「魔族よりひどい勇者パーティー?」緊迫の戦闘中、勇者がとどめを刺さない衝撃の理由【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
漫画経験ゼロから「4コマ1000本ノック」と題し、X(旧Twitter)で毎日オリジナルの4コマ漫画を投稿している津夏なつなさん(
@tunatu727
)。人気作品の一つである「RPGあるある 盗賊の性」では、手負いの魔物にとどめを刺せない勇者一行を描いている。傷ついた魔物に村が蹂躙されていくのを歯がみしながら見つめる勇者。とどめを刺すよう求める村人を前に、勇者が待っていたのは、パーティーメンバーである盗賊がモンスターからアイテムを盗むチャンスだった。
まさにRPGであるあるなシチュエーションを物語にしたこの作品は、多くの読者の共感を呼んだ。「これからこのシチュになるたびに罪悪感やばい」「まさにあるある」とツッコミを集めた同作のアイデアや、RPGという題材への考え方を、作者の津夏さんに聞いた。
描かれることのない裏側を描く



「RPGあるある 盗賊の性」の着想について、津夏さんは「どんなに緊迫した状況の戦闘シーンでも、モンスターがレアアイテムを持っているならば盗まずにはいられない!多くの人がRPGをプレイする中で経験したであろう状況をネタにしてみました」と語る。「ぬすみ」が成功するまでモンスターを倒さないよう、ひたすら防御や回復をする泥仕合のような光景を、一刻も早く退治してほしいと願う村人がどんな気持ちで見てるんだろうと、ゲームをしているときにふと思ったそうだ。
4コマの題材にRPGを多く取り上げる理由について尋ねると、「私自身RPGが大好きで、いろいろなゲームを今もやっています」と話す。ゲームをプレイしながら感じた矛盾や、描かれることのない裏側の事柄を想像してネタにすることが多いという。「息抜きにゲームをやりながら4コマのネタも思いつけるので一石二鳥だと思っています」と語った。
作品への反響で印象に残っていることについて、津夏さんは「共感の声が多かったのが純粋にうれしかったのですが、いつの間にかリプライ欄がいろいろなゲームの『あるある』を言い合う場になっていたのがおもしろかったです」と答えた。
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取材協力:津夏なつな(@tunatu727)
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