「null²」から「ノモの国」まで、万博の“とにかく美しい”パビリオン5選
東京ウォーカー(全国版)
2025年10月13日(月)まで開催中の大阪・関西万博。そのテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。この壮大なコンセプトのもと、国内外の多彩なパビリオンが来場者を待ち受けている。なかでも話題を集めているのが、訪れた人々の五感と心を揺さぶるいくつものパビリオンたち。その圧倒的な空間演出や最新技術、そして“いのち”という普遍的なテーマを通じて、観る者を未来へといざなう。
今回は、万博の中でも特に注目度の高い5つのパビリオンを紹介。
■いのちめぐる冒険(ANIMA!)
万博の体験型パビリオンの中でも特に評価が高いのが「いのちめぐる冒険(ANIMA!)」。空間全体に広がる圧倒的な映像美と360度の立体音響、さらには人の動きに反応する床からの振動が融合し、まるで体全体で映像を“聴き”“感じる”かのような新感覚体験が可能。

「ANIMA」はラテン語で「魂」や「生命」を意味し、このパビリオンではその名の通り、いのちの神秘と力強さを全身で受け止めることができる。変幻自在に姿を変える生命の姿を描いた“いのちのミュージカル”は、ゴーグルなどの装着なしで楽しめ、老若男女問わず深く心に残る体験となるはず。

■null²
メディアアーティスト・落合陽一さんがプロデュースするこちらのパビリオンは、テクノロジーと自然、身体と情報空間が融合する「デジタルネイチャー」の世界を具現化したもの。自分自身がアートの一部となり、生命や存在の在り方について新たな問いを投げかけられる、知的好奇心を刺激する空間。

参加者は事前に自分の全身写真と声を登録することで、パビリオン内の作品に自身が登場する「ダイアログモード」を体験することができるので、希望者は開始前に「ミラードボディ」登録を忘れずに。

■ノモの国
「ノモの国」は、子どもたちの心に宿る純粋な感性を可視化し、光と音に包まれた幻想的な冒険の世界へと誘う。来場者は、自分だけの“結晶”を使いながら、ふしぎな蝶と共に音を奏で、風を起こし、自らの内にある生命の輝きを空へと解き放っていく。

まるで夢の中に迷い込んだかのような、優しくも神秘的な体験が待つこのパビリオンは、子どもだけでなく大人の心にも、どこか懐かしい感動を呼び起こす。

■PASONA NATUREVERSE
「いのち、ありがとう」というシンプルで力強いメッセージを掲げるこちらのパビリオンでは、生命の進化をたどる巨大なインスタレーション「生命進化の樹」や、世界最大級のアンモライト化石、さらにはiPS細胞由来の人工心臓など、科学と生命の奇跡が展示されている。

また、手塚治虫作品の人気キャラクター「アトム(ネオアトム)」と「ブラック・ジャック」のコラボも必見。パビリオンの随所に登場し、未来の医療や生命倫理について、親しみやすいビジュアルを通して考えさせられる構成。科学好きだけでなく、すべての世代に響くテーマパーク的要素を備えた総合体験型空間となっている。

■アオと夜の虹のパレード
「アオと夜の虹のパレード」は、水、空気、光、炎、映像、そして音楽を駆使して、生命(いのち)の物語を壮大なスケールで描く水上スペクタクルショー。

月夜に虹がかかる時、生きものたちによる祝祭が開かれるという言い伝えが残る島を舞台に物語が展開。主人公の子ども「アオ」と水と空気の精霊「ドードー」が出会い、楽しく華やかな生きものたちの祝祭が繰り広げられる。

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