「精子ゼロ」を告げられた夫！2年間、妻に不妊治療させていたのに自分が…!!そのとき妻の反応は…？【作者に聞く】
東京ウォーカー（全国版）
ぺ子(
@peko_comic
)さんは2024年12月にX(旧twitter)にて「原因は、俺…？」という作品を投稿して注目を集めている。長年妻が不妊治療をしていたが子どもが授からず、夫が不妊検査したところ原因は夫にあり、離婚を告げるというエピソードだ。本作が誕生したきっかけや裏話などについてぺ子さんにインタビューした。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
不妊治療のリアルを描く作品。夫婦で向き合い、愛を育む秘訣とは？
今作「原因は、俺…？」は男性の視点から、不妊治療や妻へ思いを描いた作品。主人公の男性は不妊検査を受けた結果、「自分が原因かもしれない」という思いがけない事実を知る。それは、夫が妻と共に改めて不妊治療のスタートラインに立った瞬間だった。
「自分の男性不妊の話ももしよかったら漫画にしてください」と、読者の方から貴重な体験談を提供してもらったことが、今作誕生のきっかけだったと作者ぺ子さんは話す。脚色は加えているが、実際の体験談を基に描いた作品だ。
読者の方は「不妊検査の結果、原因は男性側にあったことを知り、大きなショックを受けた」と胸の内を明かしてくれたという。「精子が1匹もいないと言う事実にもショックを受けていらっしゃいましたが、2年間自分が原因だったのにも関わらず奥様にずっと不妊治療を頑張らせてしまっていた…その事実にショックを受けているようにも感じました」と、ぺ子さんは語った。
ぺ子さんは読者の方の体験談を聞くなかで、不妊治療は「本気で夫婦の意見がぶつかり合う」と実感し、「どちらか一方の意思が強くてもうまくいかないもの。『相手を思いやる気持ち』が大事」と学んだそうだ。
作品には、男性側を非難するコメントも寄せられた。しかし、「奥様は、旦那様を責めるようなことは一切しませんでした」とぺ子さんは振り返る。「それどころか、旦那様を励ましつつ、ときには明るく振る舞ったりしながら、自身の気持ちを旦那様に伝えていったのです。これは、不妊治療の前から築かれている夫婦の絆、そして愛情があってこそのお二人のご関係なのだな」と感じたと話してくれた。
取材協力：ぺ子(@peko_comic)
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