“もっとスヌーピーだらけに”パワーアップ⁉ピーナッツ75周年を記念の「スヌーピーミュージアム」を徹底レポート

東京ウォーカー(全国版)

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2025年10月2日(火)にコミック誕生75周年を迎える「 ピーナッツ 」。この記念すべき日を前に、南町田グランベリーパーク内にある「 スヌーピーミュージアム 」(東京都町田市)が、9月6日から“もっとスヌーピーだらけに”をテーマにパワーアップした。展示や体験、グッズ、カフェメニューまで、あらゆる場所でこれまで以上にスヌーピーの世界観に浸れるようになったという。そこで今回は、モデルの富名腰明理(ふなこしあかり)さんとさきさんが、新しくなったミュージアムを体験取材。館内から屋外の公園まで、至る所に現れるスヌーピーのデザインやあしらいに大興奮だった1日の様子をレポートする。

館内のあちこちが“もっとスヌーピーだらけに”!1階のストア内には約500体のスヌーピーのぬいぐるみに囲まれて写真が撮れる「スヌーピー・ぬいぐるみウォール」が出現

初めてスヌーピーミュージアムを訪れたというさきさん(写真左) と、二度目の来館という富名腰さんがレポート


エントランスから公園まで至る所にスヌーピーが!フォトスポットも満載

今回のリニューアルでまず驚かされるのは、館外から始まるスヌーピーの世界観だ。ファサード(外観デザイン)には大小さまざまなスヌーピーがデザインされ、路面のトリックアートも一新。富名腰さんとさきさんも「わー、すごい!入る前からスヌーピーがいっぱい!」と、どこを切り取っても絵になる様子に大興奮。

ミュージアムとカフェの窓には「スヌーピー・ウィンドウ」が登場

ミュージアムとカフェの間に登場した「スヌーピー・トリックアート」。ピーナッツ・ギャングのアートに囲まれて写真が撮れる!


驚きはこれだけではない。なんと、ミュージアムを飛び出し、隣接する鶴間公園にも、新たな屋外装飾が設置され、まさに「もっとスヌーピーだらけに」というテーマを実感できるようになっている。二度目の来館となった富名腰さんは「スヌーピーがあちこちに増えていて、お散歩しているだけでも楽しい!」と、前回との違いに驚きを隠せない様子。

鶴間公園には「スヌーピー・パークスタチュー」が2体新設


もちろん館内にも展示替えや装飾の追加が行われ、さきさんは「どこを見てもスヌーピーを目にすることができて、入った瞬間にワクワクが止まらない」と笑顔を見せた。

入口入ってすぐの受付前もスヌーピーだらけ!

3階のエレベーターを降りると「スヌーピー・ふかふかレリーフ」が目の前に


新企画展「ザ・スヌーピー展」で、これまで知らなかったスヌーピーに出会う

今回のパワーアップの目玉の一つが、2026年3月1日(日)まで開催中の「ピーナッツ」誕生75周年記念の企画展「 『ザ・スヌーピー展』世界のともだちになった犬。 」だ。取材当日は、本展のために来日したシュルツ美術館&リサーチセンターのアシュリー・レクライトさんと、スヌーピーミュージアム クリエイティブ・ディレクターの草刈大介さんによるギャラリートークが開催された。

登壇したアシュリー・レクライトさん(写真右)と草刈大介さん(同左)


草刈さんによると、「『スヌーピーミュージアム』では、これまで10回を超える展覧会をやってきましたが、実はスヌーピーにフォーカスを当てた展覧会は2回目」なのだそう。「スヌーピーが人気になって、知名度も上がり、知らない人はいないくらい、とにかく世の中スヌーピーだらけですよね(笑)。でも不思議なことに、スヌーピーのことが知られれば知られるほど、スヌーピーは何なのか?ということから離れていっているように感じます。身の回りにスヌーピーはあふれているけれど、スヌーピーはどこから生まれて、誰が描いて、どんなふうに描かれていたのかという、実は一番大切で、一番おもしろいところをみんなが知らないという逆転現象が起きているんですね。今回の展覧会では、スヌーピーミュージアムの名前のとおり、スヌーピーのことをもっと知ってもらって、もっと好きになってもらうことができたらと思っています」と、今回の企画展に込められた思いを語ってくれた。

「ほかに飾るところがないくらいスヌーピーだらけになっています!」と草刈さん


一方、アシュリーさんはコミックの著者、チャールズ M. シュルツ氏について説明。「1950年代から1960年代にかけて、シュルツ氏は、スヌーピーや動物の絵を写実的に描いていました。スヌーピーには手や耳、尻尾もあり、子犬らしく描かれていましたが、描き方に慣れていくにつれてスタイルが確立され、スヌーピーの個性も際立ち、個性が育っていったというのが、私たちの解釈です」と話し、チャーリー・ブラウンの飼い犬で四足歩行のかわいらしい子犬だったスヌーピーが、次第にまるで人間のように感情豊かで個性的なキャラクターへと変身していった経緯について説明してくれた。

「シュルツ氏は子どものころに2匹の犬を飼っていて、そのうち、『スパイク』という名前の犬がスヌーピーを生み出すヒントになったと言われています」(アシュリーさん)


今から75年前の1950年10月4日にコミックに初登場したスヌーピー。いわゆる“子犬”だった当初から、笑ったり、怒ったり、悲しんだり、哲学的なことを考えたり、変装したり、どんどん表情が豊かになっていくスヌーピーの魅力について、今回の企画展では75点の貴重な原画や当時の新聞資料でその変遷をたどることができる。モデルの二人は「同じキャラクターでも、時代でこんなに表情が違うんだと驚きました」と感心しきり。

「こんな表情のスヌーピー、初めて見た!」(富名腰さん)。「原画を間近で見ると線の勢いや表情がすごく生き生きしているね」(さきさん)

ピーナッツ・ギャングになりきって写真が撮れるフォトスポットも


また、パワーアップに合わせて新たなミュージアムグッズも多数発売に。企画展のテーマに合わせたオリジナルグッズや、75周年記念グッズなど、ここでしか手に入らないアイテムが盛りだくさんだ。二人も「どれもかわいくて選べない!」と、お土産選びに夢中になっていた。

「今までにないデザインが超かわいいね!」と二人ともご満悦

子犬らしさが残るスヌーピーが超キュートな「ザ・スヌーピー展」のグッズ


世界にひとつ!自分だけのスヌーピーグッズ作りができる新ワークショップ

「スヌーピーのマスコットタグ」作りに挑戦!

展示を楽しんだあとは、オリジナルのスヌーピーグッズが作れるワークショップへ。今回のパワーアップで、人気のワークショップに 「スヌーピーのマスコットタグ」 が新しく仲間入りした。富名腰さんは、自分のイニシャル入りワッペンを選んでタグ作りを体験し、「持ち歩くたびに気分が上がりそう」と満足の仕上がりを披露。開催日が決まっているので、公式サイトで確認しよう。

毛並みの異なる、ふわふわ・もこもこ・さらさらの3種類のスヌーピーの中から、お気に入りのひとつを選び、好きな色のリングと組み合わせよう

タグ部分にはアルファベットや「ピーナッツ」モチーフのワッペンを使ってデザイン

スタッフにワッペンをアイロン付けしてもらったら完成!


また、さきさんが挑戦したのは 「スヌーピー缶バッジ」 作り。限定デザインのシートからお気に入りを選び、専用マシンでプレス。完成した缶バッジを目にし、「その場で作れてすぐ使えるのがうれしい」と笑顔を見せていた。二人とも、世界に一つだけのアイテムを手にした充実感を楽しんだ模様。

「スヌーピー缶バッジ」は通常、スタッフがプレスしてくれるが、希望すれば自分でチャレンジすることも可能

75周年に合わせて、パワーアップ限定デザインが登場



「PEANUTS Cafe」の限定メニューに舌鼓

ミュージアムをたっぷりと堪能したあとは、カフェでひと休み

ミュージアム隣接の「 PEANUTS Cafe 」でもパワーアップや企画展と連動した新メニューが登場。二人が試食したのは 「ザ・スヌーピーバーガーバスケット」(2420円)「スヌーピーの焼きマシュマロラテ」(946円) 。大きなハンバーガーはちょっぴりスパイシーな味付けのチキンに野菜がたっぷりで、さきさんは「ボリューム満点だけどペロリと食べられました」とコメント。富名腰さんはラテに浮かぶマシュマロを見て「見た目もかわいい!とろとろにとろけたマシュマロが甘くて、デザート感覚で楽しめます!」と大満足なカフェタイムとなった。

(写真右より)「ザ・スヌーピーバーガーバスケット」、「スヌーピーの焼きマシュマロラテ」

ミュージアムの余韻に浸りながら、食事を満喫した二人


「もっとスヌーピーだらけに」をテーマに、大きな変貌を遂げたスヌーピーミュージアム。館内外の展示から、企画展、ワークショップ、カフェメニューに至るまで、あらゆる場所でスヌーピーと仲間たちの魅力に触れることができ、これまで以上に「ピーナッツ」の世界観に没頭できる空間へと進化していた。コミック誕生75周年というアニバーサリーイヤーに、ぜひ足を運んでみてほしい。チャーミングで、ちょっぴり哲学的、そしていつも私たちに寄り添ってくれるスヌーピーの新たな魅力を発見する、すてきな一日が待っているに違いない。



取材・文=水島彩恵
撮影=奥西淳二

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(C) 2025 Peanuts Worldwide LLC

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