3/1(月)〜、“インターコンチ”に未来のシェフたちの創意あふれるメニューが登場

横浜ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

 みなとみらいにある帆の形のホテル、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルに、ホテル内の料理コンテストで優勝した若手シェフたちのメニューが登場する。3/1(月)〜4/30(金)の期間限定。

 この「第8回 未来のシェフ達」コンテストは、2/23に行われ、総応募数63点の中から一次審査を勝ち抜いた10名のシェフの卵たちが、3つの部門に分かれて登場。総支配人のジョン=バティス・ピジョン氏や田村晃男総料理長を始め、ホテルに勤務するスタッフ17名に、外部審査員としてホテルニューグランド総料理長の宇佐神茂氏、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ総料理長の赤見雅宣氏、日経新聞横浜支局の榊原健記者、そしてなんとYW編集部の筆者の、計21名の審査によって行われた。

 社内コンテストらしいアットホームな雰囲気の中、出場の料理人たちは額に汗を書きながら緊張の面持ちで調理。外資系のホテルらしく、時には英語が飛び交っていたのもこのホテルらしいと感じた。

 部門は3つ。入社2年目までの料理人がエントリーできる(1)「アプランティス、コミ部門」(3名)、(2)「ベーカリー、ペストリー部門」(3名)、3年以上の料理人がエントリーする(3)「コミ、デミ、シェルドパルティエ部門」(4名)の3つ。審査員はすべての料理を食べて、各部門のトップを選び、その総計で優勝者を決める形式で行われた。

 優勝したのは(1)は中島里奈さんの「桜の塩でマリネした豚バラ肉のコンフィ春野菜のパイとかぶの葉のピューレ添え」(フランス料理レストラン「アジュール」にて/¥2000)、(2)は伊藤萌さんの「プティ キュウ ちいさい“おしり”」(ペストリーショップ「ザ パティセリー」にて/¥500)、(3)は漆谷由香さんの「鶏肉と春キャベツのミルフィーユ コンソメスープと共に…」(イタリアングリル「ラ ヴェラ」にて/1100円※1日20食限定)の3名だ。以上3メニューが3/1(月)〜食べられる。

 さらに、総料理長賞として、村上優美子さんの「春野菜のテリーヌ 宝石箱仕立て」、メディア賞として竹中祐也さんの「ちゃかろん」も選ばれた。

 シェフの卵とはいえ、味もセンスも本格的! そのレベルの高さには驚かされた。優勝したメニューはもちろん、今回選ばれなかったメニューにも光る部分が多く、メニュー化されないのがもったいないほどだ。各部門では「地元野菜を使う」「旬を取り入れる」など、細かいテーマも設定されていた。さらに、商品化も見込んで素材の原価や利益率なども自分で計算して提示。料理人の審査員達はそういった部分もチェックしていた。

 さて筆者はといえば、味は正直、甲乙つけられず…。見た目の華やかさもどれもすばらしく、旬だってさりげなく、でも確実に取り入れられていて非の打ちどころなし。あえて選ぶなら、ということであくまでも独断としての自分の好みと「意外性」や「ホテル料理ならではの繊細さ」で選ばせてもらった。

 印象に残っているのが(2)部門にエントリーしていた関口真紀さんの「春風の誘惑」。残念ながら僅差で優勝は逃したが、イチゴのケーキの上に「3km先でも見えるというモルフォ蝶」が飾られた斬新な一品。「どういった着想ですか?」とたずねると、「父が蝶のコレクターで、それで見てきれいだな、と思って。南アフリカにしかいないんですよ」と教えてくれた。味もイチゴの風味でさっぱりしていて秀逸だったが、そういったストーリーや、家族のつながりまで感じられて、とても温かい気持ちになった。ちなみにこの蝶、チョコレートで作ってあり、食べられる。

 まだ20代の若々しいシェフの卵の皆さんが緊張しながらも一生懸命作る姿には、新入社員のころを思い出させてくれたりもした。それにしてもレベルが高い! 期間限定で食べられる未来のシェフたちの新しい味。ぜひこの機会に行ってみて。【横浜ウォーカー】

この記事の画像一覧(全11枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る