【ホラー】「こっくりさん、おいでください」こっくりさんにおける2つの禁断の掟…破ると呪われる!?【作者に訊く】
東京ウォーカー(全国版)
「こっくりさん」――子ども時代にやったことがある、もしくは耳にしたことがある人が大半なのではないだろうか?あまりにも有名な“遊び”である。しかし、こっくりさんはただの遊びではない。手軽さゆえに子どもたちの間で流行したが、明治時代以降に日本中に広まった降霊術の一種と言われている。そして、こっくりさんには決して破ってはいけない掟が2つあった。それを破ると、どうなるのか――!?
今回紹介する話は、ホラー漫画『鬼の居る間にわたしたちは』の第4話である。『鬼の居る間にわたしたちは』の主人公は女子高生・螢で、螢は怪異が見える特異体質だった。極力見えないふりをしてやり過ごしてきた螢だったが、ある日転校してきたあざみの肩に凶悪な怪異が取り憑いているのを目撃する。あざみは憑かれやすい特異体質で、特に霊力の高い怪異を引き寄せる傾向にあった。あざみには怪異の姿は見えなかったが、なぜか螢と手をつないでいる間だけ見えるようになることに気がつく。そして、その怪異事件をきっかけに2人は仲良くなったのだが――。
本作を描いたのは、漫画家の三ノ輪ブン子(@minowabunko)さんである。ホラー漫画や都市伝説系の漫画を得意とし、現在は人気YouTuberのラブマツさんが原作を担当する本格ホラー&コメディ『超ビビりな配信者でも編集しちゃえば怖くない説~ラブマツと巡る都市伝説ぶっ壊しツアー~』を連載中だ。今回は三ノ輪ブン子さんに『鬼の居る間にわたしたちは』について話を聞いてみた。
――本作『鬼の居る間にわたしたちは』の第4話では、こっくりさんの掟を破ったことで起こった事象が描かれています。三ノ輪さん自身のこっくりさんの思い出がありましたら教えてください。
小学生のころにやったことがあるのですが、そのときは明らかに力を入れているであろう人の指の爪が白くなっていたことをとても覚えております(笑)。でも「やってみよう!」と話が出たときは、もしかしたら本当に勝手にコインが動くんじゃないかと結構怖くてドキドキして楽しかったですね。
――『鬼の居る間にわたしたちは』は、現在は閉鎖した漫画アプリで連載していた作品とのことですが、この第4話が最後の掲載話なんですね。続きのご予定はありますか?
第8話までの構成はざっくりと考えていたので続きを描いてみたい気持ちはあるのですが、第4話を描いてから時間が経って自分の絵柄が変わってしまったので難しいかなと…。お話に関しても、自分の価値観や考え方が昔から変わってしまい、今続きを描いたらだいぶ変わってしまうかもしれないので、今のところはこのままにしておく予定です。ただ百合もホラーも大好きなので、またこういったお話をつくってみたいです。
『鬼の居る間にわたしたちは』は、第1話では都市伝説の「テケテケ」、第2話では東北に今も残る「ムカサリ絵馬」の風習、第3話では遊園地にいる子どもの幽霊、そして本作第4話で「こっくりさん」を扱っている。どれも1話完結で読める短編ホラーなので、第4話が気に入った人はほかの話も読んでみよう。また、この手のホラーが好きな人には、「タクシーの幽霊」や「死体洗いのバイト」、「メリーさんの電話」など昔からある都市伝説を扱った『ただのうわさです』もおすすめだ。ぜひ読んでみて!
取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)
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