“家鍋”の選び方や楽しみ方のコツは?料理道具コンサルタントに聞いてみた

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「家鍋」をより楽しむために、料理道具コンサルタントとして活躍する荒井康成さんに、道具の選び方や自宅で楽しむコツを聞いてみた。

自宅で鍋なら土鍋かホーロー鍋がおすすめ!


料理の種類に合わせて鍋も変えていこう


世界にはさまざまな鍋があり、各国の食文化によって形や用途が微妙に異なる。それを踏まえて、自宅で鍋料理を楽しむなら土鍋か鋳物ホーロー鍋がおすすめ。日本由来の土鍋は、主食がご飯という国柄を反映し、鍋の底で米が踊り、おいしく炊き上がるよう丸い形状になっている。加えて、火を止めてからも温度が下がりにくい。さらに、火の当たりが食材に優しく、中の具材をじんわり温め続けてくれるので、野菜をはじめ煮崩れしやすい鍋料理に向いているという。

一方、長時間煮込むレシピが多いフランスで誕生した鋳物ホーロー鍋は、耐久性と蓄熱性に優れ、扱いやすく、ブロック肉などを煮込む料理に最適。鉄製のためフライパン代わりにもなり、カラフルな鍋が多いのも人気の理由だ。

野菜を中心とした和風の鍋料理を好む方は土鍋、洋食系の煮込み料理も一つの鍋で楽しみたいという方は鋳物ホーロー鍋を選ぼう。

新品の鍋を長く大事に使うコツ


【写真を見る】目止めをすることで土鍋を長持ちさせよう


自宅での使用におすすめの土鍋だが、初めての使用には注意が必要。土鍋は火にかけると「貫入」と呼ばれるヒビが入ることがあるから。ヒビが入ればそこから水漏れを起こす場合があるため、使い始めには「目止め」を施そう。目止めとは、水洗いして水分を拭き取った土鍋に、米の研ぎ汁や牛乳を入れて沸騰させて、土の目を塞ぐこと。どのように目止めを行うかは土鍋の素材にもよるので、詳しくは説明書などで確認しよう。

加熱するときは相性を考慮して


相性のいい加熱器を選ぶのもおいしい鍋の大切な要素


鍋選びのコツの一つに加熱器の存在がある。一般的な土鍋には卓上IHが使用できないのでカセットコンロが、鋳物ホーロー鍋は底が平らになっているので、より安定感のある卓上IHが向いているそう。鋳物ホーロー鍋はカセットコンロでも使用できる。自身が保有する加熱器の種類から鍋を選ぶことも大事なポイントだ。

冬を越えた後の鍋はどうする?


次の鍋シーズンを楽しむためにも、保管はしっかりと


土鍋をしばらく使用しない時は、キッチンペーパーに酢を染み込ませて土鍋に塗り、丸めた新聞紙を入れて保管しよう。たまにご飯を炊いてあげると目が締まり、ヒビ割れなどを防いでくれる。

自宅でも気軽に楽しめる鍋料理。それだけに、おいしさや楽しさを求めるなら、小さいことにもこだわる必要がある。鍋のコツを掴んで、より楽しい“家鍋ライフ”を送ろう。【東京ウォーカー編集部】

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