若年層に人気の「Jiffcy」にグループ通話機能が登場!“声を出さない通話”の魅力と進化に迫る

東京ウォーカー(全国版)

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SNSネイティブの若年層を中心に広がりを見せる、新感覚コミュニケーションアプリ「Jiffcy」。テキストで通話をすることができ、リアルタイムでつながれるテキスト通話機能がコロナ禍を経て、離れていても対面に近い本物のコミュニケーションができるSNSとして人気を集めている。

テキストで通話って一体どういうこと?


Jiffcyはテキストで通話感覚のコミュニケーションができ、リアルの友達、家族、恋人と利用する実名SNS。電話のように相手を呼び出して、相手が応じると入力した文字が1文字ずつ変換前から表示されるリアルタイムトークをすることができる。このリアルタイムトークに使われている技術は特許も取得しており、電話している感覚で声を出さずにコミュニケーションを取ることができるのが特徴だ。

互いが自分のタイミングで返信できるメッセージツールと違い、リアルタイムトークでは通話状態として接続することで「自分と相手が常にそこにいる」ような、対面に近い感覚も生まれる。さらに、打ち直している時の思考の揺らぎや、「んー」・「えーと」といった普通のメッセージツールだと省くことが多い会話の“間”までも、相手に伝えることができ、「短くても、温度感のあるやりとりをしたい」「声を出せないけれど、すぐに伝えたい」といったシーンで、より生の感情を届けることが可能となっている。

普通の通話と同じように発信し、リアルタイムの会話をテキストで行うJiffcy


新機能のグループ通話でも「そこにいる」感覚をそのままに


2025年6月19日には、Jiffcyに新たにグループ通話機能が追加された。これまで一対一に限られていたテキスト通話が、最大4人のグループで行えるように。グループ単位でもスピーディーに高いレベルの意思疎通が可能となった。スピーディーで深いつながりを求める若い世代を中心に、より密度の高いコミュニケーションを可能とするJiffcyはどんどん進化を続けている。

最大4人でテキスト通話!Jiffcyのグループ通話機能で文字でもリアルタイムでつながろう


今後も新機能は追加されていく?担当者にインタビュー


“声を出さない通話”という斬新なアイデアで若年層に広がりを見せ、ニーズに応じて新機能も追加されていっているJiffcy。直近では日経トレンディ「スタートアップ大賞2024」にて大賞を受賞し、今注目のSNSであること間違いなし。今回はそんなJiffcyの開発背景や、今後の展望などについて、Jiffcyを運営する株式会社穴熊の担当者に話を聞いてみた。

――Jiffcyの特徴や現在のユーザー層について教えてください。

Jiffcyは、まるで電話のようにリアルタイムでテキストをやり取りできる、”新しいコミュニケーション手段”としてZ世代・α世代といったSNSネイティブの若年層を中心に広がっている“テキスト通話アプリ”です。

LINEは日常的な連絡手段や情報連絡、Instagramは写真や動画の発信、閲覧といった役割を担う中で、Jiffcyは「声を出さずに、今すぐつながりたい」という感覚に応えるため、アプリリリース当初から“気軽さ”と“リアルタイム性”の両立をコンセプトに開発しました。

ユーザーはそれぞれのSNSを使い分け、電車の中や夜間など声を出せないシーン、家族に聞かれたくない相談、友達との恋バナや雑談など、さまざまな場面で活用しています。Jiffcyは、リアルタイムなコミュニケーションを通じて、ユーザー同士の個人的なつながりを重視し、より温かく、より人間らしいコミュニケーションを促進することを目指しています。

――“声を出さない通話”というアイデアはどのように生まれましたか?

開発の背景にはコロナ禍での孤独と、「声を出す」ことへの心理的ハードルがあります。誰かと“今”話したい。でも電話は気を使うし、メッセージは返事が遅れるかもしれない。そんな中で、Jiffcyで「もっと気軽に話せたら」という発想が生まれました。「呼び出して、すぐつながり、リアルタイムで文字が見える」という構造は、既存のSNSやチャットアプリにはなかった体験です。

――若年層の利用が多い中で、リスク防止の配慮はどうされていますか?

Jiffcyは、若年層のユーザーが安心して利用できるSNSを目指し、下記のようなさまざまな安全対策を講じています。常にリスクが伴う中でも快適にお使いいただけるよう、保護者の皆様や教育関係者の皆様には、お子様の利用状況の把握や、適切なご指導にご協力をいただき、共によりよい利用環境を整えていければ幸いです。

【トラブル防止に向けた工夫の一例】
■利用規約の明確化:利用規約を明確に定め、ユーザーが安心して利用できる環境を整備
■実名登録制の採用:実名登録制を導入し、匿名性によるトラブルの抑止
■Jiffcy上で友達になった人同士でしかやり取りができない仕組み:知らない人からのメッセージや接触を防ぎ、安心・安全なコミュニケーションを実現

――現在は若年層の利用が中心ですが、ユーザーが20~40代やファミリー層にもシフトしていく可能性はありますか?

もちろんあると考えています。たとえば仕事中のちょっとした連絡、子どもの送り迎えに関するやり取り、離れた家族との近況共有など、リアルタイムだけど音声は使えないシーンは多く存在します。“会話ほど重くなく、既読を気にしない”この設計は、むしろ忙しい世代にこそフィットすると考えています。

――今回追加されたグループ通話機能の特徴を教えてください。

最大4人まで参加できるグループテキスト通話は、音声のない“グループ会話”を実現します。誰かが文字を打つと、その様子がほかの参加者にリアルタイムで共有されるため、まるで同じ空間にいるような臨場感が生まれます。また、既読スルーのプレッシャーがなく、順番を待つ必要もない点が、従来のチャットグループとの違いです。

Jiffcyユーザーの間では、テキスト通話をすることを意味する「ジフる」や、会話を終える際に「じゃ」とだけ送って終了するなど、新しい言葉や文化が生まれています。こうしたJiffcy独自の言葉や文化は一対一に限らず、グループにおいてもユーザー同士の連帯感を高め、コミュニティを成熟させる役割を果たしています。

グループ通話機能は、これまでの一対一と同じ使用感で使いやすい

通常のグループ通話と違って同時に話しても、内容が入り混じらないから話しやすい!


――ほかにもJiffcyで今後実装していきたいと考えている新機能などあれば教えてください。

Android版のリリース、テキスト以上の感情の表現を可能にするスタンプ機能、相手は音声通話・自分はテキストでやり取りできるクロスコミュニケーションの実現など、通話体験をより豊かにする機能を順次実装予定です。ユーザーの用途に合わせた通知設計の最適化、使いやすいUI改善などを検討中です。

また、利用シーンが学生だけでなく社会人・ファミリーにも広がる中で、ビジネスや家庭内コミュニケーションにも対応できる柔軟な機能拡張を目指しています。

――この記事で初めてJiffcyを知るという読者に伝えたい魅力を教えてください。

Jiffcyの魅力は、“文字で、今ここにいる感覚”を味わえることです。相手が文字を入力している様子がリアルタイムで表示されることで、空気感や間合いが伝わり、まるで隣で話しているような一体感と安心感が生まれます。SNS特有の「返信しなくては」というプレッシャーや、「相手がメッセージを読んだかどうか」を気にするストレスが苦手な人でも、より気軽に、より自然体でお楽しみいただけます。

――最後に一言お願いします!

声を出さずに、心地よく会話できる。そんな選択肢がもっと日常に浸透すれば、コミュニケーションの形はもっと柔らかく、気楽なものになるはず。Jiffcyは、“伝えたい”と“気を使いたくない”のちょうど真ん中にあるようなツールです。若者だけでなく、あらゆる世代の「今、ちょっと話したい」気持ちに寄り添える存在でありたいと考えています。


若年層で広がりを見せるJiffcyは、テキスト通話という新たなコミュニケーションの可能性を切り拓いている。リアルタイム性、非音声という特徴が、今後の社会でどのような役割を担っていくのか注目だ。

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

文=平岡大和

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