福岡城が幻想的なアート空間に変身!「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭」が開催中

九州ウォーカー

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シンガポールのホテル「マリーナベイ・サンズ」内の「アートサイエンス・ミュージアム」に常設展を構えるなど、国内外で活躍する“ウルトラテクノロジスト集団”チームラボの次なる舞台は、城の規模として九州一を誇る巨城・福岡城。「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭」と題し、城跡の中心部、約2万平米を幻想的な光のデジタルアートで彩る 。ただ見るだけでなく、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のデジタルアート空間を体験できる。

デジタルアート×夜景のコラボレーション。福岡タワー、福岡 ヤフオク!ドームまで見渡せる。


人々が存在することでアートに変化が生まれる


“自然が自然のままアートになる、街が街のままアートになる”、「Digitized Nature, Digitized City」というプロジェクトを行っているチームラボ。今回は、1601年から7年の歳月をかけて築かれた福岡城が、重厚な佇まいはそのままに、デジタルアートによってまったく新しい空間へと生まれ変わった。

【写真を見る】人々により物体、木々が連鎖する「呼応する、たちつづけるものたちと木々」


大天守台跡や石垣など城跡の至る所でデジタルアートを目にでき、中でも壮大なスケールに驚くのは表御門跡から天守台へと続く広場に設置された無数の卵型の物体!人が押し倒れかけると赤や青、黄色などさまざまな色に変化し、放射線状に近隣の物体や木々へと色が伝播していく。左奥の方から 光が押し寄せてくれば、左奥に人がいるということ。光が人の存在を知らせ、 繋がりを感じさせてくれる。

鈴のような優しい音色が響く。物体に近づいたり、触ったりすると色が変化する


美しい青の世界。伝播した光は、辺り一面を一色に包み込んでいく


天守台跡からは全景が見渡せ、夜景とのコラボレーションも見事。遠くに見える街の灯りと、デジタルアートで息を吹き返した福岡城。過去と現在が交差しているかのような、神秘的な空間に酔いしれたい。

石垣に動物たちが住む!?石城ならではのデジタルアート


城跡の中心部は総石垣造りで、別名「石城」と呼ばれる福岡城。大天守台跡の石垣は全長60m、高さ約8.5mもあるそう。

荘厳な石垣をキャンバスに描く「大天守台跡の石垣に住まう花と共に生きる動物達」


花に包まれた巨大な動物たちが石垣を歩き、闇夜の中に消えていく


その美しい石垣を眺めていると、左右から色鮮やかな花をまとう巨大な動物たちが出現!人が動物に近づくと花が散り、動物が消えていく。耳を澄ますと、 動物の寝息のような心地よい音色が。ゆったりと石垣の中を歩く動物たちを眺めていると、時間が経つのも忘れてしまいそう。

墨跡の力強さを感じる「石垣の空書 - 石城大天守台跡」


呼吸をするように明滅する光


小天守閣の石段も光り輝り、昼間とはまったく異なる表情をみせる


人の存在によって変化する参加型のデジタルアートは、大人はもちろん、好奇心旺盛な子どもたちにも大人気。「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭」の開催は2018年1月28日(日)まで。この期間にしか目にすることのできない、福岡城跡の姿を見に行こう。

【九州ウォーカー編集部/文=冨永陽子、撮影=菅祐介】

冨永陽子

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