グローバル水準の新アリーナ「IGアリーナ」がいよいよ名古屋にオープン!基本情報やアクセス、専用アプリなど訪れる前に必ず知っておきたい情報を徹底紹介

東京ウォーカー(全国版)

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2025年7月13日(日)、名古屋城を望む名城公園内にグランドオープンする「IGアリーナ」(愛知県名古屋市)は、スポーツや音楽などさまざまなイベントが開催できる、グローバル水準の新アリーナ。国内では初採用となるハイブリッドオーバル型構造や、国内最大級の収容人数が特徴で、オープン後は国際的なイベントや海外アーティストのコンサートを含めた、幾多のイベントが行われることが期待される。そこで今回は、アクセスや座席情報のほか、コインロッカーやトイレ、入口の数、周辺施設など、「IGアリーナ」を訪れる前に知っておきたい情報を紹介!来場当日に困らないよう、事前にチェックしておこう。

名古屋城のほど近くに誕生した「IGアリーナ」(C)KADOKAWA


【施設概要】目指すはアジアNo.1アリーナ!「IGアリーナ」ってどんな所?

日本最大級のハイブリッドエンターテインメントアリーナ「IGアリーナ」は、「ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)」の老朽化に伴い、名古屋市北区の名城公園内に誕生する新アリーナ。座席、照明、音響、映像などの設備は最新の技術を結集して造られており、グローバル水準の観戦・鑑賞体験が待っている。建物は5階建てで、アリーナ内の天井高は30メートル、最大収容人数は1万7000人と国内最大級を誇っており、いわゆる“名古屋飛ばし”の解消にもつながるのではと期待されている。

立ち見を含む最大収容人数は1万7000人(C)AIA corporation


アリーナ面は、スポーツ観戦に適したオーバル型と、コンサート等に適した馬蹄型を融合した、ハイブリッドオーバル型を国内初採用。このハイブリッドオーバル型は、イギリス・ロンドンの「O2アリーナ」や、アメリカ・ロサンゼルスの「クリプト・ドットコム・アリーナ」などでも採用されており、スポーツとエンターテインメントの両方を楽しめるアリーナとして、海外では主流となっている。

「IGアリーナ」は、グローバル水準で造られた日本最大級のアリーナ(C)KADOKAWA


グランドオープンしたあとは、プロバスケットボール・Bリーグの所属クラブ「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」のホームアリーナとしても使用される。ほかにも、2025年12月のフィギュアスケート「グランプリファイナル」や、2026年の「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」など、スポーツのビッグイベントが続々開催予定。「IGアリーナ」は、東海エリアのスポーツシーンを盛り上げる新拠点となるはずだ。

【アクセス】「IGアリーナ」の最寄り駅は?周辺には何がある?

「IGアリーナ」は、名古屋市営地下鉄名城線・名城公園駅から徒歩すぐ。取材時はまだ工事中だったが、「IGアリーナ」の目の前に名城公園駅の4番出入口が新設された。

目の前には、名古屋市営地下鉄名城線・名城公園駅の4番出入口(写真は工事中のもの)が新設された(C)KADOKAWA


名古屋市営地下鉄名城線以外にも、鶴舞線・浄心駅から正面入口までは徒歩約20分、名鉄瀬戸線・清水駅からは徒歩約18分と、ほかに2つの駅も徒歩圏内。最寄りである名城公園駅は最も混雑が予想されることに加えて、「バンテリンドーム ナゴヤ」でもイベントが開催されるときなどは名城線が特に込み合うので、浄心駅や清水駅を利用することで混雑回避をするのがおすすめだ。

なお、「IGアリーナ」に駐車場はないので、訪れる際は公共交通機関を利用しよう。

「IGアリーナ」エントランス前にあるデッキからは「名古屋城」の金の鯱が見える(C)KADOKAWA


また、名城公園駅の北側すぐにはコンビニが1軒、南側にはカフェやレストランの入った商業施設がそれぞれあるほか、徒歩圏内には複数の商店街もある。特に、名城線・名古屋城駅(旧・市役所駅)から「IGアリーナ」までの間には、「名古屋城」や、飲食店が並ぶ「金シャチ横丁」もあり、観光と併せて楽しむのもいいだろう。

【出入口】正面階段を上って2階から!ゲートは3カ所

3つのゲートは階段を上った先にある(C)KADOKAWA


「IGアリーナ」には複数の出入口が用意されているが、多くのイベントでは2階にある3つのゲートがおもに使われる予定だ。建物正面の階段を上ると、「SUNTORYゲート(GATE A)」「d CARDゲート(GATE B)」「Niterraゲート(GATE C)」が見えてくる。

「SUNTORYゲート(GATE A)」(C)KADOKAWA

「d CARDゲート(GATE B)」(C)KADOKAWA

「Niterraゲート(GATE C)」(C)KADOKAWA


興行や席の種類などによっては1階の出入口を使うこともあるそうだ。

「Mazakゲート(GATE G)」(C)KADOKAWA

「MUFGゲート(Suite GATE F)」(C)KADOKAWA


【各種設備】コインロッカーやトイレなど設備も充実!

スポーツ観戦時や、コンサート前などに気になるのが、コインロッカーの有無やトイレの数。「IGアリーナ」には各階のいたるところにコインロッカーがあり、その数はなんと約500台(イベントによっては使えない場合もあり)。さらに驚くべきは、こちらのコインロッカーは専用アプリから予約ができること。どうしても預けたい荷物があるときなどには、ぜひ活用してほしい。

コインロッカーは約500台 ※予約サービスは2025年7月12日(土)ごろ開始予定(C)KADOKAWA

イベントによって使用できる台数は変動する(C)KADOKAWA


なお、「IGアリーナ」のコインロッカーは“コインを使わないコインロッカー”で、現金は原則使えない。利用料は交通系ICカードで支払うほか、鍵も交通系ICカードを活用するシステムとなっている。

コインを使わないコインロッカー(C)KADOKAWA

支払いと解錠に交通系ICカードを利用する(C)KADOKAWA


そしてもう1つ重要なのが、トイレの数。コンサート開演前などは、トイレに行列ができる光景も珍しくないが、「IGアリーナ」には一般的なアリーナの標準と比べておよそ2倍ほどの数があるので安心!興行に応じて、トイレ個室数の男女比を可変させることもできるという。また、各階にはバリアフリートイレや授乳室も完備している。

各トイレの空き状況は、トイレ入口に表示されている(C)KADOKAWA


【座席】最大1万5000席!すり鉢状に4階まで座席がズラリ

「IGアリーナ」の座席は、1階席から4階席まで最大で1万5000席。1階アリーナ部分の座席はすべて可動式なので、座席を出せば中央のバスケットコートやステージを360度囲むような形で使用できる。アリーナ部分の座席を除くと一般席は2階と4階で、そのほかは後述する。

座席間隔が広く、ゆったりと過ごせるプレミアムシート(C)KADOKAWA

イベントによって使用する座席数を柔軟に変更できる(C)KADOKAWA


座席は全席クッション付き。座面も広めに作られているため、長時間座っていても疲れにくい。ドリンクホルダーも用意されているので、スポーツ観戦にはぴったりだ。

全座席クッション付きで、窮屈さを感じさせない(C)KADOKAWA


また、4階席は最大30度の傾斜があるため、最後方のいわゆる“天井席”からでも、アリーナ面が近く感じるように工夫されている。とはいえ前の座席の背面が高いので、転がり落ちそうな恐怖感を覚えることもなかった。

しっかりと傾斜があるため、天井席からでもアリーナ面が近く感じる(C)KADOKAWA


【専用アプリ】「IGアリーナ」は全館キャッシュレス!専用アプリを活用しよう

「IGアリーナ」は、先に紹介したコインロッカーや飲食店舗を含め、全館キャッシュレスとなっている。訪れる際は必ず、クレジットカードや交通系ICカード、スマホ決済アプリなどを事前に準備しておこう。

また、併せて準備しておくと便利なのが「IG Arena 公式アプリ」だ。このアプリがあれば、チケットの購入と入場はもちろん、館内マップの確認や飲食店でのモバイルオーダーなどもできる。モバイルオーダーは時間指定も可能で、長い列に並ぶことなく料理やドリンクを受け取ることができるのでぜひ活用しよう。

「IG Arena 公式アプリ」画面イメージ(C)AIA corporation


なお「IG Arena 公式アプリ」の利用には「dアカウント」が必要となる。dアカウントはドコモユーザーでなくても作成できるので、「IGアリーナ」を利用する際には、事前に登録しておくのがいいだろう。

【おすすめポイント】新たな観戦・鑑賞スタイル!プレミアムなラウンジ&シート

「IGアリーナ」の2階席の一部は“プレミアムシート”となっており、専用のプレミアムラウンジ「d CARD LOUNGE」で飲食を楽しむことができる。個人で利用可能なので、観戦前や観戦後に1人でのんびり、または仲間とワイワイ盛り上がることもできる空間だ。

プレミアムシート利用客専用のプレミアムラウンジ「d CARD LOUNGE」入口(C)KADOKAWA

“愛知らしさ”を散りばめた特別なラウンジから優雅にイベントを楽しもう(C)KADOKAWA


ラウンジ内には、2つの飲食店と、2つのバーを設置。プレミアムシート利用客のみが楽しめる、特別な店舗だ。

「d CARD LOUNGE」内にある「六 ROKU SUNTORY PREMIUM BAR」(C)KADOKAWA

「d CARD LOUNGE」内にある「The PREMIUM MALT’S 神泡。Bar」(C)KADOKAWA


また、立ち飲みが楽しめるテーブル・カウンター席と、座りながらゆったり料理を味わうことができるテーブル席がある。ラウンジ入口を入って左側を尾張エリア、右側を三河エリアとして、それぞれ設えが異なるほか、有名選手やミュージシャンのサイン入りグッズなども展示されている。

尾張エリアのサイン入りグッズ展示ブース。実はこの壁には扉が隠されている(C)KADOKAWA

「d CARD LOUNGE」の三河エリア(C)KADOKAWA


ラウンジがある2階のBOXシートや、3階「MUFG Suite」フロアの座席は、通常の座席とは異なる特別仕様。映画館のような、座り心地抜群のリッチな座席で優雅に観戦・鑑賞できる。

「d CARD LOUNGE」直結のプレミアムシート(C)KADOKAWA


【まだある特徴】「IGアリーナ」のここがすごいポイント

「IGアリーナ」には、世界に誇れるポイントがまだまだたくさん!その特徴を見ていこう。

▶ 圧巻の映像演出

天井から吊るされた8面体のセンターハングビジョン+円形のリングビジョンは、どこの客席からでも見やすい造り。また、2階部分には客席を囲むようにリボンビジョンも設置しており、スポーツやコンサートを盛り上げる映像演出が楽しみだ。

大迫力のセンターハングビジョン!客席を囲むリボンビジョンは全長220メートルある(C)AIA corporation


▶ 世界中の料理が集合!飲食店が約20店舗

1階、2階、4階にはテイクアウト専用の飲食店があり、その数はおよそ20店舗。ピザやホットドッグ、ハンバーガーといった定番ファストフードのほか、韓国料理、中華料理、スイーツと、さまざまなジャンルの飲食店がそろう。テイクアウトグルメとドリンクを片手に、イベントを楽しもう!

さまざまなジャンルの飲食店が約20店舗(C)AIA corporation


▶ 設計を手掛けたのは隈研吾さん

「IGアリーナ」は、「国立競技場」や、大阪・関西万博の一部パビリオンなどを手掛けた世界的建築家・隈研吾さんが設計。「緑豊かな名城公園との調和を考えてデザインした」という建物は、木材を随所に使用しているのが特徴だ。外観をぐるりと囲む象徴的な樹形アーチや、館内の木陰天井などから、木の温もりが感じられる。

「IGアリーナ」を象徴する樹形アーチ(C)KADOKAWA

館内のいたるところに設置されている「木陰天井」(C)KADOKAWA


▶ 名古屋城を望むロケーション

4階にある「Niterra CASTLE VIEW TERRACE」からは、名古屋城を一望!普段は見上げることが多い名古屋城を、名古屋駅の高層ビル群とともに観ることができる。この景色は、「IGアリーナ」ならではだ。

「Niterra CASTLE VIEW TERRACE」からの眺望(C)KADOKAWA


▶ ホテルライクなスイートルームを完備

3階「MUFG Suite」フロアには、おもに法人契約となるホテルライクなスイートルームを40室完備。専用エントランスからスムーズにアクセス可能な空間は、プライバシーを重視する人などが安心して利用できる。モダンなデザインと上質な素材が調和する洗練された空間からはアリーナ全体を一望できるほか、スイート利用者専用の「IG Castleview Bar」では、選りすぐりのドリンクと一流のサービスが提供される。

イベントの前後のひとときを、より豊かで上質な時間へと演出するスイートルーム※画像はイメージ (C)AIA corporation


▶ 地域のスポーツ大会などにも活用できるサブアリーナ

「IGアリーナ」には、ここまで紹介したメインアリーナ以外にも、バスケットボールや国際大会仕様のバレーボールのコート2面分が取れるサブアリーナを完備している。客席は600席あり、地域のスポーツ大会などで一般利用することが可能だ。また、会議室や鏡張りのスタジオなども設けているので、さまざまな使い方ができる。

「ドルフィンズアリーナ」ほどの広さがあるサブアリーナ(C)KADOKAWA


日本最大級の規模を誇る「IGアリーナ」で、これまでとは全く違うスポーツ&エンターテインメント体験を楽しもう!


取材・文=民田瑞歩

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