「世界の嫁姑問題がこれで解決しますように」推しのためなら姑も味方!? 初顔合わせで発覚した嫁姑の同担愛から思わぬ展開へ【作者に聞いた】

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両家の顔合わせの日、婚約者・莉子の態度が急変した！何かと思えば、推しの生配信(アーカイブなし)が始まるという。リアタイで推しを監視したいけれど、顔合わせのために我慢！顔合わせの場所へ向かうと彼のお母さんは不動明王のような顔をして立っていて…!?嫁と姑がまさかの同担だった、篠原知宏( @shinoharatt )さんの「嫁姑の推し活」を紹介するとともに制作の経緯を聞く。

「推し活」に生きる人たちから多くの共感を得る解像度にこだわった漫画

「推し活で感じた楽しさやあるあるを描きたいと思った」と、本作「嫁姑の推し活」を描こうと思った理由には自身の推し活体験があると語ってくれた作者の篠原知宏さん。推し活には、年齢や立場を越えて楽しめる魅力があり、それを表現するために「嫁と姑」という意外な組み合わせにしたそう。

嫁と姑がまさかの「同担」という驚きの展開だが、仲良しという関係性を表現するため、ビジュアルにも工夫を凝らしているのが特徴。特に「姑のアケミは表情はキリッとしてますがフォルムは小さめ、莉子はとにかくかわいく描くということにこだわっています」と語り、２人が並んだときに「かわいらしさ」が際立つようにしているという。

作品にはリアルなセリフが多いが「自分自身の経験や周りで推し活している友達の発言を見て、とにかく解像度にこだわりました。こんなにセリフ量の多い漫画を描いたのは初めてです(笑)」とこだわりを聞かせてくれた。

連載から書籍化された本作だが作者の篠原さんからは「コミックで見る嫁姑もひと味違うと思うので、30ページの描き下ろしと合わせて、ぜひお手に取っていただけるとうれしいです！」とメッセージを寄せた。見ているだけで推し活が楽しめる本作、推しがいる人も居ない人もぜひ一読してほしい。

取材協力：篠原知宏(@shinoharatt)