【佐藤健と土屋太鳳 in 名古屋】「日本中にたくさんの愛を届けたい」
東海ウォーカー
11月21日、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の試写会が名古屋のミッドランドスクエア シネマで行われ、ダブル主演の佐藤 健と土屋太鳳が舞台挨拶に登壇。佐藤が「日本中にたくさんの愛を届けたい」とアピールした。


本作は、岡山に暮らす中原尚志さんと麻衣さん夫妻をモデルにした実話。結婚直前、突然意識不明となった花嫁を8年間待ち続けた新郎と家族の軌跡が綴られる。一途に、愛するひとの復活を祈り、待ち続ける主人公尚志を演じた佐藤は、この役を“生きる”ため撮影中はずっと岡山に滞在していたそう。「芝居とか台詞とかではなくそこに生きているように感じて欲しかったので、日常の延長として現場に立ちたくて。生活感がそのまま絵(スクリーン)に映ればいいという思いで岡山にいました。尚志さんは笑顔が素敵な方なので、そういった魅力を体現できないかと現場では考えていました」



一方、突然の病に襲われ昏睡状態に陥る麻衣を演じた土屋は毎日4時間の特殊メイクを施し役に挑んだ。「かなり過酷な撮影でしたけど、現場では毎日(共演者やスタッフから)パワーをもらってました。4時間かけて作ってもらったメイクを崩しちゃいけないし、管やマウスピースも装着していたので身動きがとれない中、佐藤さんが『大丈夫?なんかできることない?』って足をマッサージをしてくれたり」そんな土屋に「特殊メイクだと表情が動かしづらいんです。笑ったりするとメイクがとれたりするので…だからなんとか笑わせようというね(笑)」と佐藤が続くと「そうなんですよ!(笑いをこらえるのが)ほんとにほんっとにつらくて!」と力説した土屋。司会者から「緊張もほぐれた?」との声にすかさず佐藤が「緊張もですけど、特殊メイクがとれました(笑)」と、尚志の包容力さながらに会場を温かな笑いで包みこんだ。




作品のタイトルにもなっている8年の歳月。佐藤は「決して尚志さんは個人の力で待てたわけではない」と語る。「尚志さんと麻衣さんの繋がりがあるからこその8年間だし、家族の支えがあっての8年。誰とだったら8年間過ごせるのか? 8年待てる人と出会いたい」と力強く続けた。土屋も「私も待ちます。尚志さんが毎日愛情を注いで積み重ねた8年。大切なひとに出会えることはそんなにたくさんあることではない。大切な人が命を繋ごうとしている時間だから、私も愛情を注いでいきたいです」












最後に佐藤が「演じた僕が感じたのは、壮絶な8年だけど、たくさんの愛情がある幸せな8年でもあったということ。こういう奇跡が実際にあったんだって気持ちで観ていただいたらうれしいですし、この映画を通して日本中にたくさんの愛を届けていきたいです」と締めくくった。映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は、12月9日より岡山で、16日より全国でロードショー。【東海ウォーカー】
にしおあおい
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