幽霊を見た日から始まった凸凹トリオの霊能探偵団結成物語。嘘と信頼が噛み合わない不思議な三角関係【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)

「手の描き方が美しすぎる!」と話題の漫画家・小菊路よう
(@TheeKick)
さんが描くのは色白マッチョな〈腕のお化け〉の話。
ある日、高校の校庭に現れた腕のお化け。霊感がある者にしか視えない存在なのだが、どうやら腕のお化けを目撃できた高校生が3人ほどいた様子…。しかし詳しく聞いてみると、ひとりの女子高生の発言に違和感が。彼女が抱える秘密とはいったい…?
視えてないの、私だけ。でも信じられてるからもう引き返せない!



キャラクター作りにおいて、髪の色などのモチーフとなるカラーはどうやって考え出すのか、作者の小菊路ようさんに伺うと、「大体においてキャラクターの性格を考えると同時にカラーが浮かんでいます。」とのこと。たとえば、クールなキャラクターには寒色系、穏やかなキャラクターには暖色系といった具合に、性格と色は自然に結びついているという。また、三枝さんの象徴的なセリフ「赤は憎悪の色、最も危ない警戒色」について尋ねると、「テレビの心霊番組で『心霊写真に写る赤いオーラは危険でヤバイ』みたいなことを見たことがあるのでそれを思い出して描きました」と教えてくれた。
愛葉さんが三枝さんを心から信じている姿が印象的だが、その関係性だけでなく、身長差や髪型などのバランスも緻密に作られている。「小さいけど強がりな三枝さんを描きたかった」という思いを軸に、そこから周囲のキャラクター像も自然と出来ていったという。「見せたいキャラクターを1人つくると周りのキャラクターも考えやすくなります」と語ってくれた。さらに、中学2年生という多感な時期のキャラクターたちを描くうえで、「自分が何でもできるという万能感と弱味を見られたくないという気持ちが描けるといいなと思いながら描いていました」と、表現する際に意識した点も明かしてくれた。
小菊路ようさんの「おツカレOLと腕の漫画」のエピソード「視える者たち」。不思議でちょっとクセになる世界観、気になった方はぜひ読んでみてほしい。
取材協力:小菊路よう(@TheeKick)
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