芸能人は特別待遇?事務局に聞いた「東京マラソン」観戦者の5つの疑問
東京ウォーカー
ついに2日後に迫った「東京マラソン2010」。9:10に東京都庁を出発し、銀座や浅草など東京名所を通りながらフィニッシュ会場の東京ビッグサイトを目指す。昨年からランナーの定員を3万人から3万5000人に増員。強風と冷たい雨という悪天候ながらも、昨年は約195万人の観戦者が大会を楽しんだ。大会当日の都内はお祭り騒ぎだが、そんな様子を見ていると、ふつふつと疑問が沸いてくる人も多いのでは? 芸能人ランナーって特別待遇? 給食ってどれくらい配っているの? 2月28日(日)の大会を前に、そんな素朴な疑問を大会事務局にぶつけた。
Q1【芸能人ランナーって特別待遇なの!?】
今年はランナー応募者の当選倍率が8.9倍になったほど人気の本大会。毎年テレビ中継や新聞紙面を著名人の姿が飾るが、芸能人の参加はどのように決定しているのだろう?
「抽選時の優遇や警備などに一切特別な待遇はしていません。参加ランナーの職業は教師、OL、サラリーマンなどさまざま。“芸能人”もその職業のうちの一つですので、他の方と同じ“1ランナー”として参加していただきます。ただし、大会が推薦するものとして、テレビや雑誌などの企画内容を精査し、大会の盛り上げ企画として媒体の参加を認める場合はあります。その場合でも芸能人ランナーのケアは各媒体が行います」
Q2【参加者3万5000人分もの給水・給食はどれだけの量なの?】
ランナーが走る際に受け取る給水・給食所は15か所。3万5000人のランナーがいるのだからその量もハンパじゃないはず。また、今年のラインナップも気になるところだ。
「量は膨大です。給水はスポーツドリンクが約40万9000杯、水が50万7000杯(各1杯150ml)。給食はバナナ約7万6000本、ひと口アンパン約2万個、ひと口チョコパンが約1万個、人形焼が約1万個、ぶどう糖約2万6000粒、梅干約1万6000個、チョコレート約3万4000粒、レーズン約50万粒、栄養食品約4万5000本、ミカン約3万9500個、おにぎり約4万個、塩あめ約1万個、とこれだけの量になります。スポンサーから提供されるもの、事務局から用意するものがありますが、これだけの量があるのは、ほかの大会と比べても大変恵まれているんです。ただし給水も給食も、基本的にはランナー自身で自分に合ったものを用意してもらうのがベストです」
Q3【スターターって一瞬でフィニッシュ会場に移動しているよね!?】
今年のスターターも昨年に続き、石原東京都知事だ。テレビ観戦していると、スターターや関係者がスタート後、すぐに東京ビッグサイトにいることに驚く。道路が封鎖されている中、移動手段はどうしているのだろう。
「規制のないところを迂回して移動します。例えば、報道陣もスタート後にフィニッシュ会場に移動しますが、9:10の競技開始後約30分でバスに乗車。高速道路を使って10:00には東京ビッグサイトに到着しています。ちなみに、バスはスポンサーのはとバスさんです」
Q4【通行止めの予定時間が前後したらどうなるの?】
コースとコース直近の道路は、早いところだと朝6:00から、最長で6時間以上も車両通行禁止となる。その予定時間が過ぎる場合はあるのだろうか。
「警視庁との調整で各所の交通規制時間を決め、時間内の規制解除を目標に大会側で努力をしています。当日の情報は03-5320-7897(8:00〜16:30)で案内しているので、こちらでご確認ください」
Q5【完走すると何かもらえるって本当?】
大会上位入賞者には賞金や、電化製品などの賞品が出る。が、エリートランナー(陸上連盟登録選手で一定の基準を満たす者)が大勢いる中、市民ランナーがそれらを獲得するのはなかなか難しい。市民ランナーは、ただ走るだけなのだろうか。
「完走者には完走メダルとフィニッシャーズタオルを贈っています。メダルは真鍮製のしっかりした作りのものなんですよ。ほかに参加者全員に大会Tシャツもお配りしています」
例年、警備誘導には約5000人を動員し、今年のボランティアは約1万人が参加するという東京マラソン。沿道整備や給水・給食などどれも事務局や関係者の協力で成り立っているもの。これらウラ事情を知って、また違った角度で観戦を楽しんでみて。【東京ウォーカー】
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