大人気でチケット完売!徳川美術館「時をかける名刀」ナイトミュージアムに潜入してきた!

東京ウォーカー(全国版)

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徳川美術館・蓬左文庫 開館90周年記念夏季特別展「時をかける名刀」が2025年6月14日から9月7日(日)まで開催中だ。7月27日までの前期日程では、「本作長義」と「山姥切国広」を並べて展示した「伯仲燦然」が話題となり、チケット完売が続出するほどの人気だった。7月29日から始まった後期日程も、国宝の「三日月宗近」や「岡田切」、「日向正宗」の展示を見るため、遠方からも多くの人が訪れている。

そんな「時をかける名刀」では徳川ナイトミュージアムを実施。常に混雑している展覧会のため、入場を制限して開催される徳川ナイトミュージアムはかなりの人気で、チケットは早々に完売した。残念ながらナイトミュージアムは全日程を終了しているが、気になっていたけど行くことができなかったという人に雰囲気だけでも伝えられればと、今回は徳川ナイトミュージアムの体験レポートをお届けする。

現在開催中の徳川美術館・蓬左文庫 開館90周年記念夏季特別展「時をかける名刀」ではナイトミュージアムを実施。予約時点で完売となるほどの人気だった


「時をかける名刀」徳川ナイトミュージアムは金曜と土曜の18時から20時30分まで(蓬左文庫展示室は19時30分まで)の開催。各日100名限定とあって、チケットは早くに完売した。入館料は1人7700円で限定オリジナルグッズのお土産付きだ。

【ポイント1】とにかくゆったり鑑賞できる

人気の展覧会ほど、混雑がネックとなる。特に「時をかける名刀」は90周年記念の大規模展覧会で、チケット完売が出るほどの人気だ。日中の混雑は、刀剣の展示室に入るのに列に並ぶこともあるほど。見に行きたいけど人込みが苦手、音声ガイドを聞きながら自分のペースで回りたい、推しの刀剣を丁寧にじっくり眺めたい。徳川ナイトミュージアムはそんな人たちに向けた企画だ。

並ばず、自分のペースでゆったりと鑑賞できる贅沢はナイトミュージアムならでは

展示室内は外光が入らないため、昼間の展示と比べて特に違いはない


【ポイント2】夜の美術館を堪能できる

どこの美術館も同じだが展示室内には窓がなく、日中でも外光を遮っていて暗いため、ナイトミュージアムでも鑑賞する際には大きな違いはない。ただ、徳川美術館は「名品コレクション展示室」から「蓬左文庫展示室」、「本館展示室」へと移動する廊下や中庭など、順路の途中、途中で夜を感じることができる。普段とは異なった雰囲気のなか、非日常の特別な体験を楽しむことができるのだ。

「名品コレクション展示室」から「蓬左文庫展示室」へと続く廊下は夜ならではの雰囲気に


今回の「時をかける名刀」の展示では、中庭の茶室にて展示を行っている刀剣乱舞ONLINE等身大パネルをライトアップ。夜空の下、明かりの灯った空間に浮かび上がる刀剣男士たちの姿がとても幻想的だった。

ライトアップされた刀剣乱舞ONLINE等身大パネル


また、美術館の外観にも注目してほしい。建物の入り口前に、徳川家の葵の御紋が浮かび上がる演出はなかなかに驚く。この季節はまだ明るい18時にナイトミュージアムはスタートするので、開始と同時に来館した場合には気づかない。帰る際に出口を出た瞬間、眼下に御紋が浮かび上がっているという仕掛けだ。初見ではちょっとびっくりするこのライトアップは、徳川美術館ならではの楽しみだ。

建物の入り口前、階段下に徳川家の葵の御紋が浮かび上がる!

光の御紋がまた美しい


【ポイント3】限定グッズのお土産つき!

ナイトミュージアムは、参加しないと手に入らない限定のお土産つき。夜の美術館を楽しんだ記念に、特別な品を持ち帰ることができる。徳川美術館では普段、刀朱印(とうしゅいん)という刀の御朱印を販売している。展覧会を訪れた人に人気の商品なのだが、「時をかける名刀」では、限定デザインの刀朱印がお土産。通常販売しているデザインとは全く異なる豪華な切り絵バージョンとなっている。

刀剣乱舞ONLINEに登場する9振の刀をデザインした1枚と、前期日程で開催の「伯仲燦然」にて共演した「本作長義」と「山姥切国広」の2振りをデザインした1枚の、あわせて2枚が美術館の屋根をイメージした緑色の台紙にセットされ、プレゼントされる。さらに、A5サイズのミニクリアファイル付きだ(どの刀のデザインがもらえるかはランダム)。

徳川ナイトミュージアムのお土産として特別に制作した、限定デザインの刀朱印はここでしか手に入らない


徳川美術館のナイトミュージアムは2種類ある

徳川美術館のナイトミュージアムは、徳川ナイトミュージアムと、徳川ナイトミュージアムプレミアムの2種類ある。すべての展覧会においてどちらも開催されるわけではなく、展覧会ごとに企画しているのだそう。

昼とはまた違った雰囲気の黒門


徳川ナイトミュージアム は展覧会が好きな人を対象に、人数を制限したより贅沢な環境で展覧会を楽しんでもらうための企画。日中混雑するような、人気の展覧会で開催することが多い。限定100人なので、日中に比べてかなりゆったりと鑑賞することができる。エリアによっては貸切状態になることも。展示をしっかり楽しみたいファン向けのイベントだ。今回の「時をかける名刀」では、この徳川ナイトミュージアムを開催している。

中庭もライトアップされる


一方、 徳川ナイトミュージアムプレミアム は、あまり美術館に馴染みがないという人を対象に、夜の美術館という空間を楽しんでもらうための企画。特別なディナーや芸能人をゲストに招いてのトークショー、お土産など、さまざまな企画と一緒によりラグジュアリーな体験をしてもらうためのイベントだ。普段、美術館に行く機会があまりない人にこそ見てほしい、知ってほしい展覧会を対象に開催している。

夜の美術館という非日常感を味わえる


「時をかける名刀」のナイトミュージアムはすでに全日程が終了してしまっているが、今後も展覧会ごとに開催を予定しているとのこと。気になる展覧会はぜひ、ナイトミュージアムに参加してみてほしい。夜の美術館という非日常感を味わえる特別な機会になるだろう。


「時をかける名刀」開催概要
会期:2025年6月14日~9月7日(日)
前期日程:6月14日~7月27日
後期日程:7月29日~9月7日(日)
会場:徳川美術館 本館展示室 / 名古屋市蓬左文庫展示室
料金:一般1600円、高大生800円、小中生500円
開館時間:10時~17時(最終入館16時30分)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)


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