虐待の末に娘が夜逃げ!宗教にのめりこんだ毒母に「人生をむちゃくちゃにされた」娘が語る、毒親の実態【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)

子どもの頃から漫画が好きで、ユーモアあふれる作品を描いてきた宮野シンイチさん(@Chameleon_0219)。Twitterで公開された『夜逃げ屋日記』は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基にした人気漫画。今回は、著者に夜逃げ屋のカウンセラーの存在についても詳しく話を聞いた。
母親からの虐待…夜逃げを決意した女性と夜逃げ屋の出会い



夜逃げ屋は、決行前に依頼者と電話で打ち合わせをし、依頼日の細かいスケジュールを立てる。ある日、社長に事務所へ来るよう言われた宮野さんは、そこで見知らぬ男女と出会う。男性は、自らを「夜逃げ屋のスタッフ兼カウンセラーのジョー」と名乗り、宮野さんに握手を求めてきた。
夜逃げした後も心の傷が癒えない依頼者は少なくない。そんな時にジョーさんの出番となる。ジョーさんはカウンセラーが本業であるため、夜逃げ屋としての現場にはほぼ立ち会わない。そして、彼が現在カウンセリングしている井上ヨシコさんこそが、今回の依頼者だという。
井上さんは母子家庭で、母親が昔からある宗教にのめり込んでいた。その宗教にはさまざまな規則があり、規則を破ると鞭打ちなどの虐待を受けていたという。そう、井上さんは実の母親から逃げたいのだ。物心つく前から一緒に宗教活動をしてきた井上さんはもうすぐ30歳になるが、現在は中卒でアルバイトの身。母親が働く様子はなく、自分で稼いだ給料のほとんどが生活費として消えていく。
その話を聞いた宮野さんが「お母さんのことどう思っていますか?」と尋ねると、井上さんは「私の人生をむちゃくちゃにされたんです。心の底から恨んでます」と恐ろしい表情で答えた。どうやら、井上さんの母親への恨みは底知れぬほど深いようだ。
今回は、宗教関連の夜逃げという想定外の事態に、宮野さんは困惑する。これまでと同じくDVや虐待のケースだと思っていたため、知識がなく対応に困ってしまったのだ。すると、カウンセラーのジョーさんと偶然遭遇し、「よろしければちょっとお喋りしませんか?」と声を掛けられる。ジョーさんと宮野さんが何を話すのか、続きが気になるところだ。
「夜逃げ屋にとってカウンセラーは重要な存在」
現在も夜逃げ屋のスタッフとしての顔を持つ宮野シンイチさんに、夜逃げ屋のカウンセラーの存在についてインタビューした。
宮野さんは、ジョーさんに会うまでカウンセラーの存在を「あー、なんかそんな人がいるって言ってたような…」という程度にしか認識していなかったという。
夜逃げ屋にとってカウンセラーはどのような存在だと思うかという質問には、「心の傷はそう簡単に消えるものではありませんし、話を聞いてくれるだけでも楽になれることってたくさんあると思うので、重要な存在だと思います」と答えた。
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取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)
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