新酵素採用で「NANOX one」がフルリニューアル!約50年にわたるライオンの酵素研究の歴史と、商品の特徴を紹介
東京ウォーカー(全国版)
ライオン株式会社は、衣料用洗剤「NANOX one(ナノックス ワン)」をフルリニューアル。ブランド史上初となる新酵素を採用し、黄ばみ・ニオイの一因となる「菌由来のDNA」まで徹底洗浄する「超酵素コンプリートジェル」として生まれ変わる。本品は、2025年9月から全国にて発売中だ。
発売の狙い
「NANOX one」は、「先進の洗浄力」と「最高の洗いあがり」を実現することで、衣類をよりキレイに、長く着用できる習慣の創造に取り組んでいる。
ライオンの調査では、洗濯後の汚れやニオイ落ちに関する不満点として、「エリソデの汚れ」「黄ばみ汚れ」「生乾き臭」が上位3位を占めており(※1)、これらは一般的な洗剤では落とすことが難しく、不満解消があきらめられている悩みであることがわかっている。
そのような汚れやニオイの原因を研究した結果、ライオンの従来洗剤では落としきれていなかった「菌由来のDNA」の関与が一因となり、汚れ・ニオイが衣類に残ってしまうことが明らかに。そこで、ライオンが長年にわたって取り組んできた酵素研究の成果を活かし、「菌由来のDNA」まで分解・洗浄することが可能な酵素を採用、頑固な黄ばみ・ニオイまで徹底洗浄する衣料用洗剤として、「NANOX one」を改良、新発売した。
商品特徴
(1)「NANOX」史上初となる新酵素を採用した「超酵素コンプリートジェル」で、菌の根幹まで遺伝子レベル洗浄(※2)。黄ばみ・ニオイゼロへ
ライオンの従来洗剤での洗濯では、菌由来のDNAと汚れが共存して衣類に残留するため、洗濯しても落ちにくい頑固な黄ばみやイヤなニオイの原因のひとつになっていた。一方、新酵素を採用した新しい「NANOX one」は、ライオンの従来洗剤では難しかった、菌由来のDNAの分解洗浄を可能にし、黄ばみ・ニオイを徹底的に除去できるようになった。
(2)黄ばみ・黒ずみ・くすみが発生しにくく、色あせも防ぐ、衣類長持ち処方
「NANOX one」は、高い洗浄・消臭力と衣類本来の色を保つことを両立した唯一(※3)の衣料用洗剤。洗浄力・消臭力を追求しながら色変化を防ぐため、「衣類のロングライフ化」に貢献する。
(3)徹底抗菌※4、ウイルス除去(※5)、洗濯槽のニオイを抑制
衣類を清潔で気持ちよく洗いあげる。
(4)泡切れがよく、すすぎ1回の洗濯にも対応
ライオンは地球環境に配慮し、「すすぎ1回の洗濯」を推奨。節水・節電・CO2削減に貢献している。すすぎ1回で洗濯することで衣類のダメージが軽減され、色変化防止効果がさらに高まる。
(5)本体容器に100%リサイクルPETを採用
本体ボトルは、回収されたペットボトルなどからリサイクルされた、100%リサイクルPETを採用している。
※1:n=3400、Web調査(2024年9月実施)、ライオン調べ
※2:汚れ・ニオイの形成に関与する菌由来DNAの洗浄
※3:ライオン衣料用洗剤内
※4:すべての菌の増殖を抑えるわけではない
※5:すべてのウイルスを取り除くわけではない。エンベロープタイプのウイルス1種で効果を検証
洗剤の歴史を変えた“酵素”、ライオンの“酵素”研究~50年のヒストリー
今回のリニューアルの鍵となったのが、「NANOX one」史上初となる“新酵素”の採用だ。「酵素」は、洗剤のCMや成分表示でもよく目にする言葉だが、その背景には、洗濯の常識を塗り替えてきた長い歴史と研究の積み重ねがある。
そもそも酵素とはいったいどういうものなのか。ここでは、酵素についての基本的な説明から、その中でライオン株式会社が約半世紀にもわたり取り組んできた酵素研究の歩みと、最新の衣料用洗剤「NANOX one」へとつながる研究の流れを紹介する。
“酵素”配合洗剤誕生の背景
洗剤の進化において、酵素の存在は欠かせない。日々の暮らしの中で誰もが直面する、落ちにくい汚れへのアプローチに革新をもたらしたのが酵素だ。
洗剤成分としての酵素は、繊維の奥に入り込んだ汚れを効率的に分解し、従来では難しかった洗浄効果を可能にした。46年前の1979年、ライオンが発売した酵素パワーの「トップ」で本格的に酵素が採用され、その効果は当時の洗濯事情を大きく変革。この功績が認められ、酵素パワーの「トップ」は、2016年の国立科学博物館が認定する「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」にも登録されている。
そもそも“酵素”って何?
酵素とは、生物の体内で作られる身近なたんぱく質の一種。洗剤に配合される酵素にはさまざまな種類があるが、なかでもたんぱく質汚れを分解するプロテアーゼがよく使われている。
<洗剤中の酵素成分の例>
・プロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)
・リパーゼ(脂質分解酵素)
・アミラーゼ(でんぷん分解酵素)
・セルラーゼ(セルロース分解酵素)
酵素は、繊維の奥まで入り込んだしつこい皮脂汚れやたんぱく質汚れ(食べ物汚れや血液汚れ)など、界面活性剤だけでは落としにくい汚れを分解して落としやすくする。具体的には、汚れの中の特定の分子構造を分解し、水に分散しにくかった汚れを水に分散しやすい物質に変換している。
プロテアーゼが作用して、たんぱく質汚れを落とすメカニズム
プロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)は、たんぱく質の中の特定の分子構造を分解(化学的には、ペプチド結合と呼ばれる構造を加水分解)し、水に溶けにくいたんぱく質を、水に溶けやすい小さな物質に変換する。
衣料用洗剤市場を席巻した「酵素パワーのトップ」「ハイトップ」
ライオンは、長年にわたり酵素研究と応用に取り組み、環境配慮と同時に洗浄力を向上させてきた。1979年の酵素パワーの「トップ」や1988年の「ハイトップ」など、酵素の力を活かした製品を発売。衣料用洗剤市場をリードし、大きなブームを巻き起こした。そして現在でも、洗剤において酵素は欠くことができない洗浄助剤として定着している。
ライオンの酵素研究の歴史~「トップ」から最新「NANOX one」まで〜
●1979年:酵素パワーの「トップ」発売
たんぱく質汚れを分解する成分として初めて酵素を配合し、飛躍的に洗浄力を向上させた。
●1988年:ライオン初の超コンパクト洗剤「ハイトップ」発売
従来のたんぱく分解酵素に加えて脂質分解酵素(ハイテク酵素)を配合。
●2005年:酵素パワーの「トップ」発売
がんこな食べこぼし汚れも分解する新酵素「ステインザイム」を新たに加え、3つの酵素を配合。
●2006年:3つの酵素パワーの「トップ」発売
洗浄成分の約4分の3にバームやしから作られる洗浄成分「MES」などを配合。
●2010年:「トップ NANOX」発売
ライオンが世界で初めて工業化に成功した植物由来の高洗浄力成分MEE(界面活性剤・メチルエステルエトキシレート)を高濃度配合した超コンパクト衣料用液体洗剤を開発。
●2012年:「トップ HYGIA」発売
プラスイオン抗菌と菌の栄養となるたんぱく汚れをしっかり落とす確かな洗浄力で、洗うたび高まる抗菌力を実現。さらに2014年にはせんたく槽のバイオフィルム汚れも直接分解・除去する多糖分解酵素を新配合した。
●2023年:「NANOX one」発売
皮脂洗浄力に優れる新たな「高機能界面活性剤」と、「高性能な酵素」の組み合わせによる最適処方を見出し、皮脂や食べこぼし、たんぱく由来の汚れなど、頑固な汚れにも高い洗浄力を実現。
●2025年:「NANOX one」フルリニューアル新発売
NANOX史上初の新酵素配合で菌の根幹まで遺伝子レベル洗浄(※6)。頑固汚れや、イヤなニオイの原因である汚れと共存している「菌由来のDNA」まで分解洗浄することが可能になった。
※6:汚れ・ニオイの形成に関与する菌由来DNAの洗浄
「NANOX one」は新たなステージへ。超酵素コンプリートジェル誕生
長年にわたる酵素研究が結実し、衣料用洗剤「NANOX one」は、ブランド史上初となる新酵素を配合し、黄ばみ・ニオイの一因となる「菌由来のDNA」まで徹底洗浄する「超酵素コンプリートジェル」として生まれ変わった。
従来の洗剤(※7)では、落としきれていなかった菌由来のDNAと汚れが繊維に残留し、頑固な黄ばみやニオイの原因となっていた。新しい「NANOX one」は、この菌由来DNAを分解・洗浄できる酵素を採用することで、これまで落としきれなかった汚れやニオイまで徹底的に除去。ライオンの長年の酵素研究の成果が、洗浄・消臭力の大幅な向上を実現している。
※7:ライオン従来洗剤
ライオンの酵素の研究にかける思いと覚悟
ライオン株式会社の商品開発担当者に、酵素研究にかける思いと覚悟を聞いた。
洗剤の進化に欠かせない“酵素”と、ライオンの“酵素研究”の意義とは?
洗剤の主成分である界面活性剤だけでは落としきれず蓄積してしまう汚れに対して、界面活性剤とは異なるアプローチで洗浄力を高めることができるのが酵素です。酵素を活用していくうえで重要なポイントのひとつが、液体洗剤中での安定化技術です。
ただ洗剤に酵素を入れるだけでは、洗剤中で酵素が失活してしまい、洗濯時に十分な効果を発揮できないことがあります。そのため、液体洗剤の中で酵素を安定化させ、お客様が使う瞬間までその効果を保つ技術が不可欠です。私たちは、酵素の力を最大限に引き出すための安定化研究に長年取り組んできました。
研究での難しさ、苦労した点
黄ばみや部屋干し臭は、洗濯におけるお客様の長年の悩みであり、私たちも繰り返し挑んできた課題です。研究室で高い洗浄効果を確認できても、お客様の悩みを解消しきれないという壁に直面しました。これまで皮脂や菌そのものに注目してきましたが、今回は全く新しい視点からアプローチしました。頑固な汚れには菌由来のDNAが関わっていることに着目し、この菌由来DNAを新酵素の力で落とすことで、さらにもう一段階洗浄力を高めることに成功しました。
今後の洗剤の“酵素研究”の未来
お客様の洗濯に関する悩みは、まだ多く残されています。私たちはそれらの課題に対し、新規酵素の活用、既存酵素の機能最大化を通して新たな洗浄メカニズムを構築し、「衣類を長く大切に着る」という習慣を創出してまいります。また、環境負荷の低減がより一層求められる現代において、バイオ由来の洗浄成分である酵素の可能性はますます重要になります。酵素研究を通じて、サステナブルな未来の実現に貢献してまいります。
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