「サッカー日本代表2026」南野拓実、久保建英、中村敬斗がW杯への想いを語る「もっと先へ、最高の景色を見るために必要なものとは?」
東京ウォーカー(全国版)
公益財団法人日本サッカー協会(JFA)とアディダスジャパンは、2025年11月10日にJFA・アディダス「サッカー日本代表2026」キャンペーン共同発表会を開催。アディダスジャパンより、新ユニフォームの開発背景およびコンセプトが発表されたほか、イベント後半にはゲストとして、SAMURAI BLUE(サッカー日本代表)の南野拓実選手、久保建英選手、中村敬斗選手が登壇。新ユニフォームを初めて見たときの感想や、ワールドカップへの想いを語るトークセッションが行われ、会場を沸かせた。
「サッカー日本代表2026 ユニフォーム」の特徴を解説
まずは冒頭、JFA会長・宮本恒靖さんとアディダスジャパン代表取締役・萩尾孝平さんによる主催者挨拶が行われ、これに続いてステージにはアディダスジャパンの金子勝太さんが登壇。新ユニフォームのビジュアルが解禁され、そのプレゼンテーションが行われた。
金子さんによると「サッカー日本代表2026 ホーム ユニフォーム」のコンセプトは“HORIZON(水平線)”だという。ユニフォームの中央には、水平線をモチーフとした複数のグラフィックが施されており、それらはSAMURAI BLUEのDNAを表現した“日本を囲む空と海”から成る水平線をダイレクトに想起させる、なんともモダンなデザインになっている。また、背面には日本の国旗が施されており、こちらは「日本を背負いピッチに立つSAMURAI BLUEの誇りと覚悟」を象徴しています……とのこと。
一方の「ゴールキーパー ユニフォーム」には、“阿修羅”からインスピレーションを得たグラフィックを採用。強力な守護者としての阿修羅と、ピッチの最後方からチームを支え、ゴールマウスを守るゴールキーパーの姿を重ね合わせた、大胆かつ力強いデザインになっている。
これらのユニフォームはデザイン面だけでなく、素材や製造技術においてもアディダスの「すべてはアスリートのために」というモットーが反映されており、従来のユニフォーム以上にアスリートが優れたパフォーマンスを発揮できるよう作られているという。金子さんは特徴的なポイントとして、以下の4点を挙げる。
■優れたパフォーマンスを発揮するテクノロジー
3Dボディマッピング技術で作られた高通気性能エンジニアードメッシュにより、効率よく汗を吸収。それを表面へ移動させることで、プレー中も高い通気性を実現。これにより快適な着用感が持続される。また、新たに採用したクライマクール+(プラス)素材が汗をすばやく吸収し、水蒸気を外へ逃がすことで、透湿性に優れた構造も兼ね備えている。
■新仕様のJFAエンブレムとアディダスロゴ
ユニフォームに使用するJFAエンブレムには、新しくシリコン素材を採用。立体感のあるエンブレムで、高級感と誇りを感じさせるデザインに仕上がっている。また、JFAエンブレムと上下に並ぶアディダスロゴには、レンチキュラー技法を採用。ロゴの中にスリーストライプスとアディダスロゴが現れる仕様になっている。
■新仕様のスリーストライプス
袖のスリーストライプスを従来の幅から72ミリに変更。より太くすることで視認性が高まり、小さな画面での観戦や、ピッチから遠い観客席からでもアディダスらしさを感じられるデザインになっている。また、従来のような熱転写ではなく直接生地に編み込むことで、通気孔のあるストライプスを実現。肩口でさえも通気性を備え、より高いエアフローを促す造りになっている。
■オーセンティックバッジ
前モデルから引き続き、選手着用モデルには、その証として裾部分にオーセンティックバッジを配置。今作ではブラックとホワイトの組み合わせを採用しており、よりクリーンでユニフォームを引き立たせるデザインに仕上がっている。
南野、久保、中村の3選手がフリップトークを展開
新ユニフォームのプレゼンテーションに続き、ステージにはいち早くユニフォームを着た南野拓実選手、久保建英選手、中村敬斗選手が登壇。そのままの流れでトークセッションが始まる。まずはMCより、新ユニフォームのデザインについての感想を聞かれた選手陣は、以下のように答えた。
【南野拓実】「毎回、新しいユニフォームが発表されるときは、選手陣もすごくワクワクして楽しみなんですけど、こちらの新ユニフォームは僕たちの想像をはるかに超えるカッコいいデザインなので、すごく気に入っています」
【久保建英】「事前に“水平線がコンセプト”だと聞いていたので、発表されるまでの期間、選手間ではデザインの予想で盛り上がっていました。実は僕も、水平線をイメージしてユニフォームのデザイン案を考えてみたんですけど、あらためて見返してみて、こちらのデザインになって本当によかったと思いました」
【中村敬斗】僕もコンセプトを聞いて、個人的にデザイン案を考えていたんですけど、実物を見てみると、イメージしていたデザインとけっこう似ている箇所があってうれしかったですね。特にアーチがかった部分のデザインがカッコよくて、気に入っています」
続けて壇上では、ユニフォームを着た状態で写真撮影を行ったり、渋谷に巨大なモニュメントを設置したりと、さまざまなプロモーションについてのトークが展開。選手たちのテンションも徐々に上がっていく。そうして会場全体が盛り上がるなか、3選手にはフリップが手渡され、一問一答形式で質問に答えるコーナーがスタート。
MCより「もっと先へ、そして最高の景色を見るために、今の自分に必要だと思うことは何ですか?」との質問が投げかけられると、まずは南野選手が「自分の限界を超える!」ことだと答える。
【南野拓実】ベスト16の壁を越えて、その先に行く。まだ見たことのない最高の景色を見に行くには、僕自身、これまでのサッカー人生で最高の状態で挑まないと辿り着けないと思っていて。そのためにはやはり、常日頃から“自分の限界を超えてやる”という気持ちを持って練習や試合に臨む姿勢が大事なので、この言葉を選びました」
続いて質問を投げかけられた久保選手は、「実力」と回答。これは何をするにしても、自身に実力が備わっていなければ、さらに先を目指すことはできない……という思いを体現したひと言だという。
【久保建英】「ワールドカップを勝ち進むには、運とか勢いも大事かな……とは思うんですけど、やっぱり最後に頼れるのは自分の力といいますか。さらに上を目指すなら、それに伴う実力を身に着けることが何よりも大事だと思うんです。ワールドカップまでまだ半年以上あるので、皆で切磋琢磨して、お互いの実力を極限まで高めて。南野選手が言うように、一人ひとりが自分の限界を超えていけたらいいなと思っています」
そうして最後に、同様の質問をされた中村選手は「常に自己ベスト」と答える。
【中村敬斗】「僕自身、“最高の景色を見に行く”ことを目標に励んでいるので、日々の練習であったり、一つひとつの試合に対して、常にベストを尽くして取り組むことが大事だなと思います」
JFAのYouTubeチャンネル「JFATV」では、現在、選手たちが初めて新ユニフォームを見たときの反応をまとめた動画「サッカー日本代表 新ユニフォーム FIRST IMPRESSION ノゾキミ」を公開している。ワールドカップ開幕までまだ半年以上あるが、「サッカー日本代表」の動向が気になる人は同チャンネルを定期的にチェックして、選手たちを応援しよう。
取材・文=ソムタム田井
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