別れた元カノに誕生日プレゼントを渡す元カレ。その意味わかってる？復縁を望む元カノに読者から共感の声【著者に聞く】

2025年7月7日

東京ウォーカー（全国版）

元カレと寄りを戻したい。彼の好きだったところを思い出して、ずっと忘れられないでいる。そんな彼女が元カレと再会――。別れたのに誕生日プレゼントを渡してきた。これは、どういう意味？「読み手の心情によっていろんな捉え方ができる内容と描き方ですごくおもしろい！」「リアルな恋愛ってこういうのあるよね」と女の子から強い支持を集める、あめみくろ( @ammkr2222 )さん。少女漫画のようなハッピーエンドな終わりじゃない、生の恋愛を描く新刊「この夜につなぎとめられるだけの愛を込めて」より、元カップルのエピソードを描いた「諦められない女の子の話」を紹介しよう。

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「救われる気持ちになる人が1人でも増えたら」ハッピーエンドにならないリアルな恋愛を描く

本作「諦められない女の子の話」は別れたカップルのエピソードを描く。半年前に別れた彼から突然渡された誕生日プレゼント。それは彼の単なる優しさで、まだ彼に未練がある彼女にとってはつらいものだった。

作者のあめみくろさんの漫画は、ハッピーエンドにはならないことが多い。恋愛のハッピーエンドじゃない部分に焦点を当てて描く理由を聞いてみると「『私自身がハッピーな恋愛をあまりしてこなかった』というのもあるかもしれません。苦しくなるような恋愛漫画をあげたとき、多くの方に共感してもらえたことが描き続けている理由の1つにもなっています」と打ち明ける。

読者から「やばい苦しい」「胸が痛い」などの共感の声が届く本作。自分自身の恋愛を重ね合わせて読む読者が多いようだ。あめみくろさんは、本作を描くうえで「『ドラマを観ているような感覚になる漫画にできたらいいな』と思って描いています」と話す。「内容的にも、大きく体の動きのある漫画ではないので、その分表情をちゃんと見せようと意識はしています」とこだわっているところも教えてくれた。

あめみくろさんの新刊「この夜につなぎとめられるだけの愛を込めて」には、本作「諦められない女の子の話」をはじめ、リアルな恋愛エピソードが収録されている。新刊の見どころについて、あめみくろさんは「『諦められない女の子の話』はもちろん、同じ雰囲気の漫画が収録されています。見どころは、このカップルの一部始終をまとめて見届けられるところかなと…！」と話す。ほかのエピソードもぜひチェックしてみてほしい。

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取材協力：あめみくろ(@ammkr2222)

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