星野リゾート「OMO5函館」で120%函館を楽しむ!手ぶらでらくらく観光&夜は異国情緒あふれる空間でまったり

東京ウォーカー(全国版)

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旅行好きなら知らない人はいない、数多くの愛される施設を展開する星野リゾート。現在、9月開業予定のLUCYを含む6つのホテルブランドと個性的な施設を国内外に展開している。ホテルブランド「OMO(おも)」は、星野リゾートが全国に展開する「テンションあがる『街ナカ』ホテル」。街をこよなく愛するスタッフが地域の人々と仕掛ける新感覚のホテルで、“思いもよらない魅力”に出合わせてくれる場所だ。

OMOは全国に16施設(2025年8月時点)


「OMO」は2025年8月時点で、全国に16施設ある。

・「 街の魅力感じるロケーション 」にあること
・「 居心地のいいデザインされた客室 」で過ごせること
・おいしい食事で「 都市滞在のエナジーチャージ 」ができること
・「 活気あふれるOMOベース 」でホテル内でもいろいろなアクティビティを楽しめること
・街を知り尽くしているOMOならではの「 ご近所のとっておきの楽しみ方 」を提案すること
・「 街を愛する個性豊かなスタッフ 」が全力で旅をサポートすること

これら6つのブランドプロミスを掲げた、“街ナカを楽しみつくす”ために作られたホテルブランドだ。

「OMO」は、それぞれ施設名に数字が入っているのも特徴の1つ。この数字やアイコンは、施設のサービスの幅を表している。「OMO3」がベーシックなホテルで、数字が大きくなればなるほど施設の設備が充実。「OMO7」であれば「レストラン」や施設により異なる「スペシャルファシリティ」を備えているフルサービスホテルだ。

そんな「OMO」の中で今回は、2025年7月で開業1周年を迎えた「OMO5函館 by 星野リゾート」(以下、OMO5函館)を訪問!

ブティックホテルの位置付けとなる「OMO5函館」


「OMO5函館」って?

ダークカラー&ストライプデザインが目を引く「OMO5函館」


函館駅から徒歩約5分、古くからの繁華街に面した、函館観光の拠点となる場所にある「OMO5函館」は、遠くからでも目を引く大きさ&壁面のデザインが特徴。コンセプトは「百二十%ハコダテ」で、「朝の市場から夜景観賞後のナイトタイムにいたるまで、王道はもちろん、知られざる魅力や知られざる楽しみ方で函館を味わい尽くしてもらいたい…」、そんな思いが込められているという。ホテルのエントランスに入ってみると、このコンセプトやワクワク感が表現された巨大なステンドグラスのアートが出迎えてくれた。

よく見ると函館市電や塩ラーメンも描かれていてユニーク!函館の魅力が詰まったアートが特徴的なステンドグラスがお出迎え。フロントの横には便利なセルフクロークロッカーも

「OMOベース」の入り口に掲示されているご近所マップ


チェックイン後、エントランスの1フロア上の2階にある“ホテルと街がシームレスにつながる仕掛け”が詰まったパブリックスペース「OMOベース」へ行ってみた。ここには、レンガの柱や漁火(いさりび)をイメージしたランプ、ステンドグラスの照明など、函館の街並みを感じるモチーフをはじめ、ハンギングチェア、ビーズクッションといった遊び心のある椅子がいろいろと用意されており、ゆったりとくつろげる雰囲気。同ホテルのスタッフによると「客室と観光地を行き来するだけでなく、“心地よい第三の場所”サードプレイスとして活用していただきたい、というのがこのパブリックスペース。こちらの2階のフロアは、温泉『琥珀色の湯』への動線にもなっているので、湯上がりラウンジとしてホッとひと息ついていただく場所としてもおすすめです」とのこと。

函館の街並みを感じさせるレトロな空間

円形のベンチやハンギングチェア、ビーズクッションなどさまざまな座席が用意されている「OMOベース」

インテリアにも“函館らしさ”が光る!


そんな同ホテルの客室は、12タイプ、全245室が用意されている。今回見学したデラックスルームでは、“函館山に上るロープウェイ”のウォールアートや、“函館山から眺める夜景”が描かれたベッドボードが目に留まり、そのかわいさに胸がキュンッ!床や棚には、茶目っけのある“隠れイカ”のモチーフも散りばめられており、「あ!こんなところに!」と、ゲーム感覚で探して楽しめるのも気に入った。

デラックスルーム内観。客室にいながら街歩きをしているような気分に!? 海色のカーテンやソファ、函館の街灯りのように温かみを感じさせるクッション、レンガ調のカーペットが配されている。ちなみに同ホテルは愛犬との宿泊も可能

“函館山から眺める夜景”が描かれたベッドボードもかわいい!そして、チョコンと描かれたイカのイラストにも惹かれる

「あ!こんなところに!」と、ゲーム感覚で探して楽しめるイカのデザイン。部屋のあちこちで見つけることができた


そして、滞在中の目玉となったのが、このあと楽しんだ「函館ぐるぐるフリーバス」と、「ローカルリズムナイト」。王道スポットを巡りつつ、夜はまったりホテルで“函館ならでは”を堪能した。

手ぶらでOK!函館ぐるぐるフリーバスで王道函館観光へ

チェックイン前、チェックアウト後もずっと無料で乗り降りでき、主要な観光スポットへも直接アクセスできる「函館ぐるぐるフリーバス」。「OMO5函館」を起点とし、約1時間ごとに運行している


「函館ぐるぐるフリーバス」は、宿泊者専用の無料周遊バスで、函館観光がよりスムーズになるサービス。観光できるのは、夜景が魅力の「函館山ロープウェイ」、金森赤レンガ倉庫が並ぶ「ベイエリア」、異国情緒漂う「元町エリア」、歴史スポット「五稜郭公園」、海鮮が並ぶ「はこだて自由市場」などだ。

時間帯により多彩な表情を見せる函館山

金森赤レンガ倉庫が並ぶ「ベイエリア」

金森赤レンガ倉庫の金森洋物館にはみやげ物が集まるショップやレストランがそろう。函館名物「スナッフルス」の「チーズオムレット」(ミニコーヒー付き250円~)が気軽に味わえるキャッチケーキバーがある

函館の代表的な観光エリア・元町の坂道「八幡坂」

歴史スポットの「五稜郭公園」

上から見ると星の形になっているのが特徴の「五稜郭」


記者は一度、「函館山ロープウェイ」を訪れたことがあるのだが、外国人観光客も含めてかなり混雑していたのを覚えている。そんな場所へも、ホテルから函館山山頂まで直行で往復してくれる“夜景堪能特別ツアー”「函館山夜景ダイレクトバス」(※有料/事前予約制/1日1便/ガイド付き)を利用すれば、ストレスフリー!

混雑する函館山山頂の展望台。そんな山頂まで「函館山夜景ダイレクトバス」が直行で往復


実際に乗ってみると、ロープウェイ乗り場での待ち時間がないうえに、函館を知り尽くしたOMOレンジャー(「OMO」に所属する、地元の魅力を熟知したガイドスタッフ)の案内も付いてきて、かなり満足度の高いコンテンツとなっていた。同ホテルのスタッフは、「レンタカーだと駐車場がちょっと遠かったり、電車だと観光地と駅の往復があったりするので、バスの人気は高く、多くの宿泊者から利用されています。夜の『函館山夜景ダイレクトバス』も、『函館山ロープウェイ』という“絶対に外せないスポット”に行けるのでおすすめなんですよ」とコメント。ちなみに、この夜の便は席が埋まりやすいそうなので、宿泊予約の際など早めの予約が賢明だ。

きれいな夜景が見えるかはその日の天気次第!バスでOMOレンジャーの函館にまつわるトークを聞きながら向かう

OMOレンジャーが教えてくれた穴場スポット「漁火公園」。本当に人混みを回避しながら夜景を楽しむことができた!


観光後は温泉「琥珀色の湯」で疲れを癒やす

人気の壺湯と、木の温もりに包まれた“東屋風 露天風呂”


夜は、源泉掛け流しの温泉「琥珀色の湯」で癒しのひとときを過ごすのがおすすめだ。開放感あふれる内湯には、自慢の源泉かけ流しに加え、肌のデリケートな人にも配慮したという沸かし湯の2種があり、屋外には壺湯と、風情ある佇まいの“東屋風 露天風呂”が用意されている。大浴場や露天風呂で心身をリフレッシュすれば、一日の疲れも吹き飛ぶこと間違いなしだ。

体の芯から温まる茶褐色の名湯。源泉かけ流しのナトリウム塩化物強塩泉(pH6.8)は、鉄分を豊富に含む


湯上がり後はまったり異国情緒あふれる“函館ナイト”!

幻想的な光の中で湯上がりの心地よい時間を過ごそう


「OMO」では2024年より、都市のナイトライフを満喫できる宿泊者限定のナイトイベント「ローカルリズムナイト」(ホテルに滞在しながら街のカルチャーに触れることができる夜のイベント)を開催しており、その1つとして、2025年8月13日からは「OMO5函館」でも「夜の輝き ハコダテアワー」を実施している。開催時間は、19時から24時(LO23時)。「OMOベース」が、街路灯のオレンジや海の青を表現したステンドグラスの光でライトアップされ、西洋文化が薫る函館ならではの幻想的な雰囲気に包まれる。

美しい函館の街灯りをイメージしたステンドグラスが会場を彩る


さらに、そんな夜景のような光の中で、オルガンの生演奏も楽しめるのがうれしいところ!かつて五稜郭タワーで活躍していたという歴史ある手回しオルガンを同ホテルが復活させたそうで、それをスタッフが奏でてくれるのだ。光り輝く空間で聴く優しい音色は、かなりの特別感!湯上がり後に立ち寄るのもおすすめ。至福のリラックスタイムを過ごすことができる。

手回しオルガンの演奏は19時30分〜と21時30分〜の1日2回。約10分間演奏される

生演奏を聴きながら楽しんだ「2種のきらきらメロンソーダ」。赤肉・青肉メロンが味わえる一杯で、カラフルなジュレが浮かんでいて写真映えも抜群だ

湯上がりにぴったり!「OMOベース」内にある「OMOカフェ&バル」では、近隣のアイスクリーム店から仕入れているという「アイスクリーム」(450円)を24時間販売。「アロニア」など北海道ならではのフレーバーも


鮮度抜群!海鮮三昧の朝食に舌鼓

「OMOダイニング」のライブキッチン

朝のテンションを上げるのは、五稜郭をイメージした五角形のライブキッチンを備える「OMOダイニング」での朝食!市場のような賑わいあるカウンターでは、“海鮮ファイブスターズ”と称したメイン5品を仕上げて提供してくれる。

海鮮ファイブスターズと称したメイン5品を、目の前で仕上げて提供してくれる


海鮮ファイブスターズは、薬味を混ぜ込み風味付けした酢飯に、好みの具材をたっぷり乗せて作る「海鮮丼」、季節の海鮮と野菜を香ばしく焼き上げた「炙り焼き」、魚の旨味を活かした「寿司」、海鮮の旨味を活かした「潮ラーメン」、そして阿部商店の元祖「いかめし」を用意。ライブキッチンでは、ダイニングのスタッフが「『いかめし』は、マヨネーズと七味を添えて食べるのが阿部商店さんのおすすめの食べ方なんですよ!」と元気よく声を掛けてくれ、コミュニケーションも楽しむことができた。

ご飯が盛られた星形どんぶりに、好きなだけ海鮮をのせて自分好みの海鮮丼を作ろう

イカの街・函館を感じる阿部商店の元祖「いかめし」も用意されている!

ブッフェ台の様子。チョコクロワッサンやメロンパン、チーズブリオッシュなどパンもさまざまなラインナップが用意されている

北海道ならではの風味を楽しめる函館牛乳も


「はこだて自由市場」を楽しむ「なまら満足!朝の自由市場 専門店めぐり」

街をこよなく愛するOMOレンジャーが「はこだて自由市場」を案内してくれた。珍味・乾物・海産物を取り扱う「菊地商店」では函館が生んだスター、GLAYの貴重なショットも見られるかも!?


ホテルから徒歩圏内の「街」を知ることができるOMOブランドのサービス「Go-KINJO(ごーきんじょ)」。その1つ「ご近所アクティビティ」では、街をこよなく愛するOMOレンジャーが、函館で約70年の歴史を持つ「はこだて自由市場」を案内し、函館の海鮮をディープに楽しませてくれる。

「菊地商店」でおすすめの「がごめ昆布」や「鮭とば」はおみやげにもぴったり!


OMOレンジャーによる案内のもと、その日のイチ押しの商品や丁寧に捌かれた新鮮な魚介類を見て回る。市場の人々とふれあい、優しい人柄を感じながら買い物ができるのが特徴だ。そして、このツアーのもう1つの特徴が、実際に売られている3種類の商品を特別に味見させてもらえること(内容は日替り)!参加する際は、おいしすぎて限界まで食べたくなる朝食を、少しだけセーブしておくと◎。

イカ専門店「富田鮮魚店」の店頭には新鮮なイカが並ぶ

試食のイメージ。取材日の試食で人気を博した「富田鮮魚店」の海鮮珍味「つぶわさび」(写真左)。つぶ貝を柔らかくボイルし、刻んだ茎わさびや海藻などと和えている


おすすめのおみやげ4選

「OMOベース」内にある「OMOカフェ&バル」と「ショップ」。街歩きの合間のカフェタイムや、湯上がり後にくつろぐナイトタイムなどシーンを問わず使える

最後に、「OMO5函館」のショップで販売しているおすすめのおみやげをセレクトしてご紹介!売れ筋は「OMO」のキービジュアルを手掛けるクリエイター・Grace Leeさんによるオリジナルの「マグカップ」(各1980円)や、 OMO限定パッケージのお菓子「函館ラスク(バター)」(540円)、ほんのり甘いせんべい「小さな元祖山おやじ」(550円)。「TO&FRO(トゥーアンドフロー)」のトラベルグッズもかわいさ満点で、超軽量ポーチの「ORGANIZER AIR」(XS 3190円~)などは、旅を快適かつおしゃれに彩ってくれるハズだ。

「OMO5函館」に併設されているショップ

ショップの一角にもかわいらしい半個室風の空間が!レンガ調の壁など、どこをとっても函館らしさが詰まった内装

「OMO」のキービジュアルを手掛けるクリエイター・Grace Leeさんによるオリジナルの「マグカップ」。客室用の備品でも同じものが用意されている

「OMO5函館」限定パッケージのお菓子「小さな元祖山おやじ」と「函館ラスク(バター)」(写真左から)

「TO&FRO」のトラベルグッズ「ORGANIZER AIR」


今回、函館の魅力を存分に感じることができた「OMO5函館」には、地元のグルメを買って部屋で楽しめるキッチン付きの「OMOハウス」もあり、家族やグループ、長期滞在や子ども連れの旅行にも便利。皆さんも、周遊バスや「OMOベース」でのナイトタイム、豪華な朝食や買い物ツアーでの市場巡りなどで、函館の街をディープに満喫し尽くしてみては?

取材・文=平井あゆみ
写真=古里綾乃


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