【大阪】麺職人が王道の醤油ラーメンを追求!「麺一盃」の喜多方醤油中華そば
関西ウォーカー
話題店が多い大阪のラーメン界でもキラリと輝く店主たちがいる。2017年、精力的に活動する麺職人にスポットライトを当ててご紹介。今回はラーメン激戦区「塚本」で人気を博する「麺一盃」の店主、日吉陽一郎さんに注目。<※情報はラーメンウォーカー関西2018(2017年10月6日発売号)より>
「専門店の時代だからこそ独自の清湯と白湯を追求」
新たなラーメン激戦区として、今関西のラーメンファンの注目を集めている塚本駅界隈。2010年9月の開業から、このエリアをリードしてきたのが「麺一盃」だ。店主の日吉陽一郎さんは北海道で修業し、20代のころに縁のあった塚本で、シンプルながらも味わい深い中華そばを提供し続けている。2017年6月には満を持して2号店をオープン。それに伴いセントラルキッチンの設立や1号店と2号店でのメニューの棲み分けも行われた。名実共に激戦区を牽引する人気店として、ラーメンのクオリティと店の規模が着実にステップアップをしている。

「喜多方 醤油 中華そば」(750円)。豚骨、鶏ガラ、魚介の旨味と醤油のコクが合わさったふくよかな味わいのスープ。自家製平打ち麺はモチモチなうえにスープののりもよく口いっぱいに風味が広がる。■ラーメンデータ<麺>中太・平打・縮れ+手もみ/製麺所:自家製麺・150g <スープ>タレ=醤油 仕上油=鶏油、魚介油、背脂/濃度こってり○○●○○種類:豚骨、鶏ガラ、魚介

濃口醤油で作った甘目のつけ汁が日本そばを思わせる「東京 醤油つけそば 特製」(1050円)。山椒を入れると風味がアップ。甘目のつけ汁と麺の相性が抜群!

修業経験はあるものの、現在提供している中華そばは店主の独学。喜多方ラーメンをモチーフに理想の味に近付けた。

中華そばのスープとつけそばのつけ汁に使うタレは、5種類の醤油をブレンド。1867年創業の島根県にある老舗「井上醤油店」の「古式じょうゆ」が味の決め手に。

国産小麦を使う自家製麺で勝負!喜多方ラーメンを研究し、店主が開発した自家製麺。2年前から中華そば、つけそばに使用。北海道産小麦と多加水にこだわり、モチモチ食感に作り上げた。

簡素ながら清潔感のある店のたたずまいは和のテイスト。以前は日本そばの店だったそうで瓦はそのなごり。

「これからは専門店の時代。1号店で清湯、2号店で白湯を追求していきます。目標としては、1号店でまぜそばを提供できるようにしたいですね。」と、店主の日吉陽一郎さん。
<日吉店主の麺職人への歩み>
【北海道】日吉さんは北海道で「らーめんてつや」の味に魅了され、同店で2年半にわたってラーメン作りを学ぶ。人生を決定付けた大切な場所だ。
【喜多方】ラーメンを食べ歩くなかで出合ったのが喜多方ラーメン。醤油味の透明スープと平打ち縮れ麺の融合に“理想の味”を見付けた。
【大阪】知人の紹介で20代の前半に勤めていたのが大阪の会社。塚本も思い入れのある場所のため、独立出店の際にはこの場所を選んだ。
【2号店】2017年6月に2号店となる「塚本 一盃」を開業。これを機に店の近くにセントラルキッチンを作り、品質と効率も上がったんだとか。
■麺一盃<住所:大阪市西淀川区柏里2-1-25 電話:06-6195-5870 時間:11:00~14:30、18:00~21:00、日曜・祝日11:30~14:00 休み:月曜 席数:10席(カウンターのみ) タバコ:禁煙 駐車場:なし 交通:JR塚本駅より徒歩3分>【関西ウォーカー編集部】
編集部
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