「パパの洗濯物を洗濯機に入れないで」思春期の娘に父親は邪険にされる…ツンデレ娘の胸アツエピソードに心撃ち抜かれる人続出【作者に聞いた】

「パパの洗濯物をさ、勝手に洗濯機に入れないでって、私言ったよね？」高校生の娘は不機嫌そうに言う。「一緒に洗濯するのは嫌な年頃か…」父は、とうとうそんな日が来たかとショックを受けた。しかし、ツンツンしている娘は実はパパが大好きで――？娘の返しにデレる読者が続出する、こばやしたけし( @attake_ )さんの「父と娘の日常。」を紹介するとともに、創作の経緯や今後の展開について話を聞いた。

ツンデレ娘の本当の優しさにキュンが止まらない！

高校生くらいになると、娘が父親に対して急にそっけなくなることがある。作者のこばやしたけしさん自身も、そうした変化を実体験として感じてきたという。このよくある父娘の関係性を逆手に取り、「一見きついことを言う娘だけど実は父を思っての発言だった、というギャップを描けばおもしろいんじゃないかな」と思ったのが、この漫画を描いたきっかけだとこばやしさんは話す。

父親がほとんど登場しないことについては、「特に深い意味があるわけではない」と前置きしつつ、あえて理由を挙げるなら「読者に父親の視点を擬似体験してもらうため」だという。読者が父親目線に近づけるよう工夫しているそうだ。

思春期の娘の“ツンツンした態度”は、普段の何気ない日常の中から生まれてくるという。作者自身は父親の立場で生活しているが、あえて「娘の視点で見たらどう感じるか？」という逆の視点を意識することで、セリフや行動のヒントを得ていると語るこばやしさん。日常のささやかな出来事のなかに、娘の複雑な心情や父への想いを描く素材が詰まっているのだ。

作品づくりにおいて特に意識しているのは、父娘の関係をあえて“ベタベタさせない”ことだという。娘が父親に甘えすぎたり、父が娘に甘々すぎたりすると、ただの溺愛関係になってしまい、リアリティや面白みに欠けてしまう。だからこそ、表立った愛情表現は避け、「何気ない会話」の中に互いへの思いやりをにじませるようにしているのだ。

ツンとしながらも実はパパ思いな娘のギャップが気になる人は、ぜひ「父と娘の日常。」を読んでみてほしい。

取材協力：こばやしたけし(@attake_)

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