瓦の歴史を感じる京都の古民家をローラがスタイリング監修!11月30日まで宿泊可能で予約受付中

東京ウォーカー(全国版)

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全国古民家再生協会の協力のもと、古民家などの伝統的な家屋を再生し、“空き家問題”への対策と地域創生・分散型観光に貢献する、Airbnb Japan株式会社の「Akiya Design Project」(アキヤデザインプロジェクト)。

そんな「Akiya Design Project」とモデルの水原希子さん、ローラさんがコラボレーションした古民家が、2025年10月7日より宿泊予約を開始している。

本記事では、ローラさんがスタイリング監修を務めた京都府亀岡市にある古民家の様子をレポート。11月30日(日)まで宿泊可能なので、秋の旅先の参考にしてみてはいかがだろうか。

Airbnb Japanが展開する「Akiya Design Project」とローラさんがコラボ!京都府亀岡市のリスティングに行ってみた


自然あふれる古民家がモダンな空間に大変身!

今回、ローラさんが手掛けたのは、ホストである村田麻実さんの祖父母が住んでいた家。明治から平成にかけて4世代、130年に渡って瓦業を営む仕事場として使われていた築70年の建物だ。村田さんは神奈川県出身だが、祖父母が亡くなったあと2年ほど空き家になっていたこの家を受け継ぎ、丁寧に手入れし続けているそう。

ホストの村田麻実さん


当時の姿をできるかぎり残したという温かみのある部屋の中には、ローラさんの監修を受け、日本を代表するアーティストの作品や照明、希少なアンティークアイテムに加え、この家の歴史を語る「瓦」も取り入れられている。

【写真】ローラさんこだわりのエアコンカバー

各部屋に瓦を使ったアートが飾られている


今回のスタイリング監修について、ローラさんは「昔の知恵や美意識が詰まった村田さんの古民家に敬意を込めて、インテリアを選びました。私は、先人たちの営みや文化が今の私たちを支えてくれていると常に感じています。その文化の継承のすばらしさがゲストの皆さんにも伝わるよう、細部まで表現しました。今回のスタイリングを通じ、日本の家屋が持つ美しさや、一つひとつのしつらえに込められた意味を感じながら滞在を楽しんでいただけたらと思っています」とコメント。「この体験が、日本文化へさらなる関心を持つきっかけになればうれしい」と語っている。

小1時間程度だが実際に過ごしてみると、随所に日本文化を感じられて見応えがありながらも、心落ち着く空間に。座敷でゆったりくつろげる部屋はもちろん、外国人観光客も過ごしやすいようにソファやイスが配されたリビングルーム、「宿泊を体験に」と縁側に書道コーナーが設けられた離れなど、国内外・老若男女問わず満喫できる工夫がたっぷり。キッチンも自由に使用できる。

リビングルーム。ローラさんの「自然の色合いを大切にしたい」という言葉から、このデザインに

リビングルームからは庭が見える

茶の間。神棚やタンスはもともとあったもの

離れ。寝る際は、村田さんが布団を用意してくれる

離れの縁側にある書道スペース


また、家の中だけでなくその周囲も見どころが満載。ちょっぴりリゾート気分が味わえる「ラウンジ」と呼ばれるスペースでは、夜にワインやコーヒーを飲みながらくつろぐのがおすすめだ。そのすぐ近くにはギャラリーがあり、赤松や瓦のアートが展示されている。

ラウンジ。もとはヤギ小屋だったそう

ギャラリー。村田さんの祖父母が生前、漬け物をする小屋として使っていた


庭が広く、どの部屋にいても自然を感じられるのも魅力。村田さんは「基本的に庭はナチュラルで、私が少し手入れする程度。さすがに石灯篭は重くて動かせないのですが…」と控えめに話すが、眺めるだけで心が洗われるような景色が広がっていた。

庭の一つ。村田さんがこまめに手入れしている

庭の柿を収穫する村田さん。柿の状態にもよるが、村田さんに伝えれば宿泊時にも体験できるようだ


特に注目してほしいのが、玄関のすぐ隣にある、瓦業を営んでいた際に事務所として使っていたスペース。130年続いた村田製瓦店の歴史がわかる小部屋で、まるで展覧会の一部のような空間だ。「各部屋にある瓦のアートやこのスペースを見て、瓦の概念が変わったらうれしいです」と村田さん。

瓦業を営んでいたときの事務所スペース

表彰状や昔の写真が飾られており、村田製瓦店の歴史が感じられる

瓦作品の写真


今回のローラさんのスタイリング監修について、村田さんは「リビングルームで言えば、畳の上にラグを敷いてソファを置く、という発想に驚きました。完成したお部屋もすごくおしゃれで、モダンな空間になって感動しています。ヤギ小屋があんなにすてきなラウンジになったのにもびっくりしました(笑)。今だけの特別なお部屋を、多くの方に楽しんでほしいです」と笑顔で話してくれた。

この日は村田さんが特別に、齋田石材店が製造する茶臼で挽いたお茶と、走田神社(はせだじんじゃ)にあるキッチンカー「丹波亀吾郎」の「かめやき」を用意してくれた。ともに亀岡市を盛り上げる者同士、手を取り合っているのだとか。なお、このお茶体験は予約時に村田さんに伝えれば手配してもらえるそう。「かめやき」は、村田さんに場所を聞いてドライブがてら買いに行こう。

茶臼で茶葉を挽くところを見せてもらった

挽いたばかりの茶葉で点ててもらったお茶は苦味がありながらまろやかな味わい

亀岡土産の定番となりつつある「丹波亀吾郎」の「かめやき」


地元民のぬくもりも感じられる「Akiya Design Project」。亀岡市は今年で市制70周年を迎え、この古民家と同い年でもある。まさに今こそ訪れたい場所だ。

入り口には村田さんが瓦で作った小路が!


取材・文・撮影=ウォーカープラス編集部

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