RPGあるあるに共感→世界平和よりも「レアアイテム」!勇者を信じた村人たちを絶望させた、僕らの青春の罪【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
年末の人気漫画振り返り!2025年によく読まれた漫画をピックアップ。今回は、RPG好きなら誰もが一度は経験したであろう「あの泥仕合」を、村人の視点から皮肉たっぷりに描いた4コマ漫画を紹介する。
魔物と戦う勇者パーティー。けれど強大なモンスターだけでなく、もうひとつの“戦い”が繰り広げられていた?漫画経験ゼロから
「よりぬきRPG4コマ集 4コマ1000本ノック」
と題し、X上で毎日オリジナルの4コマ漫画を投稿し人気を博すクリエイター、津夏なつなさん(
@tunatu727
)。その作品の一つ「RPGあるある 盗賊の性」は、手負いの魔物にとどめを“刺せない”勇者一行を描いた4コマだ。
「この状況最悪だろうな」レアアイテムに執着するプレイヤーの裏側
「もってくれ…ッ!!村…ッ!!」と、傷ついた魔物に蹂躙(じゅうりん)される村を歯噛みしながら見つめる勇者。村人がとどめを刺すよう求める中、勇者が待っていたのは、パーティーメンバーの盗賊がモンスターからアイテムを盗むチャンスだった――。戦闘中のモンスターからレアアイテムを盗むチャンスを逃すまいと粘る、まさにRPGプレイヤーの「あるある」を物語に反映させた作品だ。
本作の着想について、津夏なつなさんに尋ねた。
津夏なつな「どんなに緊迫した状況の戦闘シーンでも、モンスターがレアアイテムを持っているならば盗まずにはいられない!多くの人がRPGをプレイする中で経験したであろう状況をネタにしてみました」
そして、「『ぬすみ』が成功するまでモンスターを倒してしまわないよう、ひたすら防御して耐えたり、たまに回復したりという泥仕合のような光景を、一刻も早く退治してほしいと願う村の人たちは一体どんな気持ちで見てるんだろうと、実際にゲームでこういう戦闘をしているときにふと思いました。この状況最悪だろうなと(笑)」と、プレイヤーの行動がゲーム世界で生む“裏側の最悪な状況”が着想源であったことを明かした。
取材協力:津夏なつな(@tunatu727)
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