【グランパス】残すところ2試合！J1自動昇格に向けて猛追するグランパスのホーム最終戦

2017年11月11日(土)、愛知県豊田市の豊田スタジアムにて、名古屋グランパスのホームゲーム・2017明治安田生命J2リーグ 第41節「ジェフユナイテッド千葉戦」が開催される。全42節が行われるJ2リーグ戦は残り2試合で、同ゲームがグランパスのホーム最終戦となる。キックオフは14:00。

グランパスがJ1自動昇格圏内を手にするには？

J2からJ1への昇格枠は計3つ。リーグ1位と2位が自動昇格し、残りの1枠を3位から6位までが出場する昇格プレーオフトーナメントで争う。グランパスはすでに昇格プレーオフ圏内の4位以内が確定しているが、できれば“何が起きるかわからない”プレーオフに出場せずとも昇格を決めたいところだ。

自動昇格の1枠は、すでにリーグ優勝を決めた湘南ベルマーレで埋まっているため、残る自動昇格枠は1つ。現在2位で、自力昇格を決められる位置にいるV・ファーレン長崎が有利な状況ではあるものの、グランパスとの勝ち点はわずか2差しかない。長崎とグランパスが残り試合を2連勝でフィニッシュすればそのまま長崎が自動昇格となるが、長崎が1つでも引き分ければ、得失点差で大きく上回るグランパスと順位が入れ替わる可能性がある。4位・アビスパ福岡も勝ち点でグランパスと並んでいるため、グランパスもここから先は2連勝が絶対条件。他会場の結果も複雑に絡み合うが、グランパスは1つでも勝ち点を落としてしまえば、逆に自動昇格争いから大きく後退することになる。

14:00キックオフで第41節を戦うグランパスと福岡に対して、長崎は19:00キックオフ。先に勝利を決めて、少しでも長崎にプレッシャーを掛けておきたいところだ。

ジェフユナイテッド千葉戦の見どころ

今回の対戦相手である千葉は、現在9位。リーグの中位ではあるものの、J1昇格プレーオフ圏内の6位とは勝ち点2差という状況のため、死に物狂いで勝利を目指して来るはずだ。加えて目下5連勝中とチーム状態は絶好調で、決して楽な相手ではない。ただ、今夏にグランパスから期限付き移籍し、千葉でスタメン出場を続けている矢田 旭選手が契約上出場できないのは、グランパスにとってプラス要素だ。

一方、3位のグランパスは現在7試合負けなしの2連勝中で、前述のとおりJ1自動昇格圏内の2位・長崎とは勝ち点2差。自動昇格圏内を確保するためにはとにかく勝ち続けるしかない状況だが、一致団結したチーム状況も上向きの印象だ。そして何より大きいのが、第37節・湘南戦の負傷退場以来、戦列を離れていたガブリエル・シャビエル選手の復帰。ここまで14試合出場で7ゴール14アシストを記録している頼れる男が、この正念場で戻ってくるのは本当に心強い。3月11日のアウェイゲーム・千葉戦で、グランパスは2-0の敗戦を喫しており、ぜひともそのリベンジを果たしたい。

ちなみに、グランパス・佐藤寿人選手と千葉・佐藤勇人選手は双子の兄弟。その対決に注目するのも面白いだろう。

スタジアムではイベントも盛りだくさん

試合当日の豊田スタジアムでは、いつものようにスタジアムイベントが多数開催され、試合前から会場を盛り上げる。ホームゲームで毎試合の定番となっている「gram+(グランプラス)フェイスシール体験」には、秋をテーマにデザインされたグランパスくんファミリーのシールなど、当日限定のフェイスシールが登場。人気のスタジアムグルメにも、さまざまな特別メニューが用意されている。また、オフィシャルグッズ売店にも、「ぐでたま」とのコラボグッズをはじめとするさまざまなアイテムがそろう。加えて、犬山市、常滑市、蒲郡市、豊根村の特産品グルメが味わえるなど、愛知県内の各市町村の魅力をPRするブースや、トヨタ自動車が開発した手のひらサイズのコミュニケーションパートナー「KIROBO mini」を展示するブースが並ぶ予定だ。そのほか、名古屋グランパス後援会の協賛で、「J1復帰に向けて、クラブを取り巻くすべての人と共に一丸となって、さらに強い名古屋の風を起こそう」をテーマにした「『J1へ名古屋の風を起こそう』グランパス応援フラッグ」が先着3万人に配布されるので、こちらもぜひ手に入れたい。

なお、当日の試合の模様はDAZNのほか、NHK名古屋でも放送される。【東海ウォーカー/吉橋和宏】

吉橋和宏