【怪談】低く唸るような“見えない誰かの歌声”が響く!実話をもとに描かれた体験談に思わずゾッ【作者インタビュー】
東京ウォーカー(全国版)

「あなたの怪談、聞かせてください――」。漫画「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」では、作者水村友哉(
@gontanopoo
)さんが実際に聞いた・集めた・体験した「実話怪談」を描く。今回は、隣の晩怖談(ばんこわだん)の第7談より「出会えてよかった」を紹介するとともに水村さんに制作の経緯を聞いた。
思わずゾッとする体験談をもとに、日常に潜む怖さを描く



当時9歳だった果菜は、いとこの高校2年生のめぐちゃんが大好きだった。めぐちゃんはカラオケが好きで、行くと必ず「出会えてよかった」という曲を歌った。しかし、そんなめぐちゃんは18歳で脳卒中となり、帰らぬ人となってしまう。お葬式でめぐちゃんの家を訪れた果菜。めぐちゃんの部屋でカラオケでよく歌っていた「出会えてよかった」を口ずさむと…⁉︎
作者の水村友哉さんは子どものころ、水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きで、妖怪やお化けの絵をよく描いていたのだそう。「それが大きな軸となり、小学生の夢が漫画家となり、現在こうして実話怪談漫画を描かせていただいている感じです」とホラー漫画を描くきっかけを教えてくれた。ホラー漫画を描くうえでのこだわりを伺うと、「ちょっと笑えて、日常パートもあり、でも怪異がちゃんと怖くて、かっこいい…そんな漫画。それを意識して描いてます。あとは、体験者さんの中に実際おもしろい行動を取る方もいたりするので、そこも省かず描くのもこだわりの一つですかね」と話す。タイトルについては「『身近な怖い体験談』ということで、しゃもじを持って突撃するテレビ番組『隣の晩御飯』からオマージュしています(笑)」と裏話も教えてくれた。
本作「出会えてよかった」は、実話をもとに描かれているだけあって、オチがないところもまたリアル。リアルな怪談の空気を味わいたい人は、水村友哉さんの「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」をぜひ読んでみてほしい。
◆取材協力:水村友哉(@gontanopoo)
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