「結婚」を「12月26日のクリスマスケーキ」と一緒にしないで!職場で遭遇した謎の「売れ残り理論」にげんなり【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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12月26日のクリスマスケーキは、引き合いがなくなって見切り品で売られたりするもの。そこから生まれた時代錯誤な「クリスマスケーキ理論」を語る職場の上司や先輩にうんざり……。

結婚適齢期をケーキにたとえる!?職場で遭遇した無根拠極まりないセクハラ発言


自身のリアル体験談を漫画にして発信している 尾持トモ さん。初めて出版した書籍 「人生崩壊~会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました」 に描かれたエピソードの1つが、婚期をクリスマスケーキにたとえられた一幕だ。作者の尾持さんに話を聞いた。

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「すぐ売れ残りになっちゃうよ!」謎理論で押し付けられる無神経な価値観

尾持さんは、パワハラやセクハラの被害者をはじめ、苦しい経験のある人に寄り添えるような漫画を描きたいという思いで本作を制作したと話す。

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作中で語られるクリスマスケーキ理論とは、「12月24日はケーキが売れる」「25日は需要が減る」「26日にはもう売れない」と、結婚適齢期を年齢になぞらえたもの。主人公の「トモ」は22歳で、職場の先輩から「あと2年しか期間が残されていないの!」「すぐ売れ残りになっちゃうよ!」と、その理論をもとに彼氏を作るようせっつかれるというのが今回のエピソードだ。

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この理論を尾持さんは職場の上司から告げられ初めて知ったそうで、「結婚は何歳でもできますし、今は結婚しなくても幸せ、という時代なのに……。とても時代錯誤だなと思いました」と思いを語る。

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本作は新人社会人の主人公がこうした職場でのセクハラ・パワハラを受け、追い詰められていく姿を描いている。

尾持さんは、作中の登場人物のモデルや体験について「事務課長がボス的存在で、あとの2人が子分的存在です(笑)。イラストでも表現していますが、2人は髪色、メイク、ネイルまで課長に合わせていました。また好きな物や趣味まで課長に合わせて…。課長が気に入らない人は2人も気に入らないし、一緒にいじめる。新たにこの部署に入る子は誰でもやりづらいだろうな……という感じでした」と、作品の舞台裏を教えてくれた。

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