世界一おいしい日本酒が決定!「SAKE COMPETITION 2025」表彰式の様子をレポート

東京ウォーカー(全国版)

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2025年6月10日、世界一おいしい市販日本酒を決定するコンペティション「SAKE COMPETITION 2025」の表彰式が、東京・高輪にある「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」で開催された。

「SAKE COMPETITION 2025」表彰式が開催!世界一おいしい日本酒に輝いたのは?


2024年12月に日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことをきっかけに、国内外問わず関心が高まっている日本酒。一方で、日本酒には「種類が多くて選びづらい」「味の違いがわかりにくい」といった課題も。そうした背景のなか、「SAKE COMPETITION」は“ブランドによらず消費者が本当においしい日本酒にもっと巡り合えるよう、新しい基準を示したい”という理念のもと、2012年よりスタートした。

審査対象は市販日本酒のみとなっており、銘柄を完全に隠し、日本酒の品質のみで競うことを徹底。銘柄に左右されることなく、どんなブランドでも1位を獲得できるチャンスがある品評会だ。表彰式に先立ち、5月中旬に行われた予審会および決審会では、3日間をかけて全1163点の日本酒が厳正な審査を受けた。

【写真】銘柄を完全に隠した状態で審査が行われた

真剣な眼差しでテイスティングする審査員


満を持して行われた6月10日の表彰式では、フリーアナウンサーの宇賀なつみさんとラジオDJのサッシャさんがMCを務め、審査結果を発表。「純米酒部門」では、磯自慢酒造(静岡)の「磯自慢 雄町 特別純米53」(720ミリリットル/3080円)が1位を獲得した。「日本酒の原点である純米酒の部門で第1位をいただけたことは造り手冥利に尽きます。岡山県の雄町の特等米の米質にあった酵母を選択しており、手抜きすることなく造りました」と、受賞の喜びを語った。

MCを務めたサッシャさん(左)と宇賀なつみさん(右)


続けて「純米吟醸部門」では、寒紅梅酒造(三重)の「寒紅梅 純米吟醸 山田錦50%」(720ミリリットル/1870円)、「純米大吟醸部門」では黄金井酒造(神奈川)の「盛升 純米大吟醸」(720ミリリットル/3245円)、「Super Premium部門」では宮下酒造(岡山)の「極聖 純米大吟醸 天下至聖」(720ミリリットル/1万6500円)、「海外出品酒部門」ではDASSAI USA lnc.(アメリカ)の「DASSAI BLUE Type 23」(海外販売のため時価)が1位に輝いた。

「純米酒部門」表彰の様子


そして、今回から新設された「モダンナチュラル部門」では、西田酒造店(青森)の「田酒 純米大吟醸 山廃」(1800ミリリットル/1万2210円)が1位に。「重さやクセがあると思われがちな純米大吟醸ですが、『山廃』の純米吟醸は決して変なクセがあるわけではなく、スッキリとした酸が出ているのが特徴です。『これが本当の山廃なんだ』と伝えたかったので、今回賞をいただけたのはその証だと実感しています」とコメントした。

「モダンナチュラル部門」で1位を獲得した青森県の西田酒造店


なお、今年からは酒蔵同士の交流を目的とした受賞パーティーも開催。会場では各部門の上位20%に選ばれた銘酒と、八芳園の料理長が手掛けたペアリング料理が振る舞われ、出席者同士の交流が行われた。

受賞パーティーでの乾杯の様子


本コンペティションを通じて日本酒の魅力がさらに広がり、多くの人々が“お気に入りの一杯”に巡り合えることを期待したい。

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