大野拓朗「大阪人になりたい」役作り以上の思いを語る
関西ウォーカー
NHKの連続テレビ小説『わろてんか』でキース役の大野拓朗が大阪・堺市にある大阪刑務所で11月11日(土)一日刑務所長を務めた。大阪刑務所では11日、12日の二日間「第30回関西矯正展」が開催され、大野はそのオープニングセレモニーに出席、その後放送中の『わろてんか』のことなどを交えたトークイベントが開催された。
『わろてんか』ではトラブルばかり起こしているキースについて大野は「時代を先取りする」キャラクターだと説明。モデルはエンタツ・アチャコの横山エンタツで後にしゃべくり漫才を発明した人物。エンタツがかつて買い物袋をデパートに売ろうとして失敗したエピソードを話し、「でも今は当たり前のようにものを買ったら袋に入れてもらえますよね」と先取りするからこそ失敗するキャラクターであることを解説した。それでも大野は「キースは今後活躍します」と断言。観客から驚きの反応があると「キースかっこいいってなって、見直してくれると思います」と今後の活躍に期待するよう呼びかけた。
そんな東京出身の大野は今年4月から大阪市内に住んでいること、更には住民票まで移したということを明かした。「僕は東京の家を引き払ってきたんですけど、まわりからは『バカだな』って笑われました。関西弁をただ喋る役じゃなくて、ネイティブに喋る大阪人になりたかった」と大野。「街に出歩いていると大阪のノリが段々入ってくる、それでもプライベートではまだ半分くらいしか慣れていないので、撮影が終わるころには完全に大阪人になりたい」と意気込みを語った。また、芸人の役ということで大野は吉本新喜劇の稽古を見学したり、漫才を袖から観賞するほどお笑いの研究をしている模様。その縁から現在では浅香あき恵や未知やす江などの新喜劇のメンバーと仲がいいことを明かした。また、「ザ・ぼんち」のぼんちおさむとも親交があり「後輩芸人の方と一緒に自宅に招かれ、奥様の手料理をいただきながら午前3時まで飲んでました」と笑顔で語った。
トークの終盤11月14日に誕生日を迎える大野、29歳になる彼にスタッフから誕生日ケーキと刑務作業で作られたバッグが贈られた。観客からも拍手で祝われる大野は「20代最後ですけど、いい30代を迎えられるようにこのまま全力で突っ走りたい」と抱負を話した。
【関西ウォーカー編集部/ライター桜井 賢太郎】
桜井 賢太郎
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