点から誕生した漫画「オタ婚のススメ！（快適なオタ活を求めて交際0日結婚した男女の話）」は、オタク同士の共生を描いた異色の物語だ。

作者の砂履シンシャさんがこの作品を描くきっかけとなったのは、過去の連載作品終了後、X(旧：Twitter)でのある投稿だった。描き残したテーマへの想いをつぶやいたところ、編集者さんから「その視点で新たな漫画を描いてみないか」と声をかけられたことが出発点だった。そこからお見合いで出会い、趣味に集中するために即日結婚した2人の物語が生まれた。主人公たちは、恋愛に興味はないが漫画や同人活動に情熱を注ぐ者同士。家庭や世間からのプレッシャーを回避し、自由な創作環境を得る手段として「結婚」を選んだ。

キャラクター作りで砂履シンシャさんは「今、結婚を意識するような年齢を迎えている世代が抱える悩みや欲求を表現できるキャラにしようというところを意識して2人のキャラを設定しました」と語る。ご自身もそういう年齢だからか周りの友人の結婚に対しての意見も参考に「結婚を意識するような年齢でかつ、趣味をとても大事にして生きてきた男女」に決めたそう。

とくに印象に残っているシーンについて砂履シンシャさんに聞いてみると、「1ページ目の複写式の婚姻届をもらって、『いらね～』と思ってる2人です。距離感があることを示したくて、最初でそれを伝えられるよう試行錯誤したので」と教えてくれた。今後は「こんな風に趣味を大事にできる結婚生活ならしてみたいかも、と思ってもらえるお話を描いていきます」と意気込みも語っている。

取材協力：砂履シンシャ(@shisenraran)

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