みずみずしい果物らしさが鮮烈!サントリーの缶チューハイ「-196」新定番3種は「シンプルでわかりやすい」を追求
東京ウォーカー(全国版)
サントリーは2025年7月29日(火)から、同社のチューハイブランド「-196(イチキューロク)」の新定番商品として「-196〈レモン〉」「-196〈シャインマスカット〉」「-196〈白桃〉」の3種を発売する。発売に先駆けてメディア向けに行われた体験会では、サントリーの担当者から開発背景やデザイン・味のこだわりが語られた。

果物感を感じるフレッシュな新「-196」
「-196」は、果実をまるごと-196℃で瞬間凍結し、パウダー状に粉砕し原酒に浸漬するサントリー独自の“-196℃製法”を使用したRTDチューハイのロングセラーブランド。今回発売する3種は、「朝摘みした果物のようなみずみずしい味わい」「果物を食べた瞬間を連想させるようなおいしさ」をうたっている。
体験会にて発売前の3種を試飲したところ、「-196〈レモン〉」は柑橘のさわやかさをしっかり感じ、強すぎない甘さと相まってフレッシュな印象。「-196〈シャインマスカット〉」は濃厚かつもたれないマスカットらしい甘味にほのかな苦味がアクセントになっている。「-196〈白桃〉」は、“果物のような”というコンセプトを3種の中では最も強く感じた。桃らしい味はもちろんのこと、果実としての桃をかじった時のしたたるような甘い水気のようなイメージ。

果物の味わいはしっかりとしていながら、飲み始めから後味まですっきりとして、くどさや癖を感じないのが3種ともに共通した感想だ。甘やかさを備えながら、ドライ系のチューハイを好む人でも楽しめそうなバランスになっているように感じた。
30代をメインターゲットにニーズを掘り下げ開発
サントリー ビール・RTD本部 RTD部の玉腰潤さんによると、新商品開発の背景には“お酒との関わりが決まってくる世代”として30代のチューハイユーザーの声が大きく影響しているという。
「30代のユーザーのお客様にインタビューしてお声を聞いていきますと、『なんとなく無糖はまだ味気ない』『せっかく飲むんだったら果実の味をもっと楽しみたい』というお声を頂戴しています。無糖以外の選択肢となってきますと、昔からある商品ばかりで、新しいものにワクワクして手に取れないという声をいただいています」と、調査を通して30代が“自分たち向けの商品がない”と思う現状が見えてきたと話す。

そこでサントリーは、メインターゲットとなる30代を対象にWEB調査、グループインタビュー、デプスインタビュー、参与観察とさまざまな手法を通じ延べ2300人以上に深掘り調査を実施。
30代に共通する特徴として「他の世代と比べ、外的な要因によって自分の感情を大きく揺さぶられるということを嫌う」「ものの選択基準として、自分の興味あるところを深く知りたいし、そうでない部分ではシンプルでわかりやすいことが大事」「ライフステージの変化も含めて自分と向き合う機会ということが非常に多く、お酒を飲む時ぐらいは何も考えずポジティブにいたい」という3点が見えたという。
新しい「-196」には、上記の3点を踏まえたRTDを発売していくという思いが反映されているそうで、玉腰さんは「メーカー目線で行くと『こんな製法で、違いはこう』と細かく言いたくなるんですが、お客様が本当に欲しいのは『シンプルに果物の味がしてすっきりしておいしい』というところ、そこを中心に据え、中味もデザインも作ってきました」とコンセプトを語った。
「果物を忠実に再現」より「食べた時のうれしさ」を求めた味わい
中味開発担当者でスピリッツ・ワイン商品開発研究部の成瀬祐里さんは、「果実の味わいを忠実に再現するということではなく、果物を食べた時のおいしさやうれしさというものをしっかり感じられるようなチューハイにしたい」と味わいの方向性を説明した。

味の組み立てでは、口に含んだ瞬間は「フレッシュで軽やかな香りが楽しめること」、口に含んだあとは「ジュワッと広がるみずみずしくさわやかな味わいが感じられること」、飲み終わりは「果肉のやわらかさや自然な甘さが感じられること」、余韻の部分は「伸びのある優しい香りと味わいが楽しめること」をポイントに挙げる。
これらを実現するうえで、飲んだ瞬間の香味と後切れのある立体的な味わいを付与するために浸漬酒を活用。果汁はベースに広がる果実の味わいが長く続くように用い、香りの点では特に飲み始めと余韻で果物を食べた時の香りがしっかり感じられることを目指し付与していると、成瀬さんは語った。
開発時のエピソードに「果物を食べた時のおいしさとうれしさを体感できるチューハイをしっかり実現するために、開発者同士で果物を試食しまして、実際にどういうものになるか、どういうおいしさがあるかというところをしっかり具体化いたしました」と話す成瀬さん。また、食事シーンにも活用できるよう、開発者たちが自宅に持ち帰り、普段の食事と合わせてもおいしいチューハイであることも確認しながら味を作っていったという。
缶デザインもシンプルで直感的がコンセプト
商品デザインは、これまでの「-196」ブランドから一新され、青空のようなブルーを基調に、中央に果実を大きくあしらったパッケージとなっている。
サントリーHD デザインセンターの神村晃世さんは「シンプルかつ直感的においしそうに伝わること。これに尽きる」とデザインコンセプトを語る。果物アイコンの部分で商品の紹介が完結するように意識し、青色の缶は開放的な青空をイメージ。果物のアイコンと青い缶の相乗効果として「ぶら下がっているように見えている果物と青色がセットで見えてくることで、果樹園で後摘みしたかのような映々しさというのが伝わるんじゃないか」と狙いを明かす。

デザインを検証する中での反応として、「シンプルなデザインなので非常に視認性が高い」「缶の水色がとても目立って目を引いている」「果物が堂々としていておいしそう」「太陽の光であったり、しずくがキラキラと表現されていて、フレッシュさが伝わる」とった声が挙がったと神村さんは話す。同時に、裏面や側面には「-196」の商品の特徴や製法の訴求を記載し、おいしさへの納得や安心感も付与しているという。

“果実のおいしさを追求した新スタンダードチューハイ”とうたう新しい「-196」。お酒にこだわりを持たない人にこそ刺さりそうな新商品だ。
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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。
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