海老瀬はな、婚活に興味アリ?「こいのわ 婚活クルージング」大阪舞台挨拶
関西ウォーカー
風間杜夫演じる65歳、バツイチの元社長・門脇誠一郎を主人公に、片瀬那奈演じる35歳、元ご当地アイドルの編集者・山本ナギなど、様々な男女の婚活模様を描いた映画「こいのわ 婚活クルージング」が、11月25日(土)大阪で公開初日を迎えた。同日、大阪市北区のシネ・リーブル梅田にて、上映後に舞台挨拶が開催され、門脇の見合い相手役を演じた海老瀬はなと、プロデューサーの益田祐美子が登壇した。
大きな拍手で迎えられた2人。まず海老瀬が「大阪初日ということで、この作品のお誕生日みたいな日なので、満席のお客さんと迎えられて、本当に幸せです」と第一声。続けて益田プロデューサーが「映画は多くの方に観てもらってこそ育っていくものです。本当に有難うございます。熱気を感じます」と笑顔で挨拶した。
「本作が誕生したきっかけは2つある」と益田。1つは、制作にあたっての資金集めをする際、投資家に「お金は返せないかもしれないけれど、あなたが1番してほしいことをしてあげます」とつぶやいたところ、「『余生を過ごす伴侶がいない、嫁さんを探してほしい』と言われた」と述べ、何人かの女性を紹介するも、「お金持ちはだいたいワガママで、なかなか上手くいかなかった」と、主人公・門脇誠一郎のモデルとなる人物が実在したことを明かした。続けてもう1つ、広島県にて、少子化対策の一環として「こいのわプロジェクト」という結婚支援プロジェクトがあり、非常に成功しているため、それをテーマに映画を作ってほしいとの依頼があったという。「(先述の)投資家のお金と、広島のプロジェクトが合体してできた」と明かした。
キャスティングについて益田は、「主演の風間(杜夫)さんのキャスティングは私なんですけれど、女優のキャスティングは、全て金子(修介)監督の好みですね」と明かし、観客の笑いを誘った。
これまで、おっとりした役やお嬢様役が多かったが、本作では門脇の見合い相手として、ファイナンシャルプランナーのキャリアウーマン役を演じた海老瀬。それについて海老瀬は、「普段本当にボーっとした感じの、どれだけいい子なのというような役をいただくことが多いので、台本をもらった時に、すごくワクワクしました。新しい感じの役だったので、すごく嬉しかったです」と笑みを浮かべ、今後は悪役やクラブのママ役などを演じてみたいと胸の内を明かした。
撮影中印象に残ったこととして海老瀬は、風間杜夫、八島智人、町田啓太、スタッフとで食事に行った時のことを挙げ、翌日早朝から撮影があるにもかかわらず、風間が先頭に立ち、「もう1軒行くぞ!」と、結局3軒目まで行き、そこでの第一声が「テキーラ持ってきて!」だったと述べ「どんだけ元気なんだ。20代みたいな飲み方だった」と風間の若さに驚きを隠せなかったという。
制作の目的について益田は、「今政治にしても、日本の国力が下がっているんですね、人口が減るっていうことは、日本の国力がうんと下がるんです」と述べ、続けて「国力を上げるには、国民が恋をして、結婚して、子供を産まなきゃいけない。そういう日本が明るく、元気になる映画を作りたかった」と言及した。
MCから、「婚活はどうか?」と尋ねられると海老瀬は、「流行ってますよね。こんなクルーザーのイベントとかあったら、楽しそうだし、行ってみたいです」と興味があることを明かし、続けて、「本作のように仮に40歳くらい上の男性と恋愛するのはどうか?」との質問に対しては、「風間さんなら、全然いけます!」ときっぱり答えた。
苦労したシーンは2つあると益田。1つ目は「ヨットのシーン。船を並行して走らせなければならないので、それが難しかった」と述べ、2つ目は「(広島)カープの優勝シーンを広島球場で撮影すること」と言い、その理由として、観客1人1人の顔が映ると、著作権法に引っかかるため、最後の最後まで許可が下りなかったと明かした。結局、観客の顔を全てぼかして対処したという。相当苦労はしたものの、実際にクルージングと、カープの球場での婚活は1番成婚率が高いため、外せなかったと明かした。
プロデューサーとして益田は本作で、「女性は嘘の中に本当があって、本当の中に嘘がある」、「女性は愛する人ができると強くなる。男性は守るものができると強くなる」という2つのことを伝えたかったと述べ、監督にメッセージとして伝えてほしいとリクエストしたという。
続けて益田は観客へのお願いとして、映画を作るきっかけとなった投資家について、「パンフレットのエグゼクティブプロデューサーというところに、ちらっと名前と写真があります。今でも伴侶募集中です」と述べ、「もし『私は!』という方がいらっしゃいましたら、パンフレットをお求めいただいて、私に連絡いただければ、お繋ぎ致します」と映画の宣伝ではなく、投資家の花嫁募集の告知を行った。
最後に益田は「映画を育てていただくのは、みなさん1人1人の想いです。口コミで広めていただけたら、また次の作品もできますので、どうぞ宜しくお願い致します」とPR。続けて海老瀬は「映画を観て、みなさんの心に温かいものが残ればいいなと、ちょっとだけでも笑ってもらえたり、幸せになってもらえたらいいなと思っていたんですけれど、今日こんなに沢山のみなさんに来ていただけて、私が幸せになりました。本当に有難うございました」と深々と頭を下げ、舞台挨拶は終了した。
【関西ウォーカー編集部/ライター南 華凛】
南 華凛
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