【ねこ漫画】猫は嘘をつく!?読者から「あざとい」「通れるか通れないかの問題じゃないのよ」の声【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
犬は人に付き、猫は家に付くという。これは、犬は人に懐くが、猫は家に愛着を持つ動物であることを示す言葉である。そんな特性を持つ猫の飼い主にとって、とても心配なのが「引っ越し」。新しい場所に猫様が懐いてくれるかヒヤヒヤする一大イベントだ。

漫画家の久川はる(@hisakawa_haru)さんも一抹の不安を抱えながら、愛猫と一緒に引っ越しをしたひとりである。久川さんは大の愛猫家で、猫が好きすぎるあまり保護猫と暮らす毎日を夢見て、ついにはその夢を実現。今では元野良猫のミコさんと幸せな日々を送っており、その愛にあふれた日々を漫画で綴っている。

さて、久川さんの愛猫・ミコさんの引っ越し先での反応やいかに!?久川さんの心配をよそに到着後すぐにリラックスする姿を見せてくれたミコさんだったが、新しい転居先にはひとつ大きな問題があった!それは「ふすま」!ふすまの一体何が問題だったのか?
本作『構われたくて嘘をつく甘えんぼ猫の話』をSNSにアップすると、読者からは「うちもありますぅ!ふすまじゃないけど」「猫あるあるですね」「あざといおねだり…かわいいなぁ」「通れるか通れないかの問題じゃない。飼い主が構ってくれるかどうかなのね!」などの声が届いた。

今回のエピソードについて久川さんに話を聞いてみた。
――転居先でのミコさんの順応力はさすがでしたね!確か野良猫だったミコさんを保護したときも鬼の人懐っこさでしたよね?
はい。保護して家に連れてきた1日目の夜から、自主的に腕枕されに布団に入ってくる子でした。腕を差し出したら頭をのせてきて、とても満足げにゴロゴロ言って寝てしまいました。
――家猫初日でその様子だと、転居くらいはミコさんにとってはお茶の子さいさいだったんでしょうね…!
最初こそ姿勢を低くして部屋中の匂いをくんくん嗅ぎながら歩き回っていたので少し心配したんですが、ものの1時間後には新居に置いたトイレでさっそく用を足していました。あまりの順応の早さに「肝が据わってるなあ」と感心しました。
――本作はミコさんの“かわいい嘘”に焦点が当てられてますが、読者からは「あざとい」の声もあがっていましたね。ミコさんのかわいい嘘について、久川さんのお気持ちは?
仕事部屋のドアはノブ式なので、ミコさんが自由に出入りできるよう普段から少しだけ開けているのですが、それでも隙間からじっと私を見上げて「開けて~」とアピールしてくることがあるんです。誰もいない部屋の半開きのドアは普通に押して入っているので、ミコさん自身、軽く押せば入れるのをわかっているはず。なのにあえてこちらにお願いしてきます。そんな計算高さも含めて全部かわいいです。

本作では、ミコさんの嘘が見事にバレてしまうオチの部分までぜひ楽しんでほしい。嘘がバレても形勢はミコさんの方が優勢で、久川さんは常に劣勢を強いられている様子がなんとも愛おしい…。
久川さんが描いた『愛されたがりの白猫ミコさん』は重版出来もしている人気のコミックエッセイである。書籍には描き下ろしエピソードやミコさんとの出会いや保護当初の出来事なども収録。また、ミコさんの秘蔵写真も多数収められたお宝本となっているのでぜひチェックしてみて。
取材協力:久川はる(@hisakawa_haru)
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