頭皮以外は完璧なカリスマ霊能者!?「毛根なんかで人生決まらねぇ」「ヅラが世界を救う」名セリフに感動と笑い【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
今をときめくカリスマ霊能者がいた。名前はテリー芦田。イケメンで抱かれたい霊能者ナンバーワン、写真集の売り上げも上々、除霊ドキュメンタリー番組も組まれ、時代は彼を求めていた。しかし彼には大きな秘密があった。誰にも言えない、誰にも知られたくない、そんな秘密が…!完璧な彼が隠したがる秘密、それは…?
本作『てるてる坊主』は、頭皮以外は完璧なカリスマ霊能者テリー芦田の除霊物語である。作者はMAX(@circle_max)さんで、一時は賞を受賞し担当編集がつくところまでいったものの漫画の執筆活動を中断、2023年に15年ぶりとなるオリジナルストーリーの漫画を描きはじめたのが本作にあたる。MAXさんに復帰作『てるてる坊主』について話を聞いてみた。
――本作は登場人物のキャラが立っていますね。キャラクターを作る際にこだわった点について教えてください。
理想的な要素ばかりで固めるとキャラとしてはつまらないので、とにかく弱点から考えました。その最たるものが「頭髪に対するコンプレックス」です。私はコンプレックスのない人間は厚みがなく共感できないと思っているので、まずここを設定しました。
――ギャップがあって、とても魅力的なキャラだと思います!
逆に「頭髪に対するコンプレックス」以外はパーフェクトに設定して、いかにギャップを出せるかを考えてみました。わがままで不遜な性格だけど坊主。モデル級のルックスだけどウィッグ。これらのギャップにこだわりました。
――主人公・カリスマ霊能者テリー芦田は住職ですが、動画配信者でもあるんですよね。
動画配信者という設定は時代を鑑みたのと、昨今オカルトや霊能系のチャンネルが増えてきているので取り入れてみました。
――本作に込めた想いをお聞かせください。
とにかく誰も見たことがないキャラを作りたかったんです。特にルックスに関してはどの作品も美男美女ばかりで個性がないと感じてました。そうじゃなきゃ売れないんでしょうけど、個人でやってる自分は自由にやってやろうと!自分も年を重ね、もはや薄毛は他人事ではありません。じゃあ同じ悩みを漫画のキャラに持たせようと思いまして。
――身体的なコンプレックスを作品で扱うのは難しいですよね。
共感しやすいテーマではありますが、一方で必ず不快に思う方がいます。それは避けられません。大事なのはコンプレックスを揶揄するだけの話ではなく、普遍的なテーマを仕込めるかどうかだと思います。
価値観は時代と共に変化しますから、許される表現とそうでないものを考える必要があります。しかしそれが行き過ぎてもエンターテインメントはつまらなくなると思っています。
私個人としては自分の理想と共感を植え付けたテリー芦田というキャラは好きですね。
――作者ならではのお気に入りポイントや、「ここを見てほしい」というこだわって描いたページなどがありましたら教えてください。
後編に出てくる「ヅラのヒーローが世界を救う、そんな話があってもいい」「そんな話は売れん」というセリフですね。メタ的なセリフですが、この作品のすべてが集約されてます。「そんな漫画があってもいいでしょ?」からの「売れん」…いや、売れてくれ!
ただの除霊ものではなく、笑いあり、人情ありの本作。MAXさんは「1990年~2000年代の漫画の熱と雰囲気が好きなので、その当時少年だった年代の人にぜひ読んでほしいです」と語る。「こんな変な漫画を追っかけてくれてるファンがいるのかわかりませんが、これからどんどん大きなスケールの話になるのでご期待ください」と読者へメッセージをもらった。更新が遅くて申し訳ない、というMAXさんだが、SNSで最新話の告知をしているので、フォローして続きを楽しみに待ってみよう!
取材協力:MAX(@circle_max)
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