日本代表の未来を占う。“三河”VS“A東京”戦はBリーグ最高峰のゲームになる!【Go!Go!シーホースvol.11】
東海ウォーカー

寒い季節が訪れるとバスケットボール界は熱くなる。年末には高校バスケ最大のイベント「ウインターカップ」、年明け早々には「天皇杯・皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」が開かれる。寒い冬こそ室内で盛り上がるバスケを楽しみたい。
今年の冬は重要な代表戦もあった。11月下旬に行われた「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選」だ。2020年に開かれる東京五輪出場のターニングポイントになりうる大会で、日本代表は惜しくもフィリピンとオーストラリアに敗戦…。一人のバスケファンとして意見させてもらうなら、これはなかなか辛かった。日本人の気質だろうか、野球も然りサッカーも然り、代表チームの強さが競技の人気に関係してくるのは否めない。近年では五郎丸ブームが巻き起こったラグビー日本代表の記憶が新しい。
思えば2006年、日本で開催された「FIBA世界バスケットボール選手権」は、日本のバスケ界を次のステージに上げる千載一遇のチャンスだった。その機会を生かせなかったと個人的には感じている。だから、この2試合はどうしても勝利、せめて1勝はしてほしかった。選手自身のために、次代の選手のために、そしてB.LEAGUE(以下Bリーグ)のためにも。
ただ、敗退が決まったわけではなく、グループリーグの試合は2018年2月から再開される。それまでに積み上げておくべきこと。それは代表に選ばれた、日本のトッププレイヤーが一番わかっているはず。まあ、単なる個人の願望になってしまうが、とにかく冬のバスケは熱いし、代表は強くあってほしいのだ。
さて、12月2日(土)・3日(日)にウィングアリーナ刈谷で行われるシーホース三河VSアルバクル東京戦。これはバスケ日本代表の未来を占う上でも、無視できないゲームになるだろう。
まず、日本代表の主軸として活躍している選手が多数登場すること。フィリピン戦とオーストラリア戦でそれぞれ20得点、17得点をあげてチーム得点王に輝いた比江島 慎(シーホース三河)をはじめ、竹内譲次(アルバルク東京)、田中大貴(アルバルク東京)、そして筑波大学在学ながらBリーグや代表戦でも活躍する馬場雄大(アルバルク東京)など、現在のバスケ界のタレントが一同に集う。ヘッドコーチはコンディションを考慮するだろうし、どれくらい出場するのか未知数だが、彼らが試合のキーマンになるのは間違いない。

続いて、双方とも歴史も実績もあるチームであること。獲得してきたタイトルは数知れず。古くから両チームを知るブースターは、ライバル関係と見る向きもある。
最後に、現在のBリーグを引っ張る2チームが激突すること。アルバルク東京は14勝3敗(11月30日現在)で東地区の1位。シーホース三河は16勝1敗(11月30日現在)で中地区の1位。シーホース三河はBリーグ新記録の16連勝中で、さらなる記録更新もかかっている。今シーズンのタイトルを占う上でも重要な上位対決なのだ。
シーホース三河VSアルバクル東京戦は、現在のBリーグにおいて最高峰のゲームとなるはず。大袈裟に言えば日本代表の未来にも関わってくる大一番。この熱い2試合は絶対に見逃さないでもらいたい!


ライター/シックスマン
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