「ザコ」パワハラ発言と思ったら励ましてる…!? SNSで「1万人に需要はある」と反響を呼んだ『雑魚上司』の作者に聞く
東京ウォーカー(全国版)

「雑魚ザコざっこぉ!」と連呼してくる年下の上司。罵倒しまくりかと思いきや、そもそも上司は“雑魚”以外の言葉を喋れなくて――!?型破りな設定で描かれる短編ラブコメ漫画「雑魚上司」に、X(旧Twitter)上で1.1万件を超える「いいね」とともに、「雑魚しか喋れなくて笑った」「これは高度すぎる」「何を読まされたんだ…」と笑いと困惑の声が集まっている。
作者は、『専門学校JK』や『人見知り専門家庭教師 坂もっちゃん』などの商業作品や、自身のX(旧Twitter)上に投稿する絵日記漫画で知られる漫画家のぬこー様ちゃん(
@nukosama
)さん。反響を受け、作者のぬこー様ちゃんさんに、本作の舞台裏について話を訊いた。
企画ではボツになったがSNSで大反響!本作の制作秘話について



ぬこー様ちゃんさんによる漫画「雑魚上司」は、2024年3月にX(旧Twitter)で公開されるや否や、大きな注目を集めた作品である。物語は、深夜残業に疲弊した男性社員が「サラリーマンは上司に逆らえない」と呟くシーンから始まる。新任の上司は、入社3年目にして部長となった年下の女性。しかし、彼女の口から発せられるのは「ザコ」「雑魚」「ざーこ」といった不可解な言葉ばかり。耳元で囁き、肩を揉みながら「ザコ」と繰り返す彼女の行動に、主人公は困惑するばかりであった。
そんななか、ふとした瞬間に男性はある可能性に気づく。「励ましてくれてます?」と問いかけると、上司は顔を真っ赤に染め、「ザコォ~!!」と叫んだうえ、「SUKI」を混ぜつつ「ZAKOざこ」と小声で繰り返す。戸惑いながらも、二人きりの残業の夜は曖昧なまま幕を下ろす。
実は本作、過去に商業企画として持ち込んだ際に「シンプルに需要がわからない」と編集者から即座に却下されたという。作者のぬこー様ちゃんさん自身も、本作のSNS公開後「フォロワーはがんがん減りました!!」と、反響に懐疑的であるが、いいねとリツイートから少なくとも1万人の需要はあるようだ。
本作の着想について「どうやって発想したのかはあんまり覚えてません」と話すぬこー様ちゃんさんだが、SNSで公開した内容以外にも「実は20ページくらいの構想があります」と語っており、もし企画が通っていれば「リアル7割・不思議3割」で続編を描く予定だったと話してくれた。
取材協力:ぬこー様ちゃん(@nukosama)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
この記事の画像一覧(全60枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介