街中が写真映え!世界中のアーティストが描いた壁画がズラリ!大阪旅行とセットで楽しみたい“アートな街歩き”

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

現在注目を集めている大阪・夢洲(ゆめしま)。この人工島が属する大阪市此花区の街中に、数多くのミューラル(壁画)が登場しているのをご存知だろうか。壁画の数々は、国際的なミューラルプロジェクトと、富士フイルムが展開するinstax“チェキ”がコラボレーションした特別企画「FUJIFILM instax presents MURAL TOWN KONOHANA」によって描かれたもの。写真に撮りたくなる景色が、そこかしこに広がる此花区。まずは、同区がどのような特徴を持つのか、基本情報から紹介しよう。

マレーシアのアーティスト・CLOAKの作品。ビルの外壁に描かれたダイナミックなミューラルが迫力満点


大阪市此花区ってどんなところ?

大阪市の西部、淀川の河口南部に位置する大阪市此花区。大阪湾に面し、埋立地として舞洲(まいしま)や夢洲が造成されている。東西に長く、南北に短い地形が特徴で、面積は大阪市24区の中で2番目に広い。区内にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンや舞洲スポーツアイランドなどがあり、観光地としての顔を持つ一方、工業地帯としても知られている。また、大阪駅や難波駅など主要駅へのアクセスに優れ、住みやすい街としてファミリー層にも人気。古くからの住宅街も残っている。

大阪市内にありながら下町情緒が残る此花区

地域に愛される昔ながらの銭湯「千鳥温泉」。銭湯好きから家族連れまで幅広い層が楽しんでいる

珈琲とアートを楽しむことができる珈琲屋「壁珈琲」。ミューラル巡りに役立つ、壁画マップもゲットできる

スパイスカレーを中心に食べることができる此花の人気店「オリオリオリョウリ」。週に2、3回オープンしている

絵本がたくさん飾られたアットホームな店内で、店主こだわりのスパイスカレーが味わえる


コミュニケーションを生み、笑顔を増やす…ミューラルが持つ力

そんな同区で「FUJIFILM instax presents MURAL TOWN KONOHANA」が始動したのは、2023年9月のこと。2026年までに大阪市此花区の街中に30以上の壁画作品が描かれる予定となっており、2025年7月時点で25作品の制作が完了している。

プロジェクト名にあるミューラルとは日本語で「壁画」という意味で、ストリートアートの一種。落書きとは異なり、許可を得た街中の壁面にダイナミックな作品を描くアートを指す。世界ではミューラルによるアートプロジェクトが多数存在し、街の活性化に繋がっているケースも多いが、日本での浸透度はまだ低いのが現状だ。そのような中でも、プロジェクトが進行中の此花区においてはミューラルカルチャーが根付きつつあり、自宅の壁に描かれた絵を自慢げに紹介する地元住民の姿も見られるという。

来日したアーティストと地元住民が交流する様子

制作途中の作品を眺める街の人たち


日本全体で見るとまだ馴染みが薄いものの、ミューラルが街や地元住民、訪れた観光客にもたらすメリットは多い。誰もが気軽にアートに触れられるのはもちろんのこと、作品を描くために海外から訪れたアーティストと地元住民の間に、交流が生まれるのも魅力のひとつ。コミュニケーションを生むアートであるミューラルは、撮ったその場でプリントでき、想いを伝えられるinstax“チェキ”と通じるものがある。ミューラルとinstaxが人と人とをつなぎ、街の人や訪れる人の笑顔が増えることを目指し、プロジェクトは現在も進行中だ。

Lugosisの制作風景を写したチェキプリント

メキシコ出身の3名からなるMetzicanの制作風景をパチリ


世界中のアーティストによる個性豊かな作品が勢ぞろい

ここからは、現在制作が完了している25の作品の中から、いくつかをピックアップして紹介しよう。大阪や日本らしさが感じられるミューラルも多数あり、マレーシアのアーティスト・CLOAKによる作品もそのひとつ。ビルの外壁を使ったダイナミックな作品の上部には、ハチマキを巻いたタコが描かれ、大阪名物のたこ焼きが連想される。さらに下の方へ目をやると、ビルの配管を利用して信号機を描いていたり、「コノハナ」と書かれた標識が付いていたりと、建物自体も活かされた見どころ満載な作品だ。

大阪らしさと遊び心が詰まったCLOAKの作品

上から下までじっくり眺めて楽しみたい


スペインのアーティスト・YUBIAも、タコをモチーフにした作品を描いている。同じタコでも、こちらはクリアなラインで描かれたピンク色のタコがかわいらしく、また異なる魅力を持つ。

タコをモチーフにした作品を描いた、YUBIAのサイン入りチェキプリント


日本のマンガ、アニメに大きく影響を受けたアーティストの作品も登場している。フランスのアーティスト・Debzaが描いたのは、目を細めて笑うネコと、中にハートマークが入った吹き出し。さらに、何かが爆発しているような表現も見られ、グラフィティをバックボーンに持つDebzaならではの作品に仕上がっている。

Debzaによる制作風景

ミューラルが日常に存在する街に、虹がかかったフォトジェニックな一枚


幸せや喜びといったポジティブなメッセージが表現された作品も目立つ。スペインのアーティスト・Pezが描いたのは、自身がハッピーフィッシュとも呼ぶ魚たち。満面の笑みを浮かべた魚たちに加え、「幸」と漢字で記すことで、わかりやすくメッセージを伝えている。

スペイン語で「魚」を意味するPezが描いた作品


「Happy Home」をタイトルに掲げたロシアのアーティスト・Forkの作品は、2階建ての住宅の壁を大きく使い、顔や体、手足を描いている。実際に粘土で作成したスケッチを、高い再現力で描いている点も注目ポイント。にっこりと微笑む幸せに満ちた家が、とても生き生きと表現されている。

ハッピーな雰囲気にあふれたForkの作品


そのほかにもさまざまな作風の作品があり、お気に入りがきっと見つかるはず。写真を見て気になった作品があったら、ぜひ現地に足を運んでみてほしい。2023年9月にプロジェクトが始動してから2年弱が経過し、作品数が25に増えた今、以前にも増して見応えのある景色が広がっている。街全体がキャンバスと化した此花区の散策時間を、大阪旅のプランに組み込んでみては?

韓国のアーティスト・XEVAによる作品

ドイツのアーティスト・JackLackによる作品

イタリアのアーティスト・Lugosisによる作品

Zosen(スペイン)、Mina Hamada(日本)、LURK(日本)の3名による合作。小学生の登下校風景に、色彩豊かなミューラルがマッチする


ミューラルの場所をMAPでチェック!

1.LEDANIA,SONG/Colombia,Singapore
2.KAC/Japan
3.Nychos/America
4.BRONIK/Australia
5.FIVUST/Indonesia
6.Pez/Spain
7.YUBIA/Spain
8.Zosen,Mina Hamada,LURK/Spain,Japan
9.NUT/China
10.Hard Thirteen/Indonesia
11.UNEG/Mexico
12.NickWalker&SHEONE/England
13.Fork/Russia
14.Debza/France
15.Metzican/Mexico
16.Dan Kitchener/London
17.CLOAK/Malaysia
18.Aleksandra Czudżak/Poland
19.Aretha Brown/Australia
20.JunChihara/Spain
21.Yessiow/Indonesia
22.Lugosis/Italy
23.INSA/United Kingdom
24.JackLack/Germany
25.XEVA/South Korea


【ウォーカープラス/PR】

※instax、チェキ、およびチェキプリントは、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です

この記事の画像一覧(全25枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おうちで金麦花火セット

夏休み特集2025

夏休み特集 2025

ウォーカー編集部がおすすめする、この夏の楽しみ方を紹介。夏休みイベント&おでかけスポット情報が盛りだくさん!

CHECK!夏祭り 2025の開催情報はこちら

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る