フィリップ モリス ジャパンが「チームラボプラネッツ」の加熱式たばこ専用エリアを整備!その背景とは?
東京ウォーカー(全国版)
「煙のない社会」の実現に向け、紙巻たばこから加熱式たばこへの切替えを促すフィリップ モリス ジャパンは、たばこに関連した環境整備の一環として、加熱式たばこ専用室などの導入支援を行っている。この支援を受け、東京・豊洲のデジタルミュージアム「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」(以下、チームラボプラネッツ)では、2024年12月に新たな“加熱式たばこ専用エリア”を設置した。
来場者の約7割が外国人観光客という国際的な人気を誇り、連日多くの人で賑わっている「チームラボプラネッツ」。同施設は、デジタルテクノロジーを活用した新感覚の体験型アートミュージアムで、水に浸かったり寝転んだりしながら作品を鑑賞し、身体ごとアートに没入することができる。
そんな同施設では、展示鑑賞後に立ち寄れる有料エリアと、入場前でも利用できる無料エリアの2カ所に“加熱式たばこ専用エリア”を設置(※有料エリアには紙巻たばこエリアと加熱式たばこエリアを用意)。来場者の導線や待ち時間を考慮したレイアウトにして、アート鑑賞の前後を通じてスムーズに利用できる環境を整えている。

チームラボ&フィリップ モリスの担当者に話を聞いた
今回の取り組みの詳細について、両社の担当であるPLANETSの藤畑智史さん、フィリップ モリス ジャパンの鎌田真維さんに話を聞いた。
――今回の導入支援は、チームラボとフィリップ モリスのどちらがお声掛けしてスタートしたものだったのでしょうか?
【藤畑さん】当初は、“ただ灰皿があるだけ”というような簡易的な喫煙場所を設けていたのですが、敷地外でたばこを吸うお客様が散見されるなど、喫煙マナーに関する課題を抱えていたんです。そんななか、2025年1月に「チームラボプラネッツ」が規模拡張でリニューアルオープンすることになったので、フィリップ モリスさまに相談して、安心して利用できるスペースを整備していただきました。



――今回のフィリップ モリスの導入支援について、社内ではどのような声や反応がありましたか?
【藤畑さん】当社は、喫煙所や加熱式たばこの喫煙エリアに関してのプロではないので…「本当にありがたいね」と。支援していただけると決まったときは、もう期待の声しかなかったです。
「チームラボプラネッツ」には世界中からお客様が来られるのですが、紙巻たばこを吸われる方もまだまだいらっしゃるんですね。そうした方を含めて多様なニーズに応えることができるよう、有料エリアでは、紙巻たばこエリアにも加熱式たばこエリアにも行けるようにしました。多くの人が心地良く過ごせる環境を整備することができ、スタッフ一同からも「ありがたい」と、すごくポジティブな反応がありました。

――両社とも強いブランドを持つ中で、今回の喫煙環境の実現に当たっては、具体的にどのように役割を分担されたのでしょうか?
【藤畑さん】こちらからは、先ほど話したような喫煙マナーに関する課題、そして“地域との共存”という面での課題、そのほかの問題点などをお伝えして、それを解決していただくような形で今回の喫煙環境が実現しました。デザイン性に関しては、フィリップ モリスさまに対してまったく不安を感じていなかったので、ほぼお任せで。スペースは限られていますが、喫煙所に関しての知見も豊富にお持ちなので、ほとんど頼らせていただきました。
【鎌田さん】こちら側も課題点を教えていただいたり、チームラボさまの中で“こだわっている部分”を教えていただいたり…。たとえば、「植栽はなるべく残したい」や「入場前に吸えるところと、展示鑑賞後に立ち寄れるところを分けて作ってほしい」といったことなどですね。そうしたリクエストをもとに、施設の雰囲気を壊さないよう、デザイン面や機能面を考えながら施設に適した形をデザインしていきました。


――日本だけでなく海外の観光客も多く訪れる施設ですが、実際に利用者からはどのような反応がありましたか?
【藤畑さん】もともと「たばこはどこで吸えるのか?」といった質問もよくいただいていたのですが、今はサインボードも掲示していますし、エリア内のサインボードでも「こっちが紙巻たばこエリア、こっちが加熱式たばこエリアなんだ」と、わかりやすく感じていただいているみたいです。
また、喫煙時間は大体3~5分ほどなんですが、同じ時間に同じスペースに集うもの同士ということで、言語や文化の違いを越えたコミュニケーションや、楽しげな雰囲気が生まれているなと感じます。



――2020年の改正健康増進法の施行から5年の節目を迎えます。これに当たり、ほかの施設や地域で考えられている取り組みなどがあれば教えてください。
【藤畑さん】今回の導入事例は確実にいいものだったので、今後、公園でイベントなどを行う際に「喫煙場所がない」というときはフィリップ モリスさまに相談させていただきたいと思っています。というか、ほぼ泣きつく形になるのではと(笑)。
【鎌田さん】お任せください!当社ではほかにも、分煙対応のニーズがある観光・文化施設において、加熱式たばこ専用室の導入支援を行っていきたいと考えているので、今回のように多くの人が心地良く過ごせる環境整備を推進していきます。


取材・文=平井あゆみ
※20歳未満の者の喫煙は法律で禁じられています。
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