「デビ高橋」がおすすめする福岡でおいしいごはんを食べるならこのお店!〜ふぐ倶楽部tabata編〜

東京ウォーカー(全国版)

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福岡在住のグルメブロガー・インスタグラマーのデビ高橋さん。20年間ほぼ毎日外食をし、食べ歩いた飲食店の数、なんと1万5000軒以上!Instagramのフォロワーは約10万人で、リリー・フランキーさんやバカリズムさんなど業界内にもファンは多い。

そんなグルメ通のデビ高橋さんが、出張や観光はもちろん、日常のランチやデート、会食で使える福岡・博多の飲食店をピックアップ!全国からも注目を集める“うまい街・福岡”の今行くべき店をぜひ堪能してほしい。


古民家✕極上ふぐ料理の最強コンビ

業態の違う3店舗が入った雰囲気のいい古民家

渡辺通から一本入ったところに、雰囲気のよい古民家がある。ここ「ふぐ倶楽部tabata」では、趣向を凝らしたふぐ料理を楽しめるのだ。古民家でふぐを味わえるなんて、それだけでテンションが上がるね。

店内は全席半個室で、大人の隠れ家のような落ち着いた空間。オープン当初は紹介制だったが、1年後には一般開放し、誰でも利用できるようになった。そのうえ料金も手頃なのはうれしい。これはオーナーの宮脇崇(みやわき・たかし)さんの「より多くの人にふぐを楽しんでほしい」という思いからだ。

宮脇さんは大阪の料亭で4年修業し、その後会員制ふぐ店に入店。本店の店長や新店の立ち上げを経験したのち、2019年に独立して「ふぐ倶楽部」を創業した。料理人からスタートし、わずか6年で4拠点9店舗を経営するやり手の経営者となったのだ。

そして「ふぐ倶楽部tabata」の成長を支えるもう一人のキーパーソンが、社長の入川小百合(いりかわ・さゆり)さんだ。長崎県出身で、いつかは九州にお店を持ちたいと考えていた入川さん。その想いが宮脇さんとの出会いによって形となり、福岡での出店へとつながった。東京・銀座や新橋で「喜月」というおばんざい屋を3店舗経営する実力派の経営者でもあり、宮脇さんとの共同経営によって、この店は飛躍的な成長を遂げた。ちなみに店名の「tabata」は、入川さんの旧姓・田畑に由来している。

福岡の店舗は、マネージャーの田村智人(たむら・ともひと)さんが切り盛りしている。田村さんはソムリエや酒ディプロマの資格を持っているので、お酒のことなら彼に聞けば間違いないだろう。

右から宮脇オーナー、星来「高砂長屋手前」料理長、田村マネージャー


料理は完全予約制で「ふぐおまかせコース」(9900円)と「ふぐ季節の特別おまかせコース」(1万3000円)の2種類。どちらも全11品で、内容は先付、てっさ(ふぐの刺身)、季節の逸品3品、焼きふぐ、唐揚げ、酒蒸し、雑炊、デザート。一般的なふぐコースと違い、鍋ではなく逸品料理や焼きふぐが味わえるのが特徴だ。東京の店舗では「天然ふぐコース」(2万2000円~)もあるので、お願いすれば福岡でも提供してもらえるかもしれない。

ここで使うふぐは、4年ほど育てた2.8~3キロ級の大物。一般的には1.2~2キロが主流だが、3キロくらいのふぐは旨味が濃く、味わいも深いという。

「てっさ」は3~5日寝かせた身を厚めに引き、歯応えがあり、食べ応えも十分。ポン酢もいいが、塩昆布と合わせるのがおすすめ。

身を厚めに引いた「てっさ(ふぐの刺身)」は食べ応え十分


見た目を中華風に仕立てた「香味蒸し」は、醤油と胡麻油の香りがいい。

醤油と胡麻油の香りがよい「香味蒸し」


ぷるぷるのゼラチン質で香ばしい「くちばしの塩焼き」はなかなか珍しい逸品。大きいサイズのふぐだから口も大きいのだ。これは手で持って豪快にかぶりつくのがいいね。

ぷるぷるのゼラチン質で香ばしい「くちばしの塩焼き」


「焼きふぐ」は身皮、とうとうみ、はらみの3種類。身皮はふぐの身と皮の間の部分でほどよい弾力がある。とうとうみは背中の皮の部分で、厚めでコリコリした食感。はらみは腹側の身の部分で、脂がのっていて柔らかい。これらをねぎ塩タレでいただくと、ふぐの脂とあいまってさっぱりといただける。

「焼きふぐ」は身皮、とうとうみ、はらみの3種類

部屋に備え付けの焼台があるので、焼き立てが食べられる


日本酒は約15種類。定番のヒレ酒は、照明を落として作る演出があり、炙ったヒレの香ばしさと日本酒の柔らかな甘味がてっさにぴったり。さらに珍しい「ヒレ焼酎」もあり、深い香ばしさに一度飲んだらハマること間違いなしだ。

ヒレ酒


<おすすめの楽しみ方>
この古民家には業態の違う3店舗が同居している。まずは16時から開く「高砂長屋手前」で0次会。料理長・星来(せいら)さんの季節の1品とヒレ焼酎で軽くウォームアップ。ここには約80種類の日本酒があるので、0次会から飲み過ぎてはダメだよ。次に「ふぐ倶楽部tabata」でふぐ尽くしのコースを堪能し、最後は「長屋Bar おにかい」でゆったり〆るのが理想の流れだ。もちろん「高砂長屋手前」で軽く飲むだけでもいいし、「長屋Bar おにかい」でバー利用だけでもOK。「長屋Bar おにかい」は9月中旬からリニューアル工事に入り、10月初めに再オープン予定なので、タイミングを見て訪れてみよう。

バーだけの利用もOK

2~8名の半個室が7部屋ある


●「ふぐ倶楽部tabata (タバタ)」店舗データ
住所:福岡市中央区高砂1-14-13
電話番号:092-791-6229
営業時間:17時~23時
定休日:不定休
席数:28席
URL: https://www.instagram.com/fuguclub_tabata/

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

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