「俺は売りたい」なのに売れないのはなぜ？「明日は売るつもり！」と息巻く新人営業マンの失敗と成長【作者インタビュー】

2025年7月19日

東京ウォーカー（全国版）

憧れのカーディーラーに就職した田端は、入社して2カ月。まだ1台も車を売ることができていない。「車が売れないのは、なぜ？」カーディーラーの新人営業マンがぶつかる苦悩と成長を描いた本作は、WEB漫画賞「クニエ漫画グランプリ2021 」でSNS読者賞を受賞。今回はディーラーの裏側を描いた、みこまる ( ＠micomalu ) さんの「田端、明日は売るつもり！」を紹介する。

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夢はトップセールス！…だが現実では空回りしてばかり

本作「田端、明日は売るつもり！」は、1人のカーディーラーが車の販売を通して成長していく物語だ。主人公の新人営業マン・田端は、憧れのカーディーラーに入社して2カ月経ったが、まだ1台も車が売れていなかった。このカーディーラーでトップセールスを目指す田端は、売りたいという気持ちばかりが先行して、肝心のお客様の心を掴めておらず、接客は空回りしがち…。同期や先輩と関わるなかでお客様の心を掴む販売ができるようになっていく。

本作は共感をテーマに描かれており、作者みこまるさんは事前にアンケートを取り制作にあたったそうだ。「エピソードを聞いて、日々さまざまな場面に出くわしているのだなぁ、と実感しました。もちろんいい話だけじゃなくて、困ったお客さんやトラブル話もたくさんありましたが、お客さんの数だけいろいろなエピソードがあっておもしろいなと思いました」と、みこまるさん。見どころは「連載が1カ月毎だったので、時間が空いても、初めて見る人でも楽しめるように、毎回読み切りのようにすれば描きやすいかなと思いました」と1話ずつエピソードを変えており、とくに2話の農作業用軽トラで試乗にきたお客さんの話は、実話のエピソードを参考にしていて「これは取材先の店長のエピソードでした。軽トラのおじいさんは見た目とは裏腹に豪邸にお住まいだったそうです」と教えてくれた。

日々奮闘する新人の成長漫画、ぜひ読んでみて欲しい。

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取材協力：みこまる(@micomalu)

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